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ごあんない
えゝ、
一寸お
引合はせ
申しまする。
此男が
其の、
明日双六谷の
途中まで
御案内しまするで。さあ、
主、お
知己に
成つて
置けや。
「はゝあ。
寒山も
來てをられますか。それは
願つても
無い
事です。どうぞ
御苦勞序に
厨に
御案内を
願ひませう。」
さあ、これからわたくしどもがこの山の
御案内をいたしますから、どうぞあの
鬼を
退治して、わたくしどもの
敵をいっしょに
討っていただきとうございます。
その
玉のように、
輝やいていらつしやる
美しいお
客樣を、どうぞ
内らへ、と
御案内申し
上げてくれ。
是は
皆様も
御案内のことでござりますが、
其時豊公の
御寵愛を
蒙りました、
鞘師の
曾呂利新左衛門といふ人が、
此事を
聴いて、
私も一つやつて見たうござる、と
云ふので
『サア、
之から
獅子狩だ/\。』と
勇勸めるのを、
私は
漸の
事で
押止めたが、
然らば
此島の
御案内をといふので、それから、
山だの、
河だの、
谷の
底だの、
深林の
中だの
使者の間へ通すべしと申渡せば
戸村は中の口へ來り平石に向ひ
率御案内申すべしと先に
立使者の間の次へ來る時戸村は御使者には
御帶劔を御預り申さんといふ平石次右衞門
脇差を
とらへて
引立つるに
然らば
參るべしお
手お
放しなされ
大方は
人違ひと
思へどお
目にかゝりし
上ならではお
疑ひ
晴れ
難からん
御案内お
頼み
申すと
明瞭に
答へながら
心の
裡は
依然濛々漠々
「
御室へ
御案内しませう」と
云つて
立ち
上がつた。
これから
市街を
御案内いたしませう
從つて、
洲崎だの、
仲町だの、
諸入費の
懸かる
場所へは、
強ひて
御案内申さないから、
讀者は
安心をなすつてよい。
「では
御案内をいたしましょう。どうかごくろうでも、
湖の
底の
私の
住まいまでお
越し
下さいまし。」
「そんなら
御苦勞ながら、そこへ
御案内を
願ひませう。」かう
云つて、
閭は
座を
起つた。
かけ
貴殿には何人にて
何へ通り給ふや
當時本堂は
將軍の
若君天一坊樣の
御座所と相成り我々晝夜相詰
罷ありと
咎れば浪人は
拙者は當院の
住職天忠和尚の許へ相通る者なりと答ふ然ば
暫時此處に
御休息あるべし
其段拙者共より
方丈へ申通じ
伺ひし上にて
御案内せんといふに彼浪人も夫は
尤もの事なりと
自分も番所へ上れば番人は
「
搜すと
居ります。……
昨日も
鐵砲打の
旦那に、
私がへい、お
供で、
御案内でへい、
立派に
打たせましたので。」
エヽ
沸いて
居ります…
奥の二番へ
御案内申しなよ。客「エヽ
此莨入は
他人からの
預物ですから
其方へお
預りなすつて、
夫から
懐中に
些とばかり
金子がありますが、
是も一
緒にお
預りなすつて。 ...
(さあ、
其では
御案内申しませう、どれ、
丁度私も
米を
磨ぎに
参ります。)と
件の
桶を
小脇に
抱へて、
椽側から、
藁草履を
穿いて
出たが、
屈んで
板椽の
下を
覗いて、
引出したのは一
足の
古下駄で
「
一所においでなさい、
御案内申しませうから。」