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山田
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やまだ
ふりがな文庫
“
山田
(
やまだ
)” の例文
恐
(
おそ
)
る
可
(
べ
)
き
哉
(
かな
)
、
己
(
おのれ
)
より
三歳
(
みつ
)
弱
(
わか
)
い
山田
(
やまだ
)
が
既
(
すで
)
に
竪琴草子
(
たてごとざうし
)
なる
一篇
(
いつぺん
)
を
綴
(
つゞ
)
つて、
疾
(
とう
)
から
価
(
あたへ
)
を
待
(
ま
)
つ者であつたのは
奈何
(
どう
)
です、
然
(
さう
)
云
(
い
)
ふ物を書いたから
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
夜
(
よ
)
が
明
(
あ
)
けると、
多勢
(
おほぜい
)
の
通學生
(
つうがくせい
)
をつかまへて、
山田
(
やまだ
)
が
其
(
その
)
吹聽
(
ふいちやう
)
といつたらない。
鵺
(
ぬえ
)
が
來
(
き
)
て
池
(
いけ
)
で
行水
(
ぎやうずゐ
)
を
使
(
つか
)
つたほどに、
事
(
こと
)
大袈裟
(
おほげさ
)
に
立到
(
たちいた
)
る。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
あんたのおうちの人からたのまれたんだが、おかあさんが、道でけがをされて、近くの
山田
(
やまだ
)
病院へかつぎこまれている。
怪人と少年探偵
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「ずるいやい。」と、
叫
(
さけ
)
んで、
山田
(
やまだ
)
が、それを
奪
(
うば
)
い
返
(
かえ
)
そうとしました。ちょうど、
昨日
(
きのう
)
、
政
(
まさ
)
ちゃんが、
兄
(
あに
)
の
勇
(
いさむ
)
ちゃんに
向
(
む
)
かってやったと
同
(
おな
)
じことです。
政ちゃんと赤いりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
けれどもここの旧家
山田
(
やまだ
)
氏というのは、堂々たる邸宅を構え、白壁の長屋門、黒塗りの土蔵、遠くから望むと、さながら
城廓
(
じょうかく
)
の如くに見えるのであった。
丹那山の怪
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
奧田が
組下
(
くみした
)
山田
(
やまだ
)
軍平
(
ぐんぺい
)
と云者喜八が
形
(
かたち
)
を見て
怪
(
あやし
)
み
曲者
(
くせもの
)
待
(
まて
)
と聲を掛ながら既に
捕
(
とら
)
へんと喜八の袖を
押
(
おさ
)
へしにぞ喜八は一
生
(
しやう
)
懸命
(
けんめい
)
と彼の出刄庖丁にて軍平が捕へたる
片袖
(
かたそで
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
つぎが、
長野
(
ながの
)
、
山田
(
やまだ
)
、藤堂氏の領上野、島ヶ原、大川原と、夜は夜で肩をかえ、江戸発足以来一
泊
(
ぱく
)
もしないで、やがて、柳生の里は、柳生対馬守
御陣屋
(
ごじんや
)
、江戸から百十三里です。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
へえゝ……
種々
(
いろん
)
な
物
(
もの
)
が
有
(
あ
)
りますな、
此間
(
このあひだ
)
ね
山田
(
やまだ
)
さんの
坊
(
ぼつ
)
ちやんが
持
(
も
)
つていらしつたのを
私
(
わたし
)
が
握
(
にぎ
)
つたら、
玩具
(
おもちや
)
だと
仰
(
おつ
)
しやいましたが、
成程
(
なるほど
)
さま/″\の
物
(
もの
)
が
有
(
あ
)
りますよ、
此方
(
こつち
)
も
玩具
(
おもちや
)
……
彼方
(
あつち
)
も
玩具
(
おもちや
)
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
僕はこの「
繁昌記
(
はんじやうき
)
」の中に一々そんな記憶を加へるつもりはない。けれども唯
一人
(
ひとり
)
この機会にスケツチしておきたいのは
山田
(
やまだ
)
先生である。山田先生は第三中学校の剣道部と云ふものの先生だつた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
山田
(
やまだ
)
君と
君川
(
きみかわ
)
君という大学生が、やはり三角岳を
志
(
こころざ
)
して登っていった。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
隱
(
こも
)
り
沼
(
ぬ
)
や、
山田
(
やまだ
)
の
乳媼
(
ちおも
)
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
山田
(
やまだ
)
の
案山子
(
かかし
)
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
且
(
かつ
)
面白
(
おもしろ
)
い
人物
(
じんぶつ
)
であるから
交際
(
