“事物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じぶつ50.0%
ことがら16.7%
もの16.7%
ものごと16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは心の主観的作用しゅかんてきさよう事物じぶつ客観きゃっかん価値かちと一致しないゆえである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
正否せいひのほどは保證ほしようがたいが、それはとにかくこんな些細ささい事物じぶつまで科學的かがくてき整理せいりせられてゐることは歎賞たんしようあたひするであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
言ひ難きを言ふは老練の上の事なれど、そは多く俗事物じぶつを詠じて、ならしむる者のみ。其事物如何いか雅致がちある者なりとも、十七字に余りぬべき程の多量の意匠を十七字の中につづめん事は、ほとんし得べからざる者なれば、古来の俳人も皆之を試みざりしに似たり。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
授業が始つてからも、時々眼前めのまへ事物ことがらに興味を失つて、器械のやうに読本の講釈をして聞かせたり、生徒の質問に答へたりした。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
加之それに段々、予期していたことが、実際とは違って来るのに、気が付くに連れて、世の中の事物ものが、何も彼も大抵興が醒めたような心持がする。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
そもそもかく外国々とつくにぐによりよろづの事物ものごとの我が大御国おおみくにに参り来ることは、皇神すめらみかみたちの大御心おおみこころにて、その御神徳の広大なるゆえ
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)