双生児:――ある死刑囚が教誨師にうちあけた話―― (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
銭形平次捕物控:187 二人娘 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
源氏物語:46 竹河 (新字新仮名) / 紫式部(著)
前に言ったとおり、眼前に起こった事物も、彼には遠方のもののように思えた。全体はよく見て取れたが、些細な点はわからなかった。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン (新字新仮名) / ヴィクトル・ユゴー(著)
それらの些細な不和を、その後二人は、細やかな愛情で直そうと考えついたので、そのためにたがいにますます親愛の度を加えた。
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中 (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
もちろんそれは些細な事がらの上に起る。気がつかねばそれなりにすんでゆく。それというのもかれには執拗な観念が一つあった。
夢は呼び交す:――黙子覚書―― (新字新仮名) / 蒲原有明(著)
こんな事はよくあることであるが、世の中に虐遇されて、失望に慣れている一茶には、その些細なことも深く頭にしみ込んだのであろう。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
家庭愛増進術:――型でなしに (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉―― (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
而もフェアファックス・ロチスターの氣丈な精神を屈せしめ、その力強い體を顫へさせることが出來るのは、輕い些細な事件ではないのだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア (旧字旧仮名) / シャーロット・ブロンテ(著)
そんな些細なことにいちいちびくびくして振り向いているのも馬鹿らしいので、そのままにして探し物をつづけていました。
世界怪談名作集:15 幽霊 (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
こういう勤めが禅修行の一部をなしたものであって、いかなる些細な行動も絶対完全に行なわなければならないのであった。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心、岡倉覚三(著)
茶話:05 大正八(一九一九)年 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
田園の憂欝:或は病める薔薇 (新字旧仮名) / 佐藤春夫(著)
ごく些細なごく一時的の変化はあっても今日まで常にそうであった、というまことに驚くべき事実をも知っていた。
アッシャー家の崩壊 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット (旧字旧仮名) / ウィリアム・シェークスピア(著)