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奇妙
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きめう
ふりがな文庫
“
奇妙
(
きめう
)” の例文
何
(
な
)
んと
奇妙
(
きめう
)
ではありませんか、これ
等
(
ら
)
が
天
(
てん
)
の
紹介
(
ひきあはせ
)
とでも
云
(
い
)
ふものでせう、
實
(
じつ
)
は
私
(
わたくし
)
の
妻子
(
さいし
)
も、
今夜
(
こんや
)
の
弦月丸
(
げんげつまる
)
で
日本
(
につぽん
)
へ
皈國
(
かへり
)
ますので。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
云
(
い
)
ひ
終
(
をは
)
るや
愛
(
あい
)
ちやんは、一
本
(
ぽん
)
の
木
(
き
)
に
戸
(
と
)
があつて、
其中
(
そのなか
)
へ
眞直
(
まつすぐ
)
に
這入
(
はい
)
れるのに
氣
(
き
)
がつきました。
愛
(
あい
)
ちやんは『これは
奇妙
(
きめう
)
だ!』と
思
(
おも
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
『
是
(
これ
)
は
奇妙
(
きめう
)
な
妄想
(
まうざう
)
を
爲
(
し
)
たものだ。』と、
院長
(
ゐんちやう
)
は
思
(
おも
)
はず
微笑
(
びせう
)
する。『では
貴方
(
あなた
)
は
私
(
わたくし
)
を
探偵
(
たんてい
)
だと
想像
(
さうざう
)
されたのですな。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
金太郎は聞いてゐるうちに、
眼
(
め
)
の前が白く霞んで來て、見てゐた
寫
(
しや
)
眞が見えなくなつてしまつた。かつて、あまり經
驗
(
けん
)
したことのない
奇妙
(
きめう
)
な
感
(
かん
)
じである。
坂道
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
六九
こよひの
奇妙
(
きめう
)
既に一鳥声あり。我ここにありて
七〇
心なからんやとて、
平生
(
つね
)
のたのしみとする
俳諧風
(
はいかいぶり
)
の十七
言
(
こと
)
を、しばし
七一
うちかたぶいていひ出でける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
ウフ……
両掛
(
りやうがけ
)
と
莨入
(
たばこいれ
)
を
持
(
も
)
つて
行
(
い
)
つても、
肝心
(
かんじん
)
の
胴巻
(
どうまき
)
を忘れて
行
(
い
)
きやアがつた、
何
(
なん
)
でも百
両
(
りやう
)
から
有
(
あ
)
るやうだぜ、妻「
何
(
ど
)
うも本当に
奇妙
(
きめう
)
だね、主「おや
又
(
また
)
帰
(
かへ
)
んなすつた。 ...
(和)茗荷
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
老婆
(
らうば
)
がいはく、此火のやうにもゆる処ほかにもあり、夜にいればこと/″\く火をもやすゆゑ
獣
(
けもの
)
きたらずといへり。
余
(
よ
)
が江戸の目には
視
(
み
)
る所こと/″\く
奇妙
(
きめう
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
僕
(
ぼく
)
も
眞面目
(
まじめ
)
で
答
(
こた
)
へたのです。
全
(
まつた
)
く
僕
(
ぼく
)
は
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
の
出身
(
しゆつしん
)
です。
故意
(
わざ
)
と
奇妙
(
きめう
)
な
答
(
こたへ
)
をして
諸君
(
しよくん
)
を
驚
(
おどろ
)
かす
積
(
つもり
)
は
決
(
けつ
)
して
持
(
もた
)
ないので。これまでも
僕
(
ぼく
)
は
出身
(
しゆつしん
)
の
學校
(
がくかう
)
を
聞
(
きか
)
れましたが。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
只今是へ呼出すべしと有しに
與力
(
よりき
)
は
畏
(
かしこ
)
まり候と
其儘
(
そのまゝ
)
立て行ければ此場に
居合
(
ゐあは
)
せし者共は互ひに顏を
見合
(
みあはせ
)
死
(
しゝ
)
ける富右衞門が
再度
(
ふたたび
)
爰へ出べき樣もなし
扨々
(
さて/\
)
御奉行樣は
奇妙
(
きめう
)
なことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いまごろ
気
(
き
)
がついたか。おれも
腹
(
はら
)
が
減
(
へ
)
つてきたので、
自分
(
じぶん
)
の
眼玉
(
めだま
)
を
片方
(
かたほう
)
抉
(
えぐ
)
りだして
喰
(
