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水道
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すゐだう
ふりがな文庫
“
水道
(
すゐだう
)” の例文
御尤
(
ごもつとも
)
です……あんなに
丹精
(
たんせい
)
をなさいましたから……でも、お
引越
(
ひつこ
)
しなすつたあとでは、
水道
(
すゐだう
)
を
留
(
と
)
めたから、
遣水
(
やりみづ
)
は
涸
(
か
)
れました。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
御米
(
およね
)
は
臺所
(
だいどころ
)
で、
今年
(
ことし
)
も
去年
(
きよねん
)
の
樣
(
やう
)
に
水道
(
すゐだう
)
の
栓
(
せん
)
が
氷
(
こほ
)
つて
呉
(
く
)
れなければ
助
(
たす
)
かるがと、
暮
(
くれ
)
から
春
(
はる
)
へ
掛
(
か
)
けての
取越苦勞
(
とりこしぐらう
)
をした。
夜
(
よる
)
になると
夫婦
(
ふうふ
)
とも
炬燵
(
こたつ
)
にばかり
親
(
した
)
しんだ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
江戸
(
えど
)
から
新
(
あた
)
らしく
此
(
こ
)
の
町奉行
(
まちぶぎやう
)
として
來任
(
らいにん
)
してから
丁度
(
ちやうど
)
五ヶ
月
(
げつ
)
、
見
(
み
)
るもの、
聞
(
き
)
くもの、
癪
(
しやく
)
に
障
(
さは
)
ることだらけの
中
(
なか
)
に、
町醫
(
まちい
)
中田玄竹
(
なかだげんちく
)
は
水道
(
すゐだう
)
の
水
(
みづ
)
で
産湯
(
うぶゆ
)
を
使
(
つか
)
はない
人間
(
にんげん
)
として
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
得たりと云ふべし是も其頃の事とかや江戸神田鎌倉河岸に豐島屋十右衛門と
云
(
いふ
)
名譽
(
めいよ
)
の
酒店
(
さかや
)
あり
渠
(
かれ
)
は
中興
(
ちうこう
)
の出來分限にて元は
關口
(
せきぐち
)
水道
(
すゐだう
)
町の豐島屋と云ふ酒屋の
丁稚
(
でつち
)
なりしが永々の
年季
(
ねんき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
駅中
(
えきちゆう
)
は人の
往来
(
ゆきゝ
)
の
為
(
ため
)
に雪を
蹈
(
ふみ
)
へして
低
(
ひくき
)
ゆゑ、
流水
(
りうすゐ
)
漲
(
みなぎ
)
り
来
(
きた
)
り
猶
(
なほ
)
も
溢
(
あぶれ
)
て人家に入り、
水難
(
すゐなん
)
に
逢
(
あ
)
ふ事
前
(
まへ
)
にいへるがごとし。
幾
(
いく
)
百人の力を
尽
(
つく
)
して
水道
(
すゐだう
)
をひらかざれば、
家財
(
かざい
)
を
流
(
なが
)
し
或
(
あるひ
)
は
溺死
(
できし
)
におよぶもあり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
病院のわが部屋に来て
水道
(
すゐだう
)
のあかく出で来るを
寂
(
さび
)
しみゐたり
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
やあ いま光つた所は
水道
(
すゐだう
)
タンクだ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
息
(
いき
)
つぎに
水
(
みづ
)
を
求
(
もと
)
めたが、
火
(
ひ
)
の
注意
(
ちうい
)
に
水道
(
すゐだう
)
の
如何
(
いかん
)
を
試
(
こゝろ
)
みた
誰
(
たれ
)
かが、
早速
(
さそく
)
に
警告
(
けいこく
)
したのであらう。
夢中
(
むちう
)
で
誰
(
たれ
)
とも
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
ない。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
所
(
ところ
)
が
丁度
(
ちやうど
)
五月目
(
