“武塔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むとう25.0%
フタウ25.0%
フタフ25.0%
ブタフ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
款待かんたいの厚薄によって武塔むとう天神に賞罰せられた話、世くだっては弘法大師が来って水を求めた時、悪いうばはこれをいなんで罰せられ
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
備後風土記逸文の蘇民将来ソミンシヤウライ臣旦コタン将来に宿を乞うた武塔フタウ天神は、行きには一人だが、八年目の帰り途には、八人のみ子を連れて居たとあるから、群行である。
まれびとの歴史 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おなじく神の來る夜の民俗は、武塔フタフ神を拒み、或は宿した巨旦コタン將來・蘇民ソミン將來の民譚(備後風土記逸文)をも生んで居る。此は新甞の夜とは傳へて居ない。
私は、日本の仏教家の陰陽道オンミヤウダウが、将来した神ではないかと考へて居る。譬へば、すさのをの命を、牛頭ゴヅ天王と言うたり、武塔ブタフ天神と言うたりする様に、八幡神も、多分に陰陽道式のものを持つて居る。