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たけ
ふりがな文庫
“
武
(
たけ
)” の例文
秀吉
(
ひできち
)
はこれに
対
(
たい
)
して、なんともいわず、
見
(
み
)
れば
見
(
み
)
るほど
宇宙
(
うちゅう
)
が
広
(
ひろ
)
いので、ただため
息
(
いき
)
をもらしながら、
双眼鏡
(
そうがんきょう
)
を
武
(
たけ
)
ちゃんにかえして
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「何をしとっか。つッ。赤坂へ行くといつもああじゃっで……
武
(
たけ
)
も武、
浪
(
なみ
)
も浪、
実家
(
さと
)
も
実家
(
さと
)
じゃ。今時の者はこれじゃっでならん」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
仁兵衛
(
にへえ
)
というのが三十四、五、
武
(
たけ
)
というのが三十がらみで、参平、吉造、富三郎という三人は栄二とほぼ同年ぐらいにみえた。
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
或夏の近づいた月夜、
武
(
たけ
)
さんは荷物を
背負
(
せお
)
つたまま、ぶらぶら
行商
(
ぎやうしやう
)
から帰つて来た。すると家の近くへ来た時、何か
柔
(
やはら
)
かいものを踏みつぶした。
素描三題
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
されど世にあらせ給ふほどは
孝信
(
かうしん
)
をまもりて、
六〇
勤
(
ゆめ
)
色
(
いろ
)
にも出さざりしを、
崩
(
かく
)
れさせ給ひてはいつまでありなんと、
武
(
たけ
)
きこころざしを
発
(
おこ
)
せしなり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
それは天神は
菅原道真
(
すがわらのみちざね
)
であり、島内村の氏神
武
(
たけ
)
の宮は、その競争者の藤原
時平
(
ときひら
)
を祀っているからだということで、嫁婿ばかりでなく、奉公に来た者でも
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
わたしは村井の
武
(
たけ
)
ちやんといふ、同じ級の仲好しの友だちと二人で、この城山に登つて遊んでをりました。丁度、學年試驗が昨日から始つたといふ日曜日のことでした。
金比羅参り
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
「さあ、ヴイクタアを
買
(
か
)
ふね。
武
(
たけ
)
井の
持
(
も
)
つてるやうな……」
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
「まあ、
武
(
たけ
)
さん、いいお武家におなりだねえ」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それじゃ、
小僧
(
こぞう
)
さんは、
子
(
こ
)
どものときから、ひとのできない、さか
立
(
だ
)
ちをしようと
勉強
(
べんきょう
)
したんだね。」と、
武
(
たけ
)
ちゃんが、ききました。
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
さんは二十八歳の時に何かにすがりたい慾望を感じ、(この慾望を生じた原因は特にここに言はずともよい。)
素描三題
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
武
(
たけ
)
きつはものどもおほく
一四六
鼇魚
(
かうぎよ
)
のはらに
葬
(
はぶ
)
られ、
一四七
赤間
(
あかま
)
が
関
(
せき
)
一四八
壇
(
だん
)
の浦にせまりて、
一四九
幼主
(
えうしゆ
)
海に入らせたまへば、
軍将
(
いくさぎみ
)
たちものこりなく亡びしまで
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
「
叱
(
しっ
)
……。うるせえぞ
武
(
たけ
)
」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
武
(
たけ
)
ちゃん、きみは、
町
(
まち
)
の
文房具屋
(
ぶんぼうぐや
)
にあるおもちゃを
見
(
み
)
た?」と、
正吉
(
しょうきち
)
は、そのときぼんやりとして、ならんでいた
武夫
(
たけお
)
に
聞
(
き
)
きました。
空にわく金色の雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
朝
(
あした
)
に夕にわすれ給はで、
速
(
はや
)
く帰り給へ。
一九
命だにとは思ふものの、
明
(
あす
)
をたのまれぬ世のことわりは、
武
(
たけ
)
き
御
(
み
)
心にもあはれみ給へといふに、いかで
二〇
浮木
(
うきぎ
)
に乗りつも、しらぬ国に長居せん。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
「——やっ。
武
(
たけ
)
やんか!」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とし
子
(
こ
)
さんは、おこりんぼでちょっとしたことでも、すぐにいぼをつってしまいます。そうすると
武
(
たけ
)
ちゃんと、
徳
(
とく
)
ちゃんは、つまらなくなります。
春の日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
武
(
たけ
)
やアん!」
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんと、ゆう
