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表
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へう
ふりがな文庫
“
表
(
へう
)” の例文
そして此人々の膝の上にあつたセルヰエツトは、それ/″\の手に掴まれて、軍使の掲げる旗のやうに、休戦と平和とを
表
(
へう
)
して閃いた。
祭日
(新字旧仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
「
本當
(
ほんたう
)
にね。
兄
(
にい
)
さんにさへ
御金
(
おかね
)
があると、
何
(
ど
)
うでもして
上
(
あ
)
げる
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るんだけれども」と、
御世辭
(
おせじ
)
でも
何
(
なん
)
でもない、
同情
(
どうじやう
)
の
意
(
い
)
を
表
(
へう
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
何
(
なに
)
を
祕
(
かく
)
さう、
唯今
(
たゞいま
)
の
雲行
(
くもゆき
)
に、
雷鳴
(
らいめい
)
をともなひはしなからうかと、
氣遣
(
きづか
)
つた
處
(
ところ
)
だから、
土地
(
とち
)
ツ
子
(
こ
)
の
天氣豫報
(
てんきよはう
)
の、
風
(
かぜ
)
、
晴
(
はれ
)
、に
感謝
(
かんしや
)
の
意
(
い
)
を
表
(
へう
)
したのであつた。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
政府
(
せいふ
)
の
當局者
(
たうきよくしや
)
としては
此
(
この
)
國民
(
こくみん
)
の
努力
(
どりよく
)
に
對
(
たい
)
して
深
(
ふか
)
き
感謝
(
かんしや
)
の
意
(
い
)
を
表
(
へう
)
するのであるが、
國民
(
こくみん
)
としても
自分
(
じぶん
)
の
努力
(
どりよく
)
の
結果
(
けつくわ
)
が
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
穰苴
(
じやうしよ
)
既
(
すで
)
に((君ヲ))
辭
(
じ
)
し、
莊賈
(
さうか
)
と
約
(
やく
)
して
曰
(
いは
)
く、『
(六)
旦日
(
たんじつ
)
(七)
日中
(
につちう
)
軍門
(
ぐんもん
)
に
會
(
くわい
)
せよ』と。
穰苴
(
じやうしよ
)
先
(
ま
)
づ
馳
(
は
)
せて
軍
(
ぐん
)
に
至
(
いた
)
り、
(八)
表
(
へう
)
を
立
(
た
)
て
(九)
漏
(
ろう
)
を
下
(
くだ
)
して
賈
(
か
)
を
待
(
ま
)
つ。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
▼ もっと見る
元はと言へば気ばかり有つて、体が自由にならぬから、それで
彼様
(
あん
)
な
自暴自棄
(
やけ
)
な真似を
為
(
す
)
るのであるのに……と心から同情を
表
(
へう
)
さずには居られなかつたといふ事だ。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
学者に尊敬を
表
(
へう
)
していふ。(学者といふものは、何よりも尊敬せられるのが好きなものだ。)
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
H
氏
(
し
)
を
訪問
(
ほうもん
)
して
敬意
(
けいい
)
を
表
(
へう
)
しておくのも
無意義
(
むいぎ
)
ではなからうと
思
(
おも
)
つてゐたのであつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「実に
怪
(
け
)
しからんですな。」と書生の憤慨に賛成の意を
表
(
へう
)
した。書生は自分の賛成を得て
大
(
おほい
)
に
知己
(
ちき
)
を得たやうな気がしたのだらう。彼は自分の
方
(
はう
)
をふりむくと、
滔々
(
たうたう
)
としてこんな事を辯じ出した。
饒舌
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
立て
良
(
やゝ
)
久敷
(
ひさしく
)
考へ居たりしが靱負に向ひ此
卦
(
け
)
は甚だ
占
(
うらな
)
ひ難し早く歸り給へと云ふに
靱負
(
ゆきへ
)
如何にも心得ぬ
面色
(
おももち
)
にて某しの卦は何故に
占
(
うらな
)
ひ
難
(
がた
)
