决心けつしん)” の例文
いまじつ非常ひじやう塲合ばあひである、非常ひじやう塲合ばあひには非常ひじやう决心けつしんえうするので、躊躇ちうちよしてれば、吾等われら一同いちどうはみす/\ひとこの山中さんちう
ねんも三ねん泣盡なきつくして今日けふといふ今日けふどうでも離縁りゑんもらふていたゞかうと决心けつしんほぞをかためました、うぞ御願おねがひで御座ござります離縁りゑんじやうつてくだされ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しばらくしてから、もうなんともないことをつて、あいちやんはたゞちに花園はなぞのかうと决心けつしんしました、が可哀相かあいさうあいちやんは、戸口とぐちまでてから、そのちひさな黄金こがねかぎわすれたことにがついて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
きみその决心けつしんがあるなら屹度きつと出來できます、鐵車てつしや製造所せいぞうしよは、秘密造船所ひみつざうせんじよない何處どこかにまうけ、充分じゆうぶん材料ざいれうわたくしほうから供給けうきうし、またきみ助手たすけてとしては、毎日まいにち午前ごぜん午後ごゞ交代かうたい
最早もうあのかほ决心けつしんまいりました、まだわたしよりほかれのりでも承諾しようちせぬほどのを、だましてかしてゆめうちに、わたくしおにつてまいりました、御父樣おとつさん御母樣おつかさん
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かんがなほして今度こんどは、空場所あきばしよのあるあひだうしてやうと决心けつしんしました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
他方たはうすくなくとも我國わがくに威信ゐしんそんせんがめには非常ひじやう决心けつしん實力じつりよくとをえうするのである。
かるヽこヽろちたきものと、决心けつしん此處こヽりし今宵こよひめては妻戸つまどごしのおこゑきヽたく、とがめられんつみわすれて此處こヽしのそでにすがりてさとしなげヽば、これをはろ勇氣ゆうきいま
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ちゝおだやかならぬいろうごかして、あらたまつてなにかのとひざすゝめれば、わたし今宵こよひかぎ原田はらだかへらぬ决心けつしんまいつたので御座ござります、いさむゆるしでまいつたのではなく、かして、太郎たらうかしつけて
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
くすがながら口惜くちをしきなりりとてもひとこと斷念あきらめがたきはなにゆゑぞはでまんの决心けつしんなりしが親切しんせつことばきくにつけて日頃ひごろつゝしみもなくなりぬと漸々やう/\せまりくる娘氣むすめぎなみだむせびて良時やゝありしが
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
意味いみそんするところ何方いづこぞやぼうとしてくらきわかのかげいとゞまよひはしげふばかりるゝよしそらつき心〻こゝろ/\はんじてれどいづ眞意しんいぞわきがたよろこぶべきかなげくべきかお八重やへはお八重やへ優子いうこ優子いうこはれなばくせんの决心けつしんたがひかたけれどおもひのほかなるかへしにはなにさだめてなにとせん未練みれん
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)