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希望
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きばう
ふりがな文庫
“
希望
(
きばう
)” の例文
所
(
ところ
)
が
杉原
(
すぎはら
)
の
方
(
はう
)
では、
妙
(
めう
)
な
引掛
(
ひつかゝ
)
りから、
宗助
(
そうすけ
)
の
此所
(
こゝ
)
に
燻
(
くす
)
ぶつてゐる
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
き
出
(
だ
)
して、
強
(
し
)
いて
面會
(
めんくわい
)
を
希望
(
きばう
)
するので、
宗助
(
そうすけ
)
も
已
(
やむ
)
を
得
(
え
)
ず
我
(
が
)
を
折
(
を
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そして、
先生
(
せんせい
)
も
亦
(
ま
)
た、
一心不亂
(
いつしんふらん
)
に
此精神
(
このせいしん
)
を
以
(
もつ
)
て
兒童
(
じどう
)
を
導
(
みちび
)
き、
何時
(
いつ
)
も
樂
(
たのし
)
げに
見
(
み
)
え、
何時
(
いつ
)
も
其顏
(
そのかほ
)
は
希望
(
きばう
)
に
輝
(
かゞ
)
やいて
居
(
ゐ
)
ました。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
故
(
ゆゑ
)
に
余
(
よ
)
は
此
(
この
)
攝養法
(
せつやうはふ
)
の
廣
(
ひろ
)
く
行
(
おこな
)
はれ、
戰後
(
せんご
)
てふ
大任
(
たいにん
)
を
負
(
お
)
へる
我
(
わが
)
國民
(
こくみん
)
の
體力
(
たいりよく
)
を
一層
(
いつそう
)
強固
(
きやうこ
)
ならしめ、
各自
(
かくじ
)
の
職責
(
しよくせき
)
を
遺憾
(
ゐかん
)
なく
遂行
(
すゐかう
)
せられんことを
深
(
ふか
)
く
希望
(
きばう
)
する
處
(
ところ
)
なり。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
青木さん
夫婦
(
ふうふ
)
はこの
頃
(
ごろ
)
にない
張
(
は
)
りのある、明るい
氕持
(
きもち
)
で、
希望
(
きばう
)
と
信頼
(
しんらい
)
の
笑顏
(
えがほ
)
を
互
(
たがひ
)
にぢつと
見交
(
みかは
)
し合つた。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
卯平
(
うへい
)
は
再
(
ふたゝ
)
び
煙管
(
きせる
)
を
口
(
くち
)
にして
沈默
(
ちんもく
)
した。
南
(
みなみ
)
の
亭主
(
ていしゆ
)
は
勘次
(
かんじ
)
を
卯平
(
うへい
)
の
狹
(
せま
)
い
戸口
(
とぐち
)
に
導
(
みちび
)
いた。
勘次
(
かんじ
)
は
平常
(
いつも
)
ならば
自分
(
じぶん
)
の
心
(
こゝろ
)
から
決
(
けつ
)
して
形式的
(
けいしきてき
)
な
和睦
(
わぼく
)
を
希望
(
きばう
)
しなかつた
筈
(
はず
)
である。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
子
(
こ
)
ども
達
(
たち
)
をおもふと、わたしは
幸福
(
かうふく
)
を
感
(
かん
)
じます。わたしは
希望
(
きばう
)
を
感
(
かん
)
じます。
子
(
こ
)
ども
達
(
たち
)
をとほしてのみ、
眞
(
まこと
)
の
人間
(
にんげん
)
の
生活
(
せいくわつ
)
は、その
意味
(
いみ
)
が
解
(
わか
)
るやうに、わたしには
想
(
おも
)
はれます。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
國曾議員
(
こくくわいぎゐん
)
の
椅子
(
いす
)
にならべて
生涯
(
しやうがい
)
の
希望
(
きばう
)
の
一
(
ひと
)
つに
數
(
かぞ
)
へいるゝ
學生
(
がくせい
)
もありけり
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
正月
(
しやうぐわつ
)
を
眼
(
め
)
の
前
(
まへ
)
へ
控
(