かうさい
)
して
見給
(
みたま
)
へと
云
(
い
)
ふのでありました、
是
(
これ
)
から
私
(
わたし
)
が
又
(
また
)
山田
(
やまだ
)
と
石橋
(
いしばし
)
とを
引合
(
ひきあは
)
せて、
先
(
ま
)
づ
桃園
(
とうゑん
)
に
義
(
ぎ
)
を
結
(
むす
)
んだ
状
(
かたち
)
です
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
塾
(
じゆく
)
の
山田
(
やまだ
)
は、
湯
(
ゆ
)
に
行
(
い
)
つて、
教場
(
けうぢやう
)
にも
二階
(
にかい
)
にも
誰
(
たれ
)
も
居
(
を
)
らず、
物音
(
ものおと
)
もしなかつた。
枕頭
(
まくらもと
)
へ……ばたばたといふ
跫音
(
あしおと
)
、ものの
近寄
(
ちかよ
)
る
氣勢
(
けはひ
)
がする。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
小野
(
おの
)
が、
教壇
(
きょうだん
)
の
上
(
うえ
)
に
立
(
た
)
たされて、
頭
(
あたま
)
をかいていると、
女
(
おんな
)
の
尾沢先生
(
おざわせんせい
)
が、
山田
(
やまだ
)
をつれて
教室
(
きょうしつ
)
にはいってこられました。
政ちゃんと赤いりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
山田
(
やまだ
)
は
元来
(
ぐわんらい
)
閉戸主義
(
へいこしゆぎ
)
であつたから、
其
(
そ
)
の
躯
(
からだ
)
が
恁
(
かう
)
云
(
い
)
ふ
雑務
(
ざつむ
)
に
鞅掌
(
わうしやう
)
するのを
許
(
ゆる
)
さぬので、
自
(
おのづ
)
から
遠
(
とほざ
)
かるやうに
成
(
な
)
つたのであります
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
南無三
(
なむさん
)
膝を
立直
(
たてなほ
)
し、立ちもやらず坐りも果てで、
魂
(
たましひ
)
宙に浮く
処
(
ところ
)
に、沈んで聞こゆる婦人の声、「
山田
(
やまだ
)
山田」と我が名を呼ぶ、
哬呀
(
あなや
)
と
頭
(
かうべ
)
を
掉傾
(
ふりかたむ
)
け
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「もう、きっと
気
(
き
)
をつけるね。じや、
尾沢先生
(
おざわせんせい
)
に、お
礼
(
れい
)
を
申
(
もう
)
しなさい。」と、
先生
(
せんせい
)
は、
山田
(
やまだ
)
にいわれました。
政ちゃんと赤いりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
散
(
ち
)
る、
風
(
かぜ
)
なくして
散
(
ち
)
る
其
(
その
)
もみぢ
葉
(
ば
)
の
影
(
かげ
)
の
消
(
き
)
ゆるのは、
棚田
(
たなだ
)
、
山田
(
やまだ
)
、
小田
(
をだ
)
の
彼方此方
(
あちこち
)
、
砧
(
きぬた
)
の
布
(
ぬの
)
のなごりを
惜
(
をし
)
んで
徜徉
(
さまよ
)
ふ
状
(
さま
)
に、
疊
(
たゝ
)
まれもせず、
靡
(
なび
)
きも
果
(
は
)
てないで、
力
(
ちから
)
なげに
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そして、なお
残念
(
ざんねん
)
に
思
(
おも
)
われたのは、あの
遠足
(
えんそく
)
の
日
(
ひ
)
に
山田
(
やまだ
)
がついにこなかったことでありました。
少年の日二景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おい
山田
(
やまだ
)
下
(
お
)
りて
來
(
こ
)
い、と
二階
(
にかい
)
を
大聲
(
おほごゑ
)
で
呼
(
よ
)
ぶと、ワツといひさま、けたゝましく、
石垣
(
いしがき
)
が
崩
(
くづ
)
れるやうにがたびしと
駈
(
か
)
け
下
(
お
)
りて、
私
(
わたし
)
の
部屋
(
へや
)
へ
一所
(
いつしよ
)
になつた。いづれも
一言
(
ひとこと
)
もなし。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
山田
(
やまだ
)
って、いい
子
(
こ
)
なんだよ。」と、
良
(
りょう
)
ちゃんは、
答
(
こた
)
えました。
少年の日二景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「きょう
山田
(
やまだ
)
にあったよ。」といいました。
少年の日二景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“山田”の意味
《固有名詞》
日本の地名。伊勢神宮の門前町である宇治山田(現在の三重県伊勢市)をさす。
(出典:Wiktionary)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
“山田”で始まる語句
山田美妙
山田八郎
山田奉行
山田宇兵衞
山田美妙斎
山田寺
山田桂華
山田孝雄
山田宗徧
山田左門