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損害
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そんがい
ふりがな文庫
“
損害
(
そんがい
)” の例文
實際
(
じつさい
)
大地震
(
だいぢしん
)
の
損害
(
そんがい
)
に
於
(
おい
)
て、
直接
(
ちよくせつ
)
地震動
(
ぢしんどう
)
より
來
(
きた
)
るものは
僅
(
わづか
)
に
其一小部分
(
そのいつしようぶぶん
)
であつて、
大部分
(
だいぶぶん
)
は
火災
(
かさい
)
のために
生
(
しよう
)
ずる
損失
(
そんしつ
)
であるといへる。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
勘次
(
かんじ
)
の
村落
(
むら
)
は
臺地
(
だいち
)
であるのと
鬼怒川
(
きぬがは
)
の
土手
(
どて
)
が
篠
(
しの
)
の
密生
(
みつせい
)
した
根
(
ね
)
の
力
(
ちから
)
を
以
(
もつ
)
て
僅
(
わづか
)
ながら
崩壤
(
ほうくわい
)
する
土
(
つち
)
を
引
(
ひ
)
き
止
(
と
)
めたので
損害
(
そんがい
)
が
輕
(
かる
)
く
濟
(
す
)
んだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
果
(
はた
)
して、さしものに
猛
(
たけ
)
り
狂
(
くる
)
った
大時化
(
おおしけ
)
が、
間
(
ま
)
もなく
収
(
おさ
)
まり、
三浦
(
みうら
)
の
土地
(
とち
)
はさしたる
損害
(
そんがい
)
もなくして
済
(
す
)
んだのでしたが、
三浦以外
(
みうらいがい
)
の
土地
(
とち
)
、
例
(
たと
)
えば
伊豆
(
いず
)
とか
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
三十七
年
(
ねん
)
一
月
(
げつ
)
大雪
(
おほゆき
)
の
害
(
がい
)
と、
其
(
その
)
七月
(
しちぐわつ
)
疫疾
(
えきしつ
)
の
爲
(
ため
)
に、
牛馬
(
ぎうば
)
其
(
その
)
半
(
なかば
)
を
失
(
うしな
)
ひたるの
災厄
(
さいやく
)
あり。
其他
(
そのた
)
天災
(
てんさい
)
人害
(
じんがい
)
蝟集
(
ゐしふ
)
し
來
(
きた
)
り、
損害
(
そんがい
)
を
蒙
(
かうむ
)
る
事
(
こと
)
夥
(
おびたゞ
)
しく、
余
(
よ
)
が
心
(
こゝろ
)
を
惱
(
なやま
)
したる
事
(
こと
)
實
(
じつ
)
に
尠
(
すくな
)
からざるなり。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
じっさいそれは不幸中のさいわいであった、船は
暗礁
(
あんしょう
)
の上にすわったので、外部には少しぐらいの
損傷
(
そんしょう
)
があったが、
浸水
(
しんすい
)
するほどの
損害
(
そんがい
)
はなかった、だが動かなくなった船をどうするか。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
▼ もっと見る
気候
(
きこう
)
さえあたり前だったら今年は僕はきっといままでの旱魃の
損害
(
そんがい
)
を
恢復
(
かいふく
)
してみせる。そして
来年
(
らいねん
)
からはもううちの
経済
(
けいざい
)
も楽にするし長根ぜんたいまできっと
生々
(
いきいき
)
した
愉快
(
ゆかい
)
なものにしてみせる。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
かの
明治二十九年
(
めいじにじゆうくねん
)
の
三陸地方
(
さんりくちほう
)
の
海嘯
(
つなみ
)
の
被害區域
(
ひがいくいき
)
は
長
(
なが
)
さ
百五十
(
ひやくごじゆう
)
まいるにわたり、
死者
(
ししや
)
二萬二千人
(
にまんにせんにん
)
、
重傷者
(
じゆうしようしや
)
四千四百人
(
しせんしひやくにん
)
、
家
(
いへ
)
や、
船
(
ふね
)
の
流
(
なが
)
されたもの、
農地
(
のうち
)
の
損失
(
そんしつ
)
などで
損害
(
そんがい
)
總額
(
そうがく
)
は
數千萬圓
(
すうせんまんえん
)
に
上
(
のぼ
)
りました。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
此
(
この
)
海嘯
(
つなみ
)
は
後
(
のち
)
に
