“本石町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんごくちょう54.5%
ほんこくちょう45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逃げた奴はみんな無宿者むしゅくもので、京都無宿の藤吉、二本松無宿の惣吉、丹後村無宿の兼吉、川下村無宿の松之助、本石町ほんごくちょう無宿の金蔵、矢場村無宿の勝五郎の六人で、そのなかで藤吉、兼吉
半七捕物帳:64 廻り灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
今日の東京の地図から云えば、日本橋区本石町ほんごくちょうを西の方へ向かって歩いていた。室町を経て日本橋へ出、京橋を通って銀座へ出、尾張町の辻を真直ぐに進み、芝口の辻までやって来た。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この治郎公の息子か何かが、この間まで本石町ほんこくちょうの人形屋光月の傍に鮨屋を出していましたっけ。市区改正後はどうなりましたか。
江戸か東京か (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
そのうちに本石町ほんこくちょうの九つ(午後十二時)の鐘の音が沈んできこえた。五位鷺がまた鳴いて通った。
真鬼偽鬼 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)