“一偈”の読み方と例文
読み方割合
いちげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みな、一偈(いちげ)を唱えた。もう焔は欄(らん)をこえて、快川のすそを焦がしていた。稚子(ちご)老幼の阿鼻叫喚(あびきょうかん)はいうまでもない。いま偈(げ)を叫んだ僧も唸(うめ)いてのたうちまわっていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
和尚後年、生死(しょうじ)代謝(たいしゃ)の際に臨みて一偈(いちげ)を賦するに当たり、偈中に「曹源(そうげんの)一滴水(てきすい)、一生用不尽(いっしょうもちうれどもつきず)」
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
而(しか)して國沴(こくてん)、一偈(いちげ)を作(つく)り汝(なんぢ)が流水(りうすゐ)に歸(かへ)るを送(おく)るべしとて、因(よつ)て吟(ぎん)じて云(い)ふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)