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反射
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はんしや
ふりがな文庫
“
反射
(
はんしや
)” の例文
此頃の
旱
(
ひでり
)
に
亀甲形
(
きつかふがた
)
に
亀裂
(
ひヾ
)
の
入
(
い
)
つた
焼土
(
やけつち
)
を踏んで、
空池
(
からいけ
)
の、日が
目
(
め
)
を
潰
(
つぶ
)
す計りに
反射
(
はんしや
)
する、白い大きな
白河石
(
しらかはいし
)
の橋の上に腰を
下
(
おろ
)
した。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
それと
同時
(
どうじ
)
に
地震波
(
ぢしんぱ
)
は
地球内部
(
ちきゆうないぶ
)
の
方向
(
ほうこう
)
にも
進行
(
しんこう
)
して
反對
(
はんたい
)
の
方面
(
ほうめん
)
に
現
(
あらは
)
れ、
場合
(
ばあひ
)
によつては
地球
(
ちきゆう
)
の
表面
(
ひようめん
)
で
反射
(
はんしや
)
して
再
(
ふたゝ
)
び
他
(
た
)
の
方面
(
ほうめん
)
に
向
(
むか
)
うのもある。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
さうすると
勘次
(
かんじ
)
は
力
(
ちから
)
を
極
(
きは
)
めて
臼
(
うす
)
の
中央
(
ちうあう
)
を
打
(
う
)
つ。それが
幾度
(
いくど
)
も
反覆
(
はんぷく
)
された。
庭
(
には
)
の
木立
(
こだち
)
の
陰翳
(
かげ
)
が
濃
(
こ
)
く
成
(
な
)
つて
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
はきら/\と
臼
(
うす
)
から
反射
(
はんしや
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
今
(
いま
)
の
宗助
(
そうすけ
)
なら
目
(
め
)
を
眩
(
まは
)
しかねない
事々物々
(
じゞぶつ/\
)
が、
悉
(
こと/″\
)
く
壯快
(
さうくわい
)
の二
字
(
じ
)
を
彼
(
かれ
)
の
額
(
ひたひ
)
に
燒
(
や
)
き
付
(
つ
)
けべく、
其時
(
そのとき
)
は
反射
(
はんしや
)
して
來
(
き
)
たのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
今
(
いま
)
はそれさへ
天涯
(
でんがい
)
の
彼方
(
かなた
)
に
落
(
お
)
ちて、
見渡
(
みわた
)
す
限
(
かぎ
)
り
黒暗々
(
こくあん/\
)
たる
海
(
うみ
)
の
面
(
おも
)
、たゞ
密雲
(
みつうん
)
の
絶間
(
たへま
)
を
洩
(
も
)
れたる
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
の一二
點
(
てん
)
が
覺束
(
おぼつか
)
なくも
浪
(
なみ
)
に
反射
(
はんしや
)
して
居
(
を
)
るのみである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
地
(
ち
)
には
光
(
ひかり
)
があり
反射
(
はんしや
)
があり、
空
(
そら
)
には
色
(
いろ
)
と
霑
(
うるほ
)
ひとがある。
空氣
(
くうき
)
は
澄
(
す
)
んで/\
澄
(
すみ
)
み
切
(
き
)
つて、どんな
科學者
(
くわがくしや
)
にもそれが
其處
(
そこ
)
にあるといふ
事
(
こと
)
を一
時
(
じ
)
忘
(
わす
)
れさせるであらう。
日の光を浴びて
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
彼
(
あ
)
の
人達
(
ひとたち
)
の
不奉公
(
ぶほうこう
)
を
私
(
わたし
)
の
心
(
こゝろ
)
の
反射
(
はんしや
)
だと
悟
(
さと
)
つたからの
事
(
こと
)
、
世間
(
せけん
)
に
當
(
あ
)
てもなく
人
(
ひと
)
を
苦
(
くる
)
しめる
惡黨
(
あくたう
)
もなければ、
神樣
(
かみさま
)
だとて
徹頭徹尾
(
てつとうてつび
)
惡
(
わる
)
い
事
(
こと
)
の
無
(
な
)
い
人
(
ひと
)
に
歎
(
なげ
)
きを
見
(
み
)
せるといふ
事
(
こと
)
は
遊
(
あそ
)
ばすまい、
何故
(
なぜ
)
ならば
