應用おうよう)” の例文
新字:応用
九、 大地震だいぢしん場合ばあひには水道すいどう斷水だんすいするものと覺悟かくごし、機敏きびん貯水ちよすい用意よういをなすこと。またみづもちひざる消防法しようぼうほうをも應用おうようすべきこと。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
勿論もちろん今日こんにちおいても潜水器せんすいき發明はつめいいま充分じゆうぶん完全くわんぜんにはすゝんでらぬから、この手段しゆだんとて絶對的ぜつたいてき應用おうようすること出來できぬのはまでもない。
(ハ)精神せいしん保養ほよう。 しかし、ずっと最近さいきんでは、森林しんりん利用りようを、もっとすゝめて、直接ちよくせつ人々ひとびと健康けんこうのために應用おうようすることをかんがへつきました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
B ところが、のごろチラといたはなしだが、みぎのハガキ運動うんどう選擧權擴張せんきよけんくわくちやう要求えうきう應用おうようしかけてゐるものがあるさうだ。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
そのほかなんでも理科りか學問がくもん應用おうようした爲事しごとかんする品物しなものを、それ/″\その發達はつたつ順序じゆんじよおうじてならべてあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
それでも時々とき/″\は、先方さき樣子やうすを、小六ころくあに對話たいわからこともあつた。一週間しうかんほどまへに、小六ころくあにに、安之助やすのすけがまた新發明しんはつめい應用おうよう苦心くしんしてゐるはなしをした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
年齡ねんれいも十六七以上いじやう、一とほ學問がくもんをして學問がくもん家政かせいなり、なになり日常にちじやう處世しよせいうへ應用おうようがしてけるはづでありますが、實際じつさいつきますると種々しゆ/″\遺憾ゐかんてんがあるやうです。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
さりとてるくぎてはこまれど過不及くわふきふとりかぢはこヽろ一つよくかんがへて應用おうようなされ、じつところ出立しゆつたつ明後日あさつて支度したく大方おうかた出來できたれば最早もはやにかヽるまじく隨分ずゐぶん身躰からだをいとひてわづらひ給ふな
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
けれど今日こんにちおいては、海賊かいぞく餘程よほど狡猾かうかつになつて、かゝる手段しゆだんづることまれで、くわふるに海底潜水器かいていせんすいき發明はつめいがあつて以來いらい海賊船かいぞくせんおほその發明はつめい應用おうようして
少年讀者しようねんどくしやは、天文學てんもんがく地理學ちりがく地質學ちしつがく物理學ぶつりがくとう應用おうようによつて、わが地球ちきゆう球體きゆうたいちかきこと、平均密度へいきんみつどが五・五なること、表面ひようめんちか部分ぶぶん構造こうぞう内部ないぶたくはへられる高熱こうねつ
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
いろ普通ふつうくろであるが、手加減てかげん次第しだいあかにもあをにもなるから色刷いろずりなど場合ばあひには、かわかす時間じかんはぶけるだけでも大變たいへん重寶ちようはうで、これ新聞しんぶん應用おうようすれば、印氣インキ印氣インキロールのつひえ節約せつやくするうへ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
きみ細君さいくんからほとこされたじゆつ今度こんどてき應用おうようしたんだね。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
地震學ぢしんがく應用おうようによつて地球ちきゆう内部状態ないぶじようたいなりにかるくなつてたことはまへにもべたとほりであるが、本篇ほんぺんおいては此方面このほうめんむかつて、前記ぜんき以上いじよう深入ふかいりしようとはおもはない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
心憎こゝろにくや、奇怪きくわいふねは、晝間信號ちうかんしんがう電燈でんとうひかり應用おうようせんとするのである。