“いちげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一偈57.1%
一夏42.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかして國沴こくてん一偈いちげつくなんぢ流水りうすゐかへるをおくるべしとて、よつぎんじてふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
順逆無二門じゅんぎゃくにもんなし——の一偈いちげであった」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ハクラクの香炉峰はしばらく問わず、兎に角避暑地たるクウリンは一夏いちげを消するのに足る処らしい。
長江游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「是は阿波の鳴門に一夏いちげを送る僧にて候。さても此浦は平家の一門果て給ひたる所なれば痛はしく存じ、毎夜此磯辺に出でて御経を読み奉り候。磯山に、暫し岩根のまつ程に、暫し岩根のまつ程に、誰が夜舟とは白波に、楫音ばかり鳴門の、浦静かなる今宵かな、浦静かなる今宵かな。きのふ過ぎ、けふと暮れ、明日またかくこそ有るべけれ。」そろりとわづかに動いて
お伽草紙 (新字旧仮名) / 太宰治(著)