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水難
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すゐなん
ふりがな文庫
“
水難
(
すゐなん
)” の例文
山々の雪は
里地
(
さとち
)
よりもきゆる㕝おそけれども、
春陽
(
しゆんやう
)
の
天然
(
てんねん
)
につれて
雪解
(
ゆきげ
)
に水
増
(
まし
)
て川々に
水難
(
すゐなん
)
の
患
(
うれひ
)
ある事年々なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
召替られ御
歸洛
(
きらく
)
有しは
誠
(
まこと
)
に危き御ことなり然らば御同勢中水中に落入し者凡廿人ばかりにして此日彼の
所化
(
しよけ
)
願山
(
ぐわんざん
)
も日野家へ
傭
(
やとは
)
れ醫師の代を勤め大納言殿の御供に
列
(
れつ
)
せしが
運
(
うん
)
能
(
よく
)
水難
(
すゐなん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
して
又
(
また
)
、
船
(
ふね
)
が
覆
(
かへ
)
れば
生命
(
いのち
)
を
落
(
おと
)
さうかと
云
(
い
)
ふ、
其
(
そ
)
の
心配
(
しんぱい
)
かな。いや
詰
(
つま
)
らぬ
心配
(
しんぱい
)
ぢや。お
前
(
まへ
)
さんは
何
(
なに
)
か(
人相見
(
にんさうみ
)
)に、
水難
(
すゐなん
)
の
相
(
さう
)
があるとでも
言
(
い
)
はれたことがありますかい。まづ/\
聞
(
き
)
きなさい。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
山々の雪は
里地
(
さとち
)
よりもきゆる㕝おそけれども、
春陽
(
しゆんやう
)
の
天然
(
てんねん
)
につれて
雪解
(
ゆきげ
)
に水
増
(
まし
)
て川々に
水難
(
すゐなん
)
の
患
(
うれひ
)
ある事年々なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
如何
(
いかん
)
となれば、
乘客等
(
じようかくら
)
は
爾
(
しか
)
く
身
(
み
)
を
殺
(
ころ
)
して
仁
(
じん
)
を
爲
(
な
)
さむとせし、
此
(
この
)
大聖人
(
だいせいじん
)
の
徳
(
とく
)
の
宏大
(
くわうだい
)
なる、
天
(
てん
)
は
其
(
そ
)
の
報酬
(
はうしう
)
として
渠
(
かれ
)
に
水難
(
すゐなん
)
を
與
(
あた
)
ふべき
理由
(
いはれ
)
のあらざるを
斷
(
だん
)
じ、
恁
(
かゝ
)
る
聖僧
(
せいそう
)
と
與
(
とも
)
にある
者
(
もの
)
は、
此
(
この
)
結縁
(
けちえん
)
に
因
(
よ
)
りて
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
燒失ひ其上
旱損
(
かんそん
)
昨年は
水難
(
すゐなん
)
にて
段々
(
だん/\
)
年貢未進に相成候處當年は
是非
(
ぜひ
)
皆納
(
かいなふ
)
致し候樣村役人衆より
嚴敷
(
きびしき
)
沙汰
(
さた
)
に候得共
種々
(
しゆ/″\
)
打續ての
災難
(
さいなん
)
故
(
ゆゑ
)
當惑致し居候處娘文事孝心により身を賣其金子にて
年貢
(
ねんぐ
)
の
不足
(
ふそく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
駅中
(
えきちゆう
)
は人の
往来
(
ゆきゝ
)
の
為
(
ため
)
に雪を
蹈
(
ふみ
)
へして
低
(
ひくき
)
ゆゑ、
流水
(
りうすゐ
)
漲
(
みなぎ
)
り
来
(
きた
)
り
猶
(
なほ
)
も
溢
(
あぶれ
)
て人家に入り、
水難
(
すゐなん
)
に
逢
(
あ
)
ふ事
前
(
まへ
)
にいへるがごとし。
幾
(
いく
)
百人の力を
尽
(
つく
)
して
水道
(
すゐだう
)
をひらかざれば、
家財
(
かざい
)
を
流
(
なが
)
し
或
(
あるひ
)
は
溺死
(
できし
)
におよぶもあり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“水難”の意味
《名詞》
水難(すいなん)
水に起因する災難。洪水、難破、水死など。
(出典:Wiktionary)
“水難(水難事故)”の解説
水難事故(すいなんじこ)は、海、河川、湖沼、水泳プールなど水域で起こる事故。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