“娘氣”の読み方と例文
新字:娘気
読み方割合
むすめぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このまゝに見返みかへりもしたまはずはいまさらおもてもけがたしかなしきことよと娘氣むすめぎたのみを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
はぬがふにいやまさると娘氣むすめぎやさしいところ
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
くすがながら口惜くちをしきなりりとてもひとこと斷念あきらめがたきはなにゆゑぞはでまんの决心けつしんなりしが親切しんせつことばきくにつけて日頃ひごろつゝしみもなくなりぬと漸々やう/\せまりくる娘氣むすめぎなみだむせびて良時やゝありしが
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)