月とか梅とか一字ずつは読めても、文句の全体は校長にもわかるまいと思うような偈を、遠慮もなくいずれの凡人の墓にも書いて立てている。
私はこの頃、箱の裏に品物への偈(短い詩句)を書きつけることを始めた。永く別れていた品物にこう記した。「ヤスラフヤ、フルサトニ」と。
大寺の間に行はれた講式讃歌の元々偈として独立もして居た部分、此が宮寺の巫女の法文歌として独立する訣はある。
“偈”の意味
“偈”の解説
偈(げ、sa: gāthā)とは、仏典のなかで、仏の教えや仏・菩薩の徳をたたえるのに韻文の形式で述べたもの。「偈陀(げだ)」「伽陀(かだ)」とも音写し、意訳して「偈頌(げじゅ)」という。対して散文部分を「長行」という。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)