“滴水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しずく33.3%
したたりみず33.3%
てきすい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老牛が死力を尽して猶しもとを受くるのを見ては、ああ、疲れたる牛、厳しき笞、荷は重くみちは遠くして、日はさかりに土は焦がる、飲まんとすれど滴水しずくも得ぬ其苦しさやそも如何ばかりぞや
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それで、貴方はもう矢もたてもたまらなくなって、ほらの壁に滴水したたりみずのある所を捜しに出かけたのでしたわね。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
和尚後年、生死しょうじ代謝たいしゃの際に臨みて一偈いちげを賦するに当たり、偈中に「曹源そうげんの滴水てきすい一生用不尽いっしょうもちうれどもつきず
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)