もうそれからと申すものは所の衆のなさけにすがり、人のあしこしを揉むすべをおぼえて、かつ/\世過ぎをいたしておりました。
……けれど、まず、自分の生命をすら、ほんとに、愛することを知らない者が、どうして、他の衆の生命を、愛することができましょう。
ようし、じゃあこれからわしが村の衆へ知らせよう。待てよ、早くしらせるには、これから山をくだるよりももっといい方法があったっけ。
“衆(僧)”の解説
僧(そう、sa: संघ Saṃgha)は、サンガを音写した「僧伽」の略で仏教の戒律を守る男性の出家修行者である「比丘(びく)」と女性の出家修行者である「比丘尼(びくに)」の集団のこと。仏教の三宝の一つ。在家信者を含めた教団を僧(サンガ)とは呼ばず、出家者が四人以上集まったとき僧となる。男性の出家修行者の集団を比丘僧といい、女性の場合は比丘尼僧という。衆あるいは和合衆と訳される。
(出典:Wikipedia)
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