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みう
その
町は
静かな、なんとなく、なつかしい
町でありました。
気候もよく、
住んでいる
人々の
気持ちも
平和でいるように
見受けられました。
むろん
例外はありましょうが、
現在では
数百年前乃至千
年二千
年前に
帰幽した
人霊が、
守護霊として
主に
働いているように
見受けられます。
華魁ですかどうもまことにお
見受け
申したお
方だと
存じましたが、
只今はお一人ですか。女「いえ
配偶者があるんですよ。 ...
この
貝輪を
腕にはめる
風俗は、
今日でも
南洋あたりの
野蠻人の
間に
多く
見受けられますが、たゞその
貝輪はその
刳り
孔がわりあひに
小さいので
少くとも
喋舌らないことを
以て
甚く
自分で
豪らがる
者は
馬鹿者の
骨頂と
言つて
可ろしい
而して
此種の
馬鹿者を
今の
世にチヨイ/\
見受ける
には
情ない
次第である。
「
此から
何方へ
行らつしやる?……
何、
病院へお
見舞のやうにお
見受け
申します。……
失禮ですが、」
「いっこう、このあたりで
見受けぬ
人ばかりだが、どちらから
参った。」
ただ
人並みすぐれて
情義深いことは、お
両方に
共通の
美点で、
矢張り
御姉妹の
血筋は
争われないように
見受けられます……。
そして、
子供たちの、
楽しそうに
遊ぶようすを
見下ろしながら、いつも、にこにこと
笑っているように
見受けられました。
南朝鮮の
方にも、やはりこれと
大體同じようなものが、あちこちに
見受けられます。(
第七十七圖)
以上の
通り、われ/\は
内外の
活火山をざつと
巡見した。その
互の
位置を
辿つてみると
一つの
線上に
竝んでゐるようにも
見え、
或は
雁の
行列を
見るようなふうに
竝んでゐる
場合も
見受けられる。
けれど、どこにもすばしこい
猟犬の
鳴き
声をきくし、
狡猾な
人間の
銃をかついだ
姿を
見受けるし、
安心して、みんなの
休むところがなかったのです。
大体は
地上の
庭園とさしたる
相違もございませぬが、ただあんなにも
冴えた
草木の
色、あんなにも
香ばしい
土の
匂いは、
地上の
何所にも
見受けることはできませぬ。
自転車に
乗って、そばを
通りかけた
小僧が、わざわざ
自転車を
止めて、
子供たちの
中にまじって、おじさんの
説明をきこうとしているのも
見受けられます。
それは
日曜の
午前でした。
天気がいいので、
往来は、いつになく
人出が
多く、カメラを
下げて
出かける
青年などを
見受けました。このとき、チリン、チリンという
鈴の
音がしました。
また、お
正月のご
馳走を
造るために、
魚を
運ぶそりもあれば、みんなの
喜ぶみかんや、あるいは
炭や、
薪のようなものや、
塩ざけなどを
積んでいくそりも
見受けられたのでありました。