いつつきめ
)
になつて、
御米
(
およね
)
は
又
(
また
)
意外
(
いぐわい
)
の
失敗
(
しくじり
)
を
遣
(
や
)
つた。
其頃
(
そのころ
)
はまだ
水道
(
すゐだう
)
も
引
(
ひ
)
いてなかつたから、
朝晩
(
あさばん
)
下女
(
げぢよ
)
が
井戸端
(
ゐどばた
)
へ
出
(
で
)
て
水
(
みづ
)
を
汲
(
く
)
んだり、
洗濯
(
せんたく
)
をしなければならなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
水
(
みづ
)
が
出
(
で
)
ない、
水道
(
すゐだう
)
が
留
(
と
)
まつた」と
言
(
い
)
ふ
聲
(
こゑ
)
が、
其處
(
そこ
)
に
一團
(
いちだん
)
に
成
(
な
)
つて、
足
(
あし
)
と
地
(
ち
)
とともに
震
(
ふる
)
へる
私
(
わたし
)
たちの
耳
(
みゝ
)
を
貫
(
つらぬ
)
いた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それから
是
(
これ
)
も
安之助
(
やすのすけ
)
と
共同
(
きようどう
)
して
失敗
(
しつぱい
)
した
仕事
(
しごと
)
であるが、
叔母
(
をば
)
の
云付
(
いひつ
)
けで、
障子
(
しやうじ
)
を
張
(
は
)
らせられたときには、
水道
(
すゐだう
)
でざぶ/\
枠
(
わく
)
を
洗
(
あら
)
つたため、
矢張
(
やつぱ
)
り
乾
(
かわ
)
いた
後
(
あと
)
で、
惣體
(
そうたい
)
に
歪
(
ゆがみ
)
が
出來
(
でき
)
て
非常
(
ひじやう
)
に
困難
(
こんなん
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
猶以
(
なほもつ
)
て
念
(
ねん
)
の
爲
(
ため
)
に、
別
(
べつ
)
に、
留桶
(
とめをけ
)
に
七八杯
(
しちはちはい
)
、
凡
(
およ
)
そ
湯船
(
ゆぶね
)
の
高
(
たか
)
さまで、
凍
(
こほ
)
るやうな
水道
(
すゐだう
)
の
水
(
みづ
)
を
滿々
(
まん/\
)
と
湛
(
たゝ
)
へたのを、
舷
(
ふなべり
)
へ
積重
(
つみかさ
)
ねた。これは
奧方
(
おくがた
)
が
注意
(
ちうい
)
以外
(
いぐわい
)
の
智慧
(
ちゑ
)
で、ざぶ/\と
先
(
ま
)
づ
掻𢌞
(
かきまは
)
して
銭湯
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
……たとへば、
地震
(
ぢしん
)
から、
水道
(
すゐだう
)
が
斷水
(
だんすゐ
)
したので、
此邊
(
このへん
)
、
幸
(
さいは
)
ひに
四五箇所
(
しごかしよ
)
殘
(
のこ
)
つた、むかしの
所謂
(
いはゆる
)
、
番町
(
ばんちやう
)
の
井戸
(
ゐど
)
へ、
家毎
(
いへごと
)
から
水
(
みづ
)
を
貰
(
もら
)
ひに
群
(
むれ
)
をなして
行
(
ゆ
)
く。……
忽
(
たちま
)
ち
女
(
をんな
)
には
汲
(
く
)
ませないと
言
(
い
)
ふ
邸
(
やしき
)
が
出來
(
でき
)
た。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
水道
(
すゐだう
)
が
出
(
で
)
て、
電燈
(
でんとう
)
がついて、
豆府屋
(
とうふや
)
が
來
(
く
)
るから、もう
氣
(
き
)
が
強
(
つよ
)
いぞ。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“水道”の意味
《名詞》
水 道(すいどう)
水を家庭や事業所などに供給する設備のこと。下水道と区別するために上水道ともいう。
海などにおいて、両側の陸地に挟まれて狭くなっている地形。紀伊水道など。
船舶の通る道。
清浄な水を配るための川などの水路。
(出典:Wiktionary)
“水道”の解説
水道(すいどう)は、生活のために水を供給・処理する事業・施設のこと。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“水道”で始まる語句
水道橋
水道尻
水道端
水道町
水道路
水道口
水道栓
水道際
水道税
水道工事