く
)
つてるのだ。それにしばらくすると、また
元
(
もと
)
どほりに
眼玉
(
めだま
)
がちやんと
出来
(
でき
)
てくるから
奇妙
(
きめう
)
なものさ。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
奇妙
(
きめう
)
な
睡
(
ねむ
)
りに落ちて行く
メランコリア
(旧字旧仮名)
/
三富朽葉
(著)
入
(
い
)
る
船
(
ふね
)
停泊
(
とゞま
)
つて
居
(
ゐ
)
る
船
(
ふね
)
、
其
(
その
)
船々
(
ふね/″\
)
の
甲板
(
かんぱん
)
の
模樣
(
もやう
)
や、
檣上
(
しやうじやう
)
に
飜
(
ひるがへ
)
る
旗章
(
はたじるし
)
や、また
彼方
(
かなた
)
の
波止塲
(
はとば
)
から
此方
(
こなた
)
へかけて
奇妙
(
きめう
)
な
風
(
ふう
)
の
商舘
(
しやうくわん
)
の
屋根
(
やね
)
などを
眺
(
なが
)
め
廻
(
まわ
)
しつゝ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『
有難
(
ありがた
)
う、
見
(
み
)
てると
却々
(
なか/\
)
面白
(
おもしろ
)
い
舞踏
(
ぶたう
)
だわ』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、
漸
(
やうや
)
くそれが
濟
(
す
)
んだのを
嬉
(
うれ
)
しく
思
(
おも
)
ひました、『
私
(
わたし
)
も
其
(
そ
)
の
奇妙
(
きめう
)
な
胡粉
(
ごふん
)
の
歌
(
うた
)
が
大好
(
だいす
)
きよ!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
いや
入
(
い
)
らん、もう
死
(
し
)
ぬ
迄
(
まで
)
、ヅボンや、チヨツキ、
長靴
(
ながぐつ
)
には
用
(
よう
)
が
無
(
な
)
いのかも
知
(
し
)
れん。
然
(
しか
)
し
奇妙
(
きめう
)
な
成行
(
なりゆき
)
さ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
老婆
(
らうば
)
がいはく、此火のやうにもゆる処ほかにもあり、夜にいればこと/″\く火をもやすゆゑ
獣
(
けもの
)
きたらずといへり。
余
(
よ
)
が江戸の目には
視
(
み
)
る所こと/″\く
奇妙
(
きめう
)
なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
『
何
(
ど
)
うして
今日
(
けふ
)
は
此麽
(
こんな
)
に
奇妙
(
きめう
)
な
事
(
こと
)
ばかりなんでせう。
直
(
すぐ
)
に
中
(
なか
)
へ
行
(
ゆ
)
かれさうだわ』
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは
這
(
は
)
ひ
込
(
こ
)
みました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
猛虎
(
まうこ
)
を
屠
(
ほふ
)
るといふ
投鎗
(
なげやり
)
の
形
(
かたち
)
に
髣髴
(
ほうふつ
)
として、
其
(
その
)
兩端
(
りようたん
)
は
一種
(
いつしゆ
)
奇妙
(
きめう
)
の
鋭角
(
えいかく
)
をなして
居
(
を
)
る、
此
(
この
)
鋭角
(
えいかく
)
の
度
(
ど
)
が、
艇
(
てい
)
の
速力
(
そくりよく
)
に
關
(
くわん
)
して、
極
(
きわ
)
めて
緊要
(
きんえう
)
なる
特色
(
とくしよく
)
の
相
(
さう
)
である。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
或時
(
あるとき
)
徒然
(
つれ/″\
)
なるに
任
(
まか
)
せて、
書物
(
しよもつ
)
の
明細
(
めいさい
)
な
目録
(
もくろく
)
を
編成
(
へんせい
)
し、
書物
(
しよもつ
)
の
背
(
せ
)
には
札
(
ふだ
)
を一々
貼付
(
はりつ
)
けたが、
這麼機械的
(
こんなきかいてき
)
な
單調
(
たんてう
)
な
仕事
(
しごと
)
が、
却
(
かへ
)
つて
何故
(
なにゆゑ
)
か
奇妙
(
きめう
)
に
彼
(
かれ
)
の
思想
(
しさう
)
を
弄
(
ろう
)
して、
興味
(
きようみ
)
をさへ
添
(
そ
)
へしめてゐた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“奇妙”の解説
奇妙
(出典:Wikipedia)
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
妙
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
“奇妙”で始まる語句
奇妙々々
奇妙頂礼
奇妙な幕間狂言