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信心
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しんじん
ふりがな文庫
“
信心
(
しんじん
)” の例文
念仏によるか、
坐禅
(
ざぜん
)
によるか、
信心
(
しんじん
)
によるか、公案(坐禅)によるか、その行く
道程
(
みち
)
は違っていても、到着すべきゴールは一つです。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
そして、
信心
(
しんじん
)
ぶかいおかげで、神さまのおめぐみによって、切りとられたお妃さまの
手首
(
てくび
)
が、もういちど、もとのようにはえたのです。
手なしむすめ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
そのお
礼
(
れい
)
まいりに、
平生
(
へいぜい
)
信心
(
しんじん
)
する
長谷
(
はせ
)
の
観音
(
かんのん
)
さまへ、うち
中
(
じゅう
)
残
(
のこ
)
らず
引
(
ひ
)
き
連
(
つ
)
れて、にぎやかに
御参詣
(
ごさんけい
)
をなさいました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ロミオ おゝ、いでさらば、
我
(
わが
)
聖者
(
せいじゃ
)
よ、
手
(
て
)
の
爲
(
な
)
す
所爲
(
わざ
)
を
唇
(
くちびる
)
に
爲
(
な
)
さしめたまへ。
唇
(
くちびる
)
が
祈
(
いの
)
りまする、
聽
(
ゆる
)
したまへ、さもなくば、
信心
(
しんじん
)
も
破
(
やぶ
)
れ、
心
(
こゝろ
)
も
亂
(
みだ
)
れまする。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
神
(
かみ
)
信心
(
しんじん
)
、
仏
(
ほとけ
)
信心もだが、わしの胸には、どこにいても、母がいるからな。母を思い出すと、悪い事はすまいと思う。善い事はしようと思う。そして良い子を
日本名婦伝:太閤夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
なにしろ
信心
(
しんじん
)
が大切だ。生きて働いているに違いない。もう少し待っていればきっと帰って来る。——じいさんはこんな事を言って、しきりに女を慰めていた。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
こよひ
五三
不思議にもここに一夜をかりたてまつる事、
五四
一世ならぬ
善縁
(
ぜんえん
)
なり。
你
(
なんぢ
)
弱
(
わか
)
きとて
努
(
ゆめ
)
々
信心
(
しんじん
)
おこたるべからずと、
五五
小
(
ささ
)
やかにかたるも
清
(
す
)
みて心ぼそし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
かねて
信心
(
しんじん
)
する養安寺村の
蛇王権現
(
だおうごんげん
)
にお
詣
(
まい
)
りをして、帰りに北の
幸谷
(
こうや
)
なるお千代の里へ
廻
(
まわ
)
り、
晩
(
おそ
)
くなれば里に
一宿
(
いっしゅく
)
してくるというに、お千代の計らいがあるのである。
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
たとえ
私
(
わたくし
)
の
生命
(
いのち
)
を
縮
(
ちぢ
)
めましても
若様
(
わかさま
)
を
生
(
い
)
かしていただきます。
小供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
から
信心
(
しんじん
)
して
居
(
お
)
る
私
(
わたくし
)
でございます、
今度
(
こんど
)
ばかりは
是非
(
ぜひ
)
私
(
わたくし
)
の
願
(
ねが
)
いをお
聴
(
き
)
き
入
(
い
)
れ
下
(
くだ
)
さいませ……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
判斷
(
はんだん
)
なして此上
信心
(
しんじん
)
が
肝要
(
かんえう
)
なりと申しけるにお專も大いに
心配
(
しんぱい
)
なし然らば明日より
鹽斷
(
しほだち
)
なり
斷食
(
だんじき
)
なりして信心を致しお前の身に
凶事
(
きようじ
)
なき
樣
(
やう
)
に致さんと夫婦は
來方
(
こしかた
)
行末
(
ゆくすゑ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そのために、世界じゅうの海という海を渡って、神様を
願
(
がん
)
をかけるやら、お寺に
巡礼
(
じゅんれい
)
をするやらで、いろいろに
信心
(
しんじん
)
をささげてみましたが、みんな、それはむだでした。
眠る森のお姫さま
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
「
変
(
か
)
わった
薬屋
(
くすりや
)
さんだ。
信心
(
しんじん
)
するので、
神
(
かみ
)
さまが
薬
(
くすり
)
をおめぐみくだされたのかもしれない。」
手風琴
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
信心
(
しんじん
)
も
何
(
なに
)
もなかつたが、なあ、
揃
(
そろ
)
ひも
揃
(
そろ
)
つた、あなたがたのお
情
(
なさけ
)
——あの
娘
(
こ
)
も
聞
(
き
)
かつしやれ。
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その身は宗教の坊主と云えば
自
(
おのず
)
から
辱
(
はずか
)
しめを
免
(
まぬ
)
かるゝこともあらんかと、自分に宗教の
信心
(
しんじん
)
はなくして、子を思うの心より坊主にしようなどゝ
種々
(
しゅじゅ
)
無量に考えたことがあるが
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
仏の
護
(
まも
)
りは申すまでもない事ながらこの信実なる餞別が私のためにどれだけ益をしたか分らぬと思っていつも諸氏の厚い
信心
(
しんじん
)
を感謝しました。で、いよいよ出立するには金が
要
(
い
)
ります。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
地獄へ行っても地蔵様が我を頼めとおっしゃって子供を助けて下さるくらいだから、地蔵様を
