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わたしども
ふりがな文庫
“
私共
(
わたしども
)” の例文
私共
(
わたしども
)
今日
(
こんにち
)
の
生活
(
せいかつ
)
から
茶碗
(
ちやわん
)
や
壺
(
つぼ
)
などをなくしてしまつたならば、どれだけ
不便
(
ふべん
)
なことであるかは、
十分
(
じゆうぶん
)
に
想像
(
そう/″\
)
が
出來
(
でき
)
るのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
私共
(
わたしども
)
両人を世に出したいばかりで、
非業
(
ひごう
)
な死をさせたのも、
私
(
わたくし
)
が
酷
(
ひど
)
く頼んだから心得違いをしたのだろう、あなた何うして人と
獣
(
けだもの
)
と見違えました
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私共
(
わたしども
)
は
遠
(
とほ
)
い
國
(
くに
)
の
方
(
はう
)
から
參
(
まゐ
)
るものですから、なか/\
言葉
(
ことば
)
が
覺
(
おぼ
)
えられません、でも、あなたがたが
親切
(
しんせつ
)
にして
下
(
くだ
)
さるのを、
何
(
なに
)
より
有難
(
ありがた
)
く
思
(
おも
)
ひます。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
丁度
(
ちやうど
)
其れと同じく、
基督
(
キリスト
)
の御誕生日には
私共
(
わたしども
)
一同、日本人ばかりでは無い、世界中の人が神様へ御礼を申し上げるのです
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
母樣始めお前方の仕樣の惡さに今の困窮然ば御自分の
不始末
(
ふしまつ
)
から不自由
成
(
なさる
)
る事なれば
私共
(
わたしども
)
の
知
(
しる
)
事ではなし今私が
構立
(
かまひだて
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
藩で云う
元締役
(
もとじめやく
)
を勤めて大阪にある中津藩の
倉屋敷
(
くらやしき
)
に長く勤番して居ました。
夫
(
そ
)
れゆえ家内残らず大阪に
引越
(
ひきこ
)
して居て、
私共
(
わたしども
)
は皆大阪で生れたのです。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
こん度
私共
(
わたしども
)
の方で出すようになりました、あの
家常茶飯
(
かじょうちゃはん
)
の作者のライネル・マリア・リルケというのは、あれは余り評判を聞かない人のようですが、一体どんな人ですか。
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
何
(
ど
)
うしても
私共
(
わたしども
)
の
手
(
て
)
にのらぬやんちやなれば
貴君
(
あなた
)
から
叱
(
しか
)
つて
下
(
くだ
)
され、
第
(
だい
)
一
湯呑
(
ゆの
)
みで
呑
(
の
)
むは
毒
(
どく
)
でござりましよと
告口
(
つげぐち
)
するに、
結城
(
ゆふき
)
は
眞面目
(
まじめ
)
になりてお
力
(
りき
)
酒
(
さけ
)
だけは
少
(
すこ
)
しひかへろとの
嚴命
(
げんめい
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
傍
(
そば
)
へ寄つてみると、その美しいこと。乳色の八つ手の葉をひろげたやうな
珊瑚虫
(
さんごちう
)
が、べた一面にひろがつて、花の畑を見るやうでした。
私共
(
わたしども
)
が珊瑚といつて珍重するのはこの動物の骨なのです。
動く海底
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
... お
孃
(
じやう
)
さん、
私共
(
わたしども
)
は
女王樣
(
ぢよわうさま
)
のお
出
(
い
)
でになる
以前
(
まへ
)
に、一
生懸命
(
しやうけんめい
)
にそれを
塗
(
ぬ
)
つて
置
(
お
)
くんです、それ——』
此時
(
このとき
)
恰
(
あだか
)
も
花園
(
はなぞの
)
の
向
(
むか
)
ふを
氣遣
(
きづか
)
はしげに
眺
(
なが
)
めて
居
(
ゐ
)
た
五點
(
フアイブ
)
が、『
女王樣
(
ぢよわうさま
)
が!