ひか
)
えた
彼
(
かれ
)
は、
實際
(
じつさい
)
是
(
これ
)
といふ
新
(
あた
)
らしい
希望
(
きばう
)
もないのに、
徒
(
いたづ
)
らに
周圍
(
しうゐ
)
から
誘
(
さそ
)
はれて、
何
(
なん
)
だかざわ/\した
心持
(
こゝろもち
)
を
抱
(
いだ
)
いてゐたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
來年
(
らいねん
)
はこれよりも
美
(
うつ
)
くしい
初日
(
はつひ
)
の
出
(
で
)
を
拜
(
をが
)
みたいものだ。』と
言
(
い
)
つた
言葉
(
ことば
)
、
其言葉
(
そのことば
)
を
堅
(
かた
)
く
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
て、
其精神
(
そのせいしん
)
を
能
(
よ
)
く
味
(
あぢ
)
はうて、
年
(
とし
)
と
共
(
とも
)
に
希望
(
きばう
)
を
新
(
あら
)
たにし
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
夫
(
それ
)
で
彼
(
かれ
)
は
家
(
うち
)
に
歸
(
かへ
)
つたならば
汁
(
しる
)
はどうでも、
飯臺
(
はんだい
)
の
中
(
なか
)
はまだ十
分
(
ぶん
)
に
暖氣
(
だんき
)
を
保
(
たも
)
つて
居
(
ゐ
)
るだらうといふ
希望
(
きばう
)
を
懷
(
いだ
)
いて、
戸
(
と
)
の
開
(
あ
)
かないことにまでは
思
(
おも
)
ひ
至
(
いた
)
らなかつた。
重箱
(
ぢゆうばこ
)
はもう
冷
(
ひ
)
えて
畢
(
しま
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
なるほど
能
(
よ
)
く
解
(
わか
)
りました、
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
は
力
(
ちから
)
です、
美
(
び
)
です、そして
實
(
じつ
)
に
又
(
また
)
希望
(
きばう
)
です、
僕
(
ぼく
)
は
貴殿
(
あなた
)
が
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
の
出身
(
しゆつしん
)
であることを
感謝
(
かんしや
)
し、
誇
(
ほこ
)
らるゝことを、
當然
(
たうぜん
)
と
思
(
おも
)
ひます。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
何々
(
なに/\
)
氏
(
し
)
が
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
物
(
もの
)
を
希望
(
きばう
)
だから、
見
(
み
)
せませうとか
號
(
がう
)
して、
品物
(
しなもの
)
を
持
(
も
)
つて
行
(
い
)
つたぎり、
返
(
かへ
)
して
來
(
こ
)
ない。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
かん/\と
凍
(
こほ
)
つて
鳴
(
な
)
る
鉦
(
かね
)
の
音
(
ね
)
が
沈
(
しづ
)
んだ
村落
(
むら
)
の
空氣
(
くうき
)
に
響
(
ひゞ
)
き
渡
(
わた
)
つた。
希望
(
きばう
)
と
娯樂
(
ごらく
)
とに
唆
(
そゝの
)
かされて
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
た
老人等
(
としよりら
)
は
悉皆
(
みんな
)
、
其
(
そ
)
の
左
(
ひだり
)
の
手
(
て
)
に
提
(
さ
)
げて
撞木
(
しゆもく
)
で
叩
(
たゝ
)
いて
居
(
ゐ
)
る
鉦
(
かね
)
の
響
(
ひびき
)
を
後
(
おく
)
れるな
急
(
いそ
)
げ/\と
耳
(
みゝ
)
に
聞
(
き
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“希望”の解説
希望(きぼう、ホープ en: hope)とは、好ましい事物の実現を望むこと。または、その望み。「冀望(きぼう)」とも書く。
(出典:Wikipedia)
希
常用漢字
小4
部首:⼱
7画
望
常用漢字
小4
部首:⽉
11画
“希望”で始まる語句
希望者
希望通