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器量
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きりやう
致す事なかれ
無禮は許す
傍近く參るべし我は
忝けなくも當將軍家
吉宗公の
御落胤なり當山中に赤川大膳といふ
器量勝れの浪人の有るよしを
ウフヽヽ、アハヽヽ
梅喜さん
腹ア
立つちやアいけないよ、お
前ん
処のお
内儀さんは
失敬だが
余り
器量が
好くないよ。梅「へえゝ
何んな
工合ですな。 ...
村落の
者は
段々に
器量相當な
晴衣を
着て
神社の
前に
聚つた。
目に
立つのは
猶且女の
子で、
疎末な
手織木綿であつてもメリンスの
帶と
前垂とが
彼等を十
分に
粧うて
居る。
お
心細き
御身なればこそ、
小生風情に
御叮嚀のお
頼み、お
前さま
御存じはあるまじけれど、
徃昔の
御身分おもひ
出されてお
痛はしゝ、
我れ
後見まゐらする
程の
器量なけれど
山家の
者には
肖合はぬ、
都にも
希な
器量はいふに
及ばぬが
弱々しさうな
風采ぢや、
背を
流す
内にもはツ/\と
内証で
呼吸がはづむから、
最う
断らう/\と
思ひながら、
例の
恍惚で
「
好い
器量?」と
御米が
聞いた
事がある。
器量ある
大將軍にあひ
奉らば
奧方にはあまりふしぎなる夢なれば
迚大納言光貞卿に
告給へば光貞卿
深く
悦びこの度
懷姙の子
男子ならば
器量勝れ世に名を
ムヽウ
私は
随分好い
男ですな。近「ウン……。梅「
私は
此の
位な
器量を
持つてゐながら、
家内は
鎧橋で
味噌漉を
提げて
往つた
下婢より悪いとは、ちよいと
欝ぎますなア。 ...
盡くしたる
心はおのづから
御覽じしるべし、
姿むくつけく
器量世におとりしとて
厭とはせ
給はゞ、
我れも
男のはしなり、
聞かれ
參らせずとて
只やはある、
他人の
眺めの
妬ましきよりはと
因りて
倩々案ずるに、
國許に
候恩田杢と
申者、
老職末席にて
年少なれど、きつと
器量ある
者につき、
國家の
政道を
擧げて
任せ
申さむと
存ずるが、
某も
渠も
若年なれば
譜代の
重役をはじめ
家中の
者ども
島秀之助が今日の
振舞後に關東へ聞え
器量格別の者なりとて
元文三年三月京都
町奉行を仰付られ
島長門守と
言しは此人なりし同五年江戸町奉行となり
延享三年
寅年免ぜらる
彼より
悪うございますと、それは
恐入りましたな、
私は美人だと思つてましたが、
器量の
善悪は
撫たツて
解りません……あ……
危えなア、
何んですなア……
是は……。近「
人力車だ。 ...
つくすとも
饜るべき
奴ならずと
冷凍る
拳握りつめて
當處もなしに
睨みもしつ
思ひ
返せばそれも
愚痴なり
恨みは
人の
上ならず
我れに
男らしき
器量あらば
是れ
程までには
窮しもすまじアヽと
歎ずれば
吐く
息しろく
見えて
身を
器量は
好いけれども
何所ともなしに
愛嬌のない
無人相な
容貌で若