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
鍬下ろせばうしろ向かるる冬の畑そこに
真赤
(
まつか
)
な閻魔の
反射
(
はんしや
)
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ほをら あそこの山へ
光線
(
くわうせん
)
を
反射
(
はんしや
)
させましたよ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
と
見
(
み
)
る/\
内
(
うち
)
に
長蛇
(
ちやうだ
)
の
船列
(
せんれつ
)
は
横形
(
わうけい
)
の
列
(
れつ
)
に
變
(
へん
)
じて、七
隻
(
せき
)
の
海賊船
(
かいぞくせん
)
の
甲板
(
かんぱん
)
には
月光
(
げつくわう
)
に
反射
(
はんしや
)
して、
劍戟
(
けんげき
)
の
晃
(
きらめ
)
くさへ
見
(
み
)
ゆ、
本艦
(
ほんかん
)
の
士官
(
しくわん
)
水兵
(
すいへい
)
は
一時
(
いちじ
)
に
憤激
(
ふんげき
)
の
眉
(
まゆ
)
を
揚
(
あ
)
げた
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
まだ
幾
(
いく
)
らも
刈
(
か
)
られてない
田
(
た
)
は、
黄褐色
(
くわうかつしよく
)
の
明
(
あか
)
るい
光
(
ひかり
)
を
反射
(
はんしや
)
して、
處々
(
しよ/\
)
の
畑
(
はたけ
)
に
仕
(
あ
)
る
桑
(
くは
)
も、
霜
(
しも
)
に
逢
(
あ
)
ふまではと
梢
(
こずゑ
)
の
小
(
ちひ
)
さな
軟
(
やはら
)
かな
葉
(
は
)
の四五
枚
(
まい
)
が
潤
(
うるほ
)
ひを
有
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
るのみである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
よせかけた
自転車
(
じてんしや
)
の
銀
(
ぎん
)
のハンドルの
反射
(
はんしや
)
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
明
(
あか
)
るい
日
(
ひ
)
は
全
(
まつた
)
く
晝
(
ひる
)
に
成
(
な
)
つた。
處々
(
ところ/″\
)
の
島
(
しま
)
のやうな
畑
(
はたけ
)
の
縁
(
へり
)
から
田
(
た
)
へ
偃
(
は
)
ひ
掛
(
かゝ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
料理菊
(
れうりぎく
)
の
黄
(
き
)
な
花
(
はな
)
が
就中
(
なかでも
)
一
番
(
ばん
)
強
(
つよ
)
く
日光
(
につくわう
)
を
反射
(
はんしや
)
して
近
(
ちか
)
いよりは
遠
(
とほ
)
い
程
(
ほど
)
快
(
こゝろ
)
よく
鮮
(
あざや
)
かに
見
(
み
)
えて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
朝日
(
あさひ
)
の
光
(
ひかり
)
の
異樣
(
ゐやう
)
に
反射
(
はんしや
)
して
居
(
を
)
るなど、
實
(
じつ
)
に
荒凉
(
くわうりよう
)
たる
有樣
(
ありさま
)
であつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
ああ
骨
(
ほね
)
なし
児
(
ご
)
よ。この
薄暮
(
くれがた
)
の
反射
(
はんしや
)
に
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
更にパツと
虚空
(
こくう
)
の
八方
(
はつぱう
)
に
反射
(
はんしや
)
する。
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
その上に日光の五色の
反射
(
はんしや
)
。
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
しだいに
反射
(
はんしや
)
がうすれて
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“反射”の解説
反射 (物理学)
反射(はんしゃ、en: reflection)とは、光や音などの波がある面で跳ね返る反応のことである。
(出典:Wikipedia)
反
常用漢字
小3
部首:⼜
4画
射
常用漢字
小6
部首:⼨
10画
“反射”で始まる語句
反射鏡
反射炉
反射光
反射凸面鏡
反射的動作