きや察する所
卦
(
け
)
の
表
(
へう
)
吉
(
よ
)
からざれば
白地
(
あらは
)
に示し難きならんか然ども
故意
(
わざ/\
)
參
(
まゐ
)
りしこと故何事なりとも
忌憚
(
いみはゞか
)
りなく
占
(
うらな
)
ひ下されよと云ひければ白水翁
頭
(
かしら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼
(
かれ
)
は
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
で
斯
(
か
)
う
考
(
かんが
)
へながら、
宜道
(
ぎだう
)
の
面前
(
めんぜん
)
で、それ
丈
(
だけ
)
の
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
い
切
(
き
)
る
力
(
ちから
)
がなかつた。
彼
(
かれ
)
は
心
(
こゝろ
)
から
此
(
この
)
若
(
わか
)
い
禪僧
(
ぜんそう
)
の
勇氣
(
ゆうき
)
と
熱心
(
ねつしん
)
と
眞面目
(
まじめ
)
と
親切
(
しんせつ
)
とに
敬意
(
けいい
)
を
表
(
へう
)
してゐたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
穰苴
(
じやうしよ
)
則
(
すなは
)
ち
表
(
へう
)
を
仆
(
たふ
)
し
(一二)
漏
(
ろう
)
を
決
(
けつ
)
し、
入
(
い
)
りて
軍
(
ぐん
)
を
行
(
めぐ
)
り
兵
(
へい
)
を
(一三)
勒
(
ろく
)
し、
約束
(
やくそく
)
を
(一四)
申明
(
しんめい
)
す。
約束
(
やくそく
)
既
(
すで
)
に
定
(
さだ
)
まる。
夕時
(
せきじ
)
、
莊賈
(
さうか
)
乃
(
すなは
)
ち
至
(
いた
)
る。
穰苴
(
じやうしよ
)
曰
(
いは
)
く、『
何
(
なん
)
すれぞ
期
(
き
)
に
後
(
おく
)
るる』
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
未
(
いま
)
だ
幾干
(
いくばく
)
ならざるに、
昌黎
(
しやうれい
)
、
朝
(
てう
)
に
佛骨
(
ぶつこつ
)
の
表
(
へう
)
を
奉
(
たてまつ
)
るに
因
(
よ
)
り、
潮州
(
てうしう
)
に
流
(
なが
)
されぬ。
八千
(
はつせん
)
の
途
(
みち
)
、
道
(
みち
)
に
日
(
ひ
)
暮
(
く
)
れんとし
偶
(
たま/\
)
雪
(
ゆき
)
降
(
ふ
)
る。
晦冥陰慘
(
くわいめいいんさん
)
、
雲
(
くも
)
冷
(
つめ
)
たく、
風
(
かぜ
)
寒
(
さむ
)
く、
征衣
(
せいい
)
纔
(
わづか
)
に
黒
(
くろ
)
くして
髮
(
かみ
)
忽
(
たちま
)
ち
白
(
しろ
)
し。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「日本の将校に敬意を
表
(
へう
)
さなくつちや。」
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
御米
(
およね
)
の
批評
(
ひひやう
)
に、
同意
(
どうい
)
も
不同意
(
ふどうい
)
も
表
(
へう
)
しなかつた。
讀
(
よ
)
んだ
手紙
(
てがみ
)
を
卷
(
ま
)
き
納
(
をさ
)
めて、
投
(
な
)
げる
樣
(
やう
)
にそこへ
放
(
はふ
)
り
出
(
だ
)
して、四五
日目
(
にちめ
)
になる、ざら/\した
腮
(
あご
)
を、
氣味
(
きみ
)
わるさうに
撫
(
な
)
で
廻
(
まは
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
客
(
きやく
)
が
歡迎
(
くわんげい
)
する
主人
(
しゆじん
)
に
對
(
たい
)
して、
感謝
(
かんしや
)
の
意
(
い
)
を
表
(
へう
)
するが
如
(
ごと
)
きものであつた。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
湧
(
わ
)
いた。ひやかしたのではない、まつたく
同情
(
どうじやう
)
を
表
(
へう
)
したので
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
表
常用漢字
小3
部首:⾐
8画
“表”を含む語句
表面
表情
表書
表紙
表現
表象
表通
表裏
献立表
表皮
表白
華表
代表
表題
表示
表徴
表向
裏表
表店
表札
...