“水難”の読み方と例文
読み方割合
すゐなん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山々の雪は里地さとちよりもきゆる㕝おそけれども、春陽しゆんやう天然てんねんにつれて雪解ゆきげに水まして川々に水難すゐなんうれひある事年々なり。
召替られ御歸洛きらく有しはまことに危き御ことなり然らば御同勢中水中に落入し者凡廿人ばかりにして此日彼の所化しよけ願山ぐわんざんも日野家へやとはれ醫師の代を勤め大納言殿の御供にれつせしがうんよく水難すゐなん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
してまたふねかへれば生命いのちおとさうかとふ、心配しんぱいかな。いやつまらぬ心配しんぱいぢや。おまへさんはなにか(人相見にんさうみ)に、水難すゐなんさうがあるとでもはれたことがありますかい。まづ/\きなさい。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)