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出世
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しゆつせ
ふりがな文庫
“
出世
(
しゆつせ
)” の例文
見得
(
みえ
)
を
搆
(
かま
)
はず
豆
(
まめ
)
なり
栗
(
くり
)
なり
氣
(
き
)
に
入
(
い
)
つたを
喰
(
た
)
べて
見
(
み
)
せてお
呉
(
く
)
れ、いつでも
父樣
(
とゝさん
)
と
噂
(
うわさ
)
すること、
出世
(
しゆつせ
)
は
出世
(
しゆつせ
)
に
相違
(
さうゐ
)
なく、
人
(
ひと
)
の
見
(
み
)
る
目
(
め
)
も
立派
(
りつぱ
)
なほど
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
斷
(
ことわ
)
りければ當家に
幼年
(
えうねん
)
の頃より奉公して番頭と迄
出世
(
しゆつせ
)
をなし忠義
無類
(
むるゐ
)
世間
(
せけん
)
にて伊勢屋の
白鼠
(
しろねずみ
)
と云ひ
囃
(
はや
)
し誰知らぬ者も無き評判の久八は日頃より主人の
吝嗇
(
りんしよく
)
なるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大名
(
だいみやう
)
の
行列
(
ぎやうれつ
)
が
來
(
き
)
ても、五
分
(
ぶ
)
々々
(
/\
)
に
通
(
とほ
)
れるといふほどの
權威
(
けんゐ
)
のあるものに、
玄竹
(
げんちく
)
の
藥箱
(
くすりばこ
)
は
出世
(
しゆつせ
)
した。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
零落
(
れいらく
)
した
女親
(
をんなおや
)
がこの世の楽しみと
云
(
い
)
ふのは
全
(
まつた
)
く
此
(
こ
)
の
一人息子
(
ひとりむすこ
)
長吉
(
ちやうきち
)
の
出世
(
しゆつせ
)
を見やうと
云
(
い
)
ふ事ばかりで、商人はいつ失敗するか
分
(
わか
)
らないと
云
(
い
)
ふ経験から、お
豊
(
とよ
)
は三度の
飯
(
めし
)
を二度にしても
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
なに
書畫
(
しよぐわ
)
どころか、
丸
(
まる
)
で
何
(
なに
)
も
分
(
わか
)
らない
奴
(
やつ
)
です。あの
店
(
みせ
)
の
樣子
(
やうす
)
を
見
(
み
)
ても
分
(
わか
)
るぢやありませんか。
骨董
(
こつとう
)
らしいものは
一
(
ひと
)
つも
並
(
なら
)
んでゐやしない。もとが
紙屑屋
(
かみくづや
)
から
出世
(
しゆつせ
)
してあれ
丈
(
だけ
)
になつたんですからね
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
あれは
弥勒
(
みろく
)
出世
(
しゆつせ
)
の暁に弘法大師が皆の手を執つてお迎へに出られる誓願があつたからださうだが、大師の考へでは
高々
(
たか/″\
)
三十人位の積りらしかつたが今のやうにたんと納まつては一寸始末に困るだらう。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そんなことをいへば 僕だつて犬より
出世
(
しゆつせ
)
はできないや
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
吉
(
きつ
)
ちやんお
前
(
まへ
)
にもゝう
逢
(
あ
)
はれなくなるねえ、とて
唯
(
たゞ
)
言
(
い
)
ふことながら
萎
(
しを
)
れて
聞
(
きこ
)
ゆれば、どんな
出世
(
しゆつせ
)
に
成
(
な
)
るのか
知
(
し
)
らぬが
其處
(
そこ
)
へ
行
(
ゆ
)
くのは
廢
(
よ
)
したが
宜
(
よ
)
からう
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
押
(
おさ
)
へ少し
辛抱
(
しんばう
)
して居らるゝと
屹度
(
きつと
)
出世
(
しゆつせ
)
も出來まする其御邸と申のは至つて
風儀
(
ふうぎ
)
も
能
(
よい
)
との事
傍輩衆
(
はうばいしう
)
も大勢有て御
奇麗
(
きれい
)
好
(
ずき
)
の方々ゆゑ毎日朝から
化粧
(
つくろひ
)
が御奉公安心なる物なりと口から
出次第
(
でしだい
)
喋舌立
(
しやべりたて
)
るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
吉
(
きち
)
はふゝんと
言
(
い
)
つて
彼
(
あ
)
の
兀頭
(
はげあたま
)
には
惜
(
を