子
(
こ
)
さんは、おじさんたちが、
舟
(
ふね
)
を
砂
(
すな
)
の
上
(
うえ
)
へ
引
(
ひ
)
き
上
(
あ
)
げる、おてつだいをしました。
舟
(
ふね
)
の
中
(
なか
)
には、
銀色
(
ぎんいろ
)
の
魚
(
さかな
)
がぴちぴち
跳
(
は
)
ねています。
海へ帰るおじさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんに、ゆう
子
(
こ
)
さんが、
海水浴
(
かいすいよく
)
から
帰
(
かえ
)
ると、まもなく九
月
(
がつ
)
になって、
学校
(
がっこう
)
がはじまりました。けれど、まだなかなか
暑
(
あつ
)
い
日
(
ひ
)
がつづいたのです。
海へ帰るおじさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このときから、
武
(
たけ
)
ちゃんも、
正
(
しょう
)
ちゃんも、この
遠
(
とお
)
くからきている
小僧
(
こぞう
)
さんに、なにかにつけて、
同情
(
どうじょう
)
したのであります。
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
武
(
たけ
)
ちゃん、
君
(
きみ
)
、あずかっておいでよ。」と、
善吉
(
ぜんきち
)
がいって、三
人
(
にん
)
は、
原
(
はら
)
っぱへもどってきました。もう
西
(
にし
)
の
方
(
ほう
)
の
空
(
そら
)
が、
赤
(
あか
)
くなりかけていました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
西山
(
にしやま
)
を
往来
(
おうらい
)
に
待
(
ま
)
たしておいて、かばんを
家
(
うち
)
へ
投
(
な
)
げ
込
(
こ
)
むと、すぐに、
敏
(
とし
)
ちゃんも、
武
(
たけ
)
ちゃんも、
義
(
よっ
)
ちゃんも、
駆
(
か
)
け
出
(
だ
)
してきました。その
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
つけると
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
孝
(
こう
)
ちゃんと三ちゃんと、
勇
(
ゆう
)
ちゃんと、
武
(
たけ
)
ちゃんは、
清作
(
せいさく
)
さんを
取
(
と
)
り
巻
(
ま
)
くようにして、
枯
(
か
)
れ
草
(
くさ
)
の
上
(
うえ
)
へすわりました。
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あの、
大
(
おお
)
きな
化
(
ば
)
け
物
(
もの
)
屋敷
(
やしき
)
みたいな
家
(
いえ
)
には、だれも
住
(
す
)
んでいないのですか。」と、いいました。
叔父
(
おじ
)
さんは、
笑
(
わら
)
いながら、
武
(
たけ
)
ちゃんの
顔
(
かお
)
をごらんになって
武ちゃんと昔話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
はじめ、その
姿
(
すがた
)
は
小
(
ちい
)
さかったのが、だんだん
大
(
おお
)
きくなって、よくわかるようになると、
手
(
て
)
にブリキかんを
持
(
も
)
っていました。それは、
隣家
(
となり
)
の
武
(
たけ
)
ちゃんでした。
夢のような昼と晩
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんは、ちょっと、
道
(
みち
)
の
上
(
うえ
)
に
立
(
た
)
ちどまりました。そうして、
手
(
て
)
に
持
(
も
)
ったかんをのぞいているようすでした。
夢のような昼と晩
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いくらでもおいいよ。」と、
武
(
たけ
)
ちゃんが、おこって、たたきにかかると、かね
子
(
こ
)
さんは、
逃
(
に
)
げていきました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんは、いいおとうさんがあって、
安心
(
あんしん
)
して
勉強
(
べんきょう
)
ができるから、きっと、えらくなれるだろう。ぼくは、
自分
(
じぶん
)
の
力
(
ちから
)
だけで、やらなければならないからね。
空にわく金色の雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いいんだねえ、
敏
(
とし
)
ちゃん、すこしばかり
分
(
わ
)
けてもらっても、
敏
(
とし
)
ちゃんのほうは、ずっと
強
(
つよ
)
いんだものね。」と、
武
(
たけ
)
ちゃんが、
気
(
き
)
がねをしながらいいました。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そうしたら、
僕
(
ぼく
)
、お
友
(
とも
)
だちにいって、みんなかにを
買
(
か
)
ってあげるから。」と、
武
(
たけ
)
ちゃんが、いいました。
海へ帰るおじさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんは いそいで はらっぱへ いくと、もう みんなが あつまって いました。
正
(
しょう
)
ちゃんと
良
(
りょう
)
ちゃんは、あたらしい ユニホームを きて いました。
秋が きました
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どうしたの、
武
(
たけ
)
ちゃん?」と、こんどは、そのそばへと
走
(
はし
)
りました。ブリキかんの
中
(
