霜柱しもばしら
「繁野という老職を知っているか」 「繁野、——」石沢金之助は筆を止めて、次永喜兵衛を見あげた、「老職には二人いるが、どうかしたのか」 「としよりの家老のほうだ」 「御家老なら兵庫どのだろう、むろん知っているが、それがどうした」 「おれはつく …
作品に特徴的な語句
助役すけやく 心配しんぺい くら つの かみ まく たい つか つら 上眼うわめ 下城げじょう 五躰ごたい 些細ささい 仕置しおき おっ 会釈えしゃく せがれ 佃煮つくだに かぶと ひや 勾配こうばい 匕首あいくち 半刻はんとき 博奕ばくち 可哀かわい 可愛かわい つぶや うめ 和泉いずみ せき すす のど あえ わめ 嘲笑ちょうしょう うわさ 国許くにもと あか 堀端ほりばた 夕餉ゆうげ めと 容赦ようしゃ 寝衣ねまき 小女こおんな 小路こうじ しり きっ 差料さしりょう 布子ぬのこ 性根しょうね たし 憤懣ふんまん 我儘わがまま こしら おお つま 放蕩ほうとう 日数ひかず さら あば 月代さかやき 木綿もめん さく 次永つぐなが なぐ うじ 沙汰さた なお 温和おとな 溜息ためいき すべ にじ 熊平くまへい ひと こぶ まぶ なが 砦趾とりであと こわ やしろ 祐石ゆうせき 祝言しゅうげん 立退たちの はく 素姓すじょう 縞目しまめ 縹緻きりょう 繁野しげの つな ののし 美味うま ひじ さかな
題名が同じ作品
霜柱 (新字新仮名)宮本百合子 (著)