分
(
わか
)
つたが、
印度洋
(
インドやう
)
中
(
ちう
)
マルダイヷ
島
(
たう
)
附近
(
ふきん
)
の
海底
(
かいてい
)
の
地滑
(
ちすべ
)
りに
原因
(
げんいん
)
して、
亞弗利加
(
アフリカ
)
の
沿岸
(
えんがん
)
から、
亞剌比亞
(
アラビヤ
)
地方
(
ちほう
)
へかけて、
非常
(
ひじやう
)
な
損害
(
そんがい
)
を
與
(
あた
)
へた
相
(
さう
)
だが、
其
(
その
)
餘波
(
よは
)
が
此
(
この
)
孤島
(
はなれじま
)
まで
押寄
(
おしよ
)
せて
來
(
き
)
たのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
どのくらいの
損害
(
そんがい
)
であろう。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
この
山
(
やま
)
は
近時
(
きんじ
)
淺間山
(
あさまやま
)
と
交代
(
こうたい
)
に
活動
(
かつどう
)
する
傾
(
かたむ
)
きを
有
(
も
)
つてゐるが、
降灰
(
こうはひ
)
のために
時々
(
とき/″\
)
災害
(
さいがい
)
を
桑園
(
そうえん
)
に
及
(
およ
)
ぼし、
養蠶上
(
ようさんじよう
)
の
損害
(
そんがい
)
を
被
(
かうむ
)
らしめるので、
土地
(
とち
)
の
人
(
ひと
)
に
迷惑
(
めいわく
)
がられてゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
事件
(
じけん
)
は
如此
(
かくのごとく
)
にして一
見
(
けん
)
妙
(
めう
)
な
然
(
しか
)
も
最
(
もつと
)
も
普通
(
ふつう
)
な
方法
(
はうはふ
)
を
踏
(
ふ
)
んで
終局
(
しうきよく
)
が
告
(
つ
)
げられた。
被害者
(
ひがいしや
)
の
損害
(
そんがい
)
に
對
(
たい
)
する
賠償
(
ばいしやう
)
は
僅
(
わづか
)
であるとはいひながら一
時
(
じ
)
主人
(
しゆじん
)
の
手
(
て
)
から
出
(
で
)
てそれが
被害者
(
ひがいしや
)
に
渡
(
わた
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
いまの時代は
自己
(
じこ
)
一
点張
(
てんば
)
りでは生きてゆけない、少年はたがいにひじをとり、かたをならべて、共同戦線に立たねばならぬのだ、ひとりの
滅亡
(
めつぼう
)
は万人の滅亡だ、ひとりの
損害
(
そんがい
)
は万人の損害だ
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
かうして
鎔岩
(
ようがん
)
に
荒
(
あら
)
された
損害
(
そんがい
)
も
大
(
おほ
)
きいが、それよりも
火山灰
(
かざんばひ
)
のために
荒廢
(
こうはい
)
した
土地
(
とち
)
の
損害
(
そんがい
)
、
地盤沈下
(
じばんちんか
)
によつて
失
(
うしな
)
はれた
附近
(
ふきん
)
の
水田
(
すいでん
)
或
(
あるひ
)
は
鹽田
(
えんでん
)
の
損害
(
そんがい
)
はそれ
以上
(
いじよう
)
であつて
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
其處
(
そこ
)
には
毛蟲
(
けむし
)
や
其
(
そ
)
の
他
(
た
)
の
淺猿
(
あさま
)
しい
損害
(
そんがい
)
が
或
(
あるひ
)
は
有
(
あ
)
るにしても、しと/\と
屡
(
しば/\
)
梢
(
こずゑ
)
を
打
(
う
)
つ
雨
(
あめ
)
が
空
(
そら
)
の
蒼
(
あを
)
さを
移
(
うつ
)
したかと
思
(
おも
)
ふやうに
力強
(
ちからづよ
)
い
深
(
ふかい
)
い
緑
(
みどり
)
が
地上
(
ちじやう
)
を
掩
(
おほ
)
うて
爽
(
さわや
)
かな
冷
(
すゞ
)
しい
陰
(
かげ
)
を
作
(
つく
)
るのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
地震
(
ぢしん
)
の
直接
(
ちよくせつ
)
の
損害
(
そんがい
)
を
生
(
しよう
)
じないこともある。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
損
常用漢字
小5
部首:⼿
13画
害
常用漢字
小4
部首:⼧
10画
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