なか
)
には、一
匹
(
ぴき
)
の
金魚
(
きんぎょ
)
が、あおむけになって、ぱくぱく、
口
(
くち
)
をやっていました。
夢のような昼と晩
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
義
(
よっ
)
ちゃんや、
武
(
たけ
)
ちゃんの
磁石
(
じしゃく
)
は、やはり
敏
(
とし
)
ちゃんの
大
(
おお
)
きな
磁石
(
じしゃく
)
よりは、ずっと
力
(
ちから
)
が
強
(
つよ
)
かったのでした。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんには、
徳
(
とく
)
ちゃんのように、そんなひょうきんのまねはできませんでしたから、もし、とし
子
(
こ
)
さんと
二人
(
ふたり
)
のときに、どうかして、とし
子
(
こ
)
さんが、いぼをつれば
春の日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ばんに、
武
(
たけ
)
ちゃんの おうちへ、かるたを とりに いく おやくそくを して わかれました。
はつゆめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんは、おうらいを あちらこちらと みまわしました。けれど、やはり わかりません。
秋が きました
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、
武
(
たけ
)
ちゃんが いったので、
町
(
まち
)
へ いっしょに いくと、
初荷
(
はつに
)
の
車
(
くるま
)
が やって きました。
はつゆめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
はじめて、
遠方
(
えんぽう
)
へゆく、
汽車
(
きしゃ
)
に
乗
(
の
)
ったので
心細
(
こころぼそ
)
かったのです。
窓
(
まど
)
ぎわに
小
(
ちい
)
さくなって、
自分
(
じぶん
)
の
村
(
むら
)
の
方
(
ほう
)
を
見
(
み
)
ていると、
武
(
たけ
)
ちゃんや、
哲
(
てっ
)
ちゃんが
往来
(
おうらい
)
で
遊
(
あそ
)
んでいる
姿
(
すがた
)
が
見
(
み
)
えます。
真吉とお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんは、
思
(
おも
)
いがけない、いいお
話
(
はなし
)
をきいたと、
叔父
(
おじ
)
さんに、お
礼
(
れい
)
をいったのであります。
武ちゃんと昔話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正吉
(
しょうきち
)
は、ゆめにさえ
見
(
み
)
た、あの
青
(
あお
)
い
飛行機
(
ひこうき
)
や、
赤
(
あか
)
いおどり
子
(
こ
)
の
人形
(
にんぎょう
)
は、どうなったろうと
聞
(
き
)
くと、
武
(
たけ
)
ちゃんは、
見
(
み
)
えなかったから、こわれたのかもしれないというのでした。
空にわく金色の雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「こおろぎのこと、どうして、つづれさせっていうの?」と、
武
(
たけ
)
ちゃんが、
聞
(
き
)
きました。
つづれさせ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんは、
家
(
いえ
)
へ
帰
(
かえ
)
ると、さっそくそのことを
叔父
(
おじ
)
さんにたずねたのであります。
武ちゃんと昔話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
昔
(
むかし
)
、
支那
(
しな
)
にあった、ほんとうの
話
(
はなし
)
だってね。」と、
武
(
たけ
)
ちゃんが、いいました。
春の日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんは、はずかしめられたので、
小山
(
こやま
)
のござをめりめりと
引
(
ひ
)
きさきました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
(
たけ
)
ちゃんは、だまって、リーリーと
鳴
(
な
)
く、こおろぎの
声
(
こえ
)
を、
聞
(
き
)
いていました。
つづれさせ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まだおまえが、やっとあるける
時分
(
じぶん
)
のこと、ものさしで、にいさんの
頭
(
あたま
)
をたたいたので、わたしがしかると、いいよ、
武
(
たけ
)
ちゃんは、
小
(
ちい
)
さいのだものといって、にいさんは、おこりはしなかった。
兄の声
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おばあさん、なにをなさるの?」と、
武
(
たけ
)
ちゃんはいいました。
つづれさせ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
武
(
たけ
)
ちゃんが 三りん
車
(
しゃ
)
に のって いるのよ。」
こがらしの ふく ばん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、
武
(
たけ
)
ちゃんは ぼんやり たって いました。
秋が きました
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
“武”を含む語句
武士
武家
武器
武者振
武夫
武者
武蔵
武生
若武士
猪武者
多武
武人
武具
武塔
日本武尊
文武
神武
老武者
武者震
武技
...