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『霜柱』
ふりがな文庫
『
霜柱
(
しもばしら
)
』
冬の日の静けさは何となく一種異った感じを人に与える。 黄色な日差しがわびしげに四辺にただようて、骨ばかりになった、木の影は、黒い線の様になって羽目にうつって居る。 風もない。木の葉が「かさ」とも「こそ」とも云わない中に、私の下駄の下にくずれ …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
題名が同じ作品
霜柱
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)