信心
(
しんじん
)
していれば自然と親たちにもめぐり会えるだからと、方丈様がそうおっしゃるものだから
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
聖母
(
せいぼ
)
の
手套
(
てぶくろ
)
」即ち
實※答利斯
(
ジキタリス
)
の花、
信心
(
しんじん
)
の
諸人
(
しよにん
)
みなこれに
接吻
(
せつぷん
)
する。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
其れは「
田舎
(
いなか
)
の
信心
(
しんじん
)
」と云う短詩の一句である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
するとそこへ、あの
悪魔
(
あくま
)
がやってきました。こいつは、
信心
(
しんじん
)
ぶかいお
妃
(
きさき
)
さまをひどいめにあわせてやろうと、そのことばかり考えていたのです。
手なしむすめ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
行儀作法
(
ぎゃうぎさはふ
)
の
生粹
(
きっすゐ
)
ぢゃありやせん、でも
眞
(
ほん
)
の
事
(
こと
)
、
仔羊
(
こひつじ
)
のやうに、
温和
(
おとな
)
しい
人
(
ひと
)
ぢゃ。さァ/\/\、
小女
(
いと
)
よ、
信心
(
しんじん
)
さっしゃれ。……え、もう
終
(
す
)
みましたかえ、お
晝
(
ひる
)
の
食事
(
しょくじ
)
は?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
夫
(
それ
)
人
(
ひと
)
の性は善なりと雖ども
習慣
(
ならひ
)
に因て惡となると
云
(
いひ
)
又
(
また
)
衆生
(
しゆうじやう
)
は皆惡人なれど
信心
(
しんじん
)
の徳に因て
惡趣
(
あくしゆ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さんざん
諸国
(
しょこく
)
をめぐり
歩
(
ある
)
いた
末
(
すえ
)
、とうとうおしまいに、
長谷
(
はせ
)
の
観音
(
かんのん
)
さまは、
亡
(
な
)
くなったおかあさんの
信心
(
しんじん
)
した
仏
(
ほとけ
)
さまだから、また
願
(
ねが
)
ったら、きっと
娘
(
むすめ
)
に
会
(
あ
)
わせて
下
(
くだ
)
さるだろうと
思
(
おも
)
って
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
こんな
馬鹿気
(
ばかげ
)
たものはない。
世
(
よ
)
の
好
(
い
)
い時分に
出稼
(
でかせ
)
ぎなどゝ云ふものはなかつた。みんな戦争の御
蔭
(
かげ
)
だ。何しろ
信心
(
しんじん
)
が大切だ。生きて働らいてゐるに
違
(
ちがひ
)
ない。もう少し待つてゐれば
屹度
(
きっと
)
帰つて来る。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
一二
度
(
ど
)
は
女中
(
じょちゅう
)
と一
緒
(
しょ
)
に
私
(
わたくし
)
の
許
(
もと
)
へお
詣
(
まい
)
りに
来
(
き
)
たこともありました、
普通
(
ふつう
)
なら一々
参拝者
(
さんぱいしゃ
)
を
気
(
き
)
にとめることもないのですが、
右
(
みぎ
)
の
女中
(
じょちゅう
)
と
申
(
もう
)
すのが
珍
(
めず
)
らしく
心掛
(
こころがけ
)
のよい、
信心
(
しんじん
)
の
熱
(
あつ
)
い
娘
(
こ
)
でございましたから
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
いや、
誰方
(
どなた
)
もお
騷
(
さわ
)
ぎなさるな。もう
斯
(
か
)
うなつちや
神佛
(
かみほとけ
)
の
信心
(
しんじん
)
では
皆
(
みな
)
の
衆
(
しう
)
に
埒
(
らち
)
があきさうもないに
依
(
よ
)
つて、
唯
(
たゞ
)
私
(
わし
)
が
居
(
ゐ
)
なければ
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
だと、
一生懸命
(
いつしやうけんめい
)
に
信仰
(
しんかう
)
なさい、
然
(
さ
)
うすれば
屹度
(
きつと
)
助
(
たす
)
かる。
宜
(
よろ
)
しいか/\。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
王さまはむすめをじぶんのお
城
(
しろ
)
につれていきました。たいそう美しく、
信心
(
しんじん
)
ぶかいむすめでしたので、王さまは心のそこからこのむすめがすきになりました。
手なしむすめ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
取直に稻葉淡路守殿吟味に及ばれし處後家は
謹
(
つゝし
)
んで
夫
(
をつと
)
勘兵衞舊惡の事は私し共一向
存
(
ぞんじ
)
申さず六年以前夫婦と
相成
(
あひなり
)
し以來
更
(
さら
)
に
惡事
(
あくじ
)
も之なく人の
世話
(
せわ
)
も致し
信心
(
しんじん
)
を第一と
心掛
(
こゝろがけ
)
私くし共に目を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
鉢
(
はち
)
かつぎはそれを
見
(
み
)
ると、また
涙
(
なみだ
)
をこぼしながら、これも
亡
(
な
)
くなったおかあさまが、
平生
(
へいぜい
)
長谷
(
はせ
)
の
観音
(
かんのん
)
さまを
信心
(
しんじん
)
した
御利益
(
ごりやく
)
に
違
(
ちが
)
いないと
思
(
おも
)
って、もう一
度
(
ど
)
西
(
にし
)
の
方
(
ほう
)
を
向
(
む
)
いて、
観音
(
かんのん
)
さまを
拝
(
おが
)
みました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
“信心”の意味
《名詞》
信 心(しんじん)
信仰すること。また、その心。
仏教における誠心。
(出典:Wiktionary)
“信心”の解説
信心(しんじん)とは、神仏を信じる心。また、神仏を信じて祈ることをいう。
(出典:Wikipedia)
信
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“信心”で始まる語句
信心者
信心気
信心参
信心深
信心渇仰