女王樣
(
ぢよわうさま
)
が!』と
叫
(
さけ
)
んだので
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
これが
今日
(
こんにち
)
多
(
おほ
)
くの
石器
(
せつき
)
が
發見
(
はつけん
)
される
理由
(
りゆう
)
の
一
(
ひと
)
つでありまして、お
蔭
(
かげ
)
で
私共
(
わたしども
)
が
皆
(
みな
)
さんと
共
(
とも
)
に
石器
(
せつき
)
を
探
(
さが
)
しに
行
(
い
)
つても、
獲物
(
えもの
)
があるわけです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
『お
師匠
(
ししやう
)
さま、
孫子
(
まごこ
)
に
傳
(
つた
)
はることでございますから、どうかまあ
私共
(
わたしども
)
にも
好
(
よ
)
ささうな
苗字
(
めうじ
)
を一つお
願
(
ねが
)
ひ
申
(
まを
)
します。』
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
へえゝ
綺麗
(
きれい
)
なもんですなア、
私共
(
わたしども
)
の
家内
(
かない
)
は、
時々
(
とき/″\
)
私
(
わたし
)
が
貴方
(
あなた
)
の
処
(
ところ
)
へお
療治
(
れうぢ
)
に
参
(
まゐ
)
つて
居
(
ゐ
)
ると
迎
(
むか
)
ひに
来
(
き
)
た事もありますが、
私
(
わたし
)
の
女房
(
にようばう
)
は今のやうな
好
(
い
)
い
女
(
をんな
)
ですか。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
娘が嫁うとした所で松島さん、山木も
未
(
ま
)
だ社会党を
婿
(
むこ
)
に取る程
狂気
(
きちがひ
)
にはなりませんからな、マア/\御安心の上、一日も早く
砲火
(
ひぶた
)
を切つて
私共
(
わたしども
)
に
儲
(
まうけ
)
さして下ださい
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
私共
(
わたしども
)
は
一人
(
ひとり
)
殘
(
のこ
)
らず
皆
(
みん
)
な
頭
(
あたま
)
を
刎
(
は
)
ねられて
了
(
しま
)
ひます。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
それで、
私共
(
わたしども
)
は、これから
西洋
(
せいよう
)
やその
他
(
た
)
外國
(
がいこく
)
のものはこれだけにして、
日本
(
につぽん
)
で
出
(
で
)
た
石器時代
(
せつきじだい
)
からの
古
(
ふる
)
い
品物
(
しなもの
)
を
見
(
み
)
に
行
(
ゆ
)
くことにいたしませう。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
へい、
今日
(
けふ
)
は休みましてござります、
就
(
つ
)
きまして
差配
(
さはい
)
さん
少々
(
せう/\
)
お
願
(
ねがひ
)
があつて出ました。「アヽ
何
(
なん
)
だイ。金「
私共
(
わたしども
)
の
隣家
(
となり
)
の
源八
(
げんぱち
)
と
云
(
い
)
ふ
修業
(
しゆげふ
)
に出ます
坊
(
ばう
)
さんナ。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私共
(
わたしども
)
に取つて
楽
(
たのしみ
)
は御座んせんのね、之を思ふと私などは
能
(
よ
)
くまア腰が
屈
(
まが
)
つて仕舞はないと感心致しますの——
否
(
いゝ
)
エ、此頃は、もう、ネ、老い込んで
仕様
(
しやう
)
がありませんの
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
鶫
(
つぐみ
)
といふ
鳥
(
とり
)
や
鶸
(
ひわ
)
といふ
鳥
(
とり
)
は、
何
(
なん
)
百
羽
(
ぱ
)
飛
(
と
)
んで
參
(
まゐ
)
りましても、みんな
網
(
あみ
)
や
黐
(
もち
)
に
掛
(
かゝ
)
つてしまひますが、
私共
(
わたしども
)
にかぎつて
軒先
(
のきさき
)
を
貸
(
か
)
して
下
(
くだ
)
すつたり
巣
(
す
)
をかけさせたりして
下
(
くだ
)
さいます。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
夫
(
それ
)
にまア
私
(
わたし
)
どもの
小牛等
(
こうしなど
)
は
腹
(
はら
)
の
毛
(
け
)
をむしられて、
八重縦
(
やへたて
)
十
文字
(
もんじ
)
に
疵
(
きず
)
を
付
(
つ
)
けられて、
種疱瘡
(
うゑばうさう
)
をされ
布
(
ぬの
)
で
巻
(
ま
)
かれて、
其
(
そ
)
の
痒
(
かゆ
)
い事は一
通
(
とほ
)
りではありません、
夫
(
そ
)
れに
私共
(
わたしども
)
は
先年
(
せんねん
)
戦争
(
せんさう
)
の時などは
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
共
常用漢字
小4
部首:⼋
6画
“私”で始まる語句
私
私語
私等
私達
私怨
私事
私刑
私窩子
私淑
私娼