“御初穗”の読み方と例文
新字:御初穂
読み方割合
おはつう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きちはふゝんとつて兀頭はげあたまにはしいものだ、御初穗おはつうれでもらうかとへば、馬鹿ばかをおひでないひとのお初穗はつうると出世しゆつせ出來できないとふではないか
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私は今夜中に此れ一枚ひとつを上げねば成らぬ、角の質屋の旦那どのが御年始着だからとて針を取れば、吉はふゝんと言つて彼の兀頭はげあたまには惜しい物だ、御初穗おはつうれでも着て遣らうかと言へば
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)