)
しい
物
(
もの
)
だ、
御初穗
(
おはつう
)
を
己
(
お
)
れでも
着
(
き
)
て
遣
(
や
)
らうかと
言
(
い
)
へば、
馬鹿
(
ばか
)
をお
言
(
い
)
ひでない
人
(
ひと
)
のお
初穗
(
はつう
)
を
着
(
き
)
ると
出世
(
しゆつせ
)
が
出來
(
でき
)
ないと
言
(
い
)
ふではないか
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
大岡越前守
出世
(
しゆつせ
)
の
事
(
こと
)
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
我身
(
わがみ
)
の
上
(
うへ
)
にも
知
(
し
)
られまするとて
物
(
もの
)
思
(
おも
)
はしき
風情
(
ふぜい
)
、お
前
(
まへ
)
は
出世
(
しゆつせ
)
を
望
(
のぞ
)
むなと
突然
(
だしぬけ
)
に
朝之助
(
とものすけ
)
に
言
(
い
)
はれて、ゑツと
驚
(
おどろ
)
きし
樣子
(
やうす
)
に
見
(
み
)
えしが、
私等
(
わたしら
)
が
身
(
み
)
にて
望
(
のぞ
)
んだ
處
(
ところ
)
が
味噌
(
みそ
)
こしが
落
(
おち
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
大道餅
(
だいだうもち
)
買
(
か
)
ふてなり三ヶ
日
(
にち
)
の
雜煮
(
ぞうに
)
に
箸
(
はし
)
を
持
(
もた
)
せずば
出世
(
しゆつせ
)
前
(
まへ
)
の三
之
(
の
)
助
(
すけ
)
に
親
(
おや
)
のある
甲斐
(
かひ
)
もなし、
晦日
(
みそか
)
までに
金
(
かね
)
二
兩
(
りやう
)
、
言
(
い
)
ひにくゝ
共
(
とも
)
この
才覺
(
さいかく
)
たのみ
度
(
たき
)
よしを
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
しけるに、お
峯
(
みね
)
しばらく
思案
(
しあん
)
して
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
子
(
こ
)
たる
我々
(
われ/\
)
が
申譯
(
まをしわけ
)
の
言葉
(
ことば
)
なし、
是非
(
ぜひ
)
に
止
(
と
)
まり
給
(
たま
)
へと
言
(
い
)
へども、いや/\
其樣
(
そのやう
)
の
事
(
こと
)
はお
前樣
(
まへさま
)
出世
(
しゆつせ
)
の
曉
(
あかつき
)
にいふて
下
(
くだ
)
され、
今
(
いま
)
は
聞
(
きゝ
)
ませぬとて
孤身
(
みひとつ
)
の
風呂敷
(
ふろしき
)
づゝみ、
谷中
(
やなか
)
の
家
(
いへ
)
は
貸家
(
かしや
)
の
札
(
ふだ
)
はられて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今
(
いま
)
にあの
方
(
かた
)
は
出世
(
しゆつせ
)
をなさるに
相違
(
さうゐ
)
ない、
其時
(
そのとき
)
はお
前
(
まへ
)
の
事
(
こと
)
を
奧樣
(
おくさま
)
とでもいふのであらうに
今
(
いま
)
つから
少
(
すこ
)
し
氣
(
き
)
をつけて
足
(
あし
)
を
出
(
だ
)
したり
湯呑
(
ゆのみ
)
であほるだけは
廢
(
や
)
めにおし
人
(
ひと
)
がらが
惡
(
わる
)
いやねと
言
(
い
)
ふもあり
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
思
(
おも
)
ふまゝを
通
(
とほ
)
して
離縁
(
りゑん
)
とならは
太郎
(
たらう
)
には
繼母
(
まゝはゝ
)
の
憂
(
う
)
き
目
(
め
)
を
見
(
み
)
せ、
御兩親
(
ごりようしん
)
には
今
(
いま
)
までの
自慢
(
じまん
)
の
鼻
(
はな
)
にはかに
低
(
ひく
)
くさせまして、
人
(
ひと
)
の
思
(
おも
)
はく、
弟
(
おとゝ
)
の
行末
(
ゆくすゑ
)
、あゝ
此身
(
このみ
)
一つの
心
(
こゝろ
)
から
出世
(
しゆつせ
)
の
眞
(
しん
)
も
止
(
と
)
めずはならず
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其奴
(
そいつ
)
はいけない、
己
(
お
)
れは
何
(
ど
)
うしても
出世
(
しゆつせ
)
なんぞは
爲
(
し
)
ないのだから。
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“出世”で始まる語句
出世間
出世間的
出世時
出世讐
出世魚
出世景清
出世奴孫子軍配