“明石町”の読み方と例文
読み方割合
あかしちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その夜も、彼はただ一人で、冷い秋雨あきさめにそぼ濡れながら、明石町あかしちょう河岸かしから新富町しんとみちょう濠端ほりばたへ向けてブラブラ歩いていた。
人造人間事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
京橋区内では○木挽町こびきちょう一、二丁目へん浅利河岸あさりがし(震災前埋立)○新富町しんとみちょう旧新富座裏を流れて築地川に入る溝渠○明石町あかしちょう旧居留地の中央を流れた溝渠。
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
築地明石町あかしちょうに山の井光起みつおきといって、府下第一流の国手がある、年紀としはまだわかいけれども、医科大学の業をえると、ぐ一年志願兵に出て軍隊附になった、その経験のある上に
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)