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依
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よつ
ふりがな文庫
“
依
(
よつ
)” の例文
是
(
これ
)
は
面白
(
おもしろ
)
い、
近頃
(
ちかごろ
)
落語
(
らくご
)
が
大分
(
だいぶ
)
流行
(
はや
)
るから、
何所
(
どこ
)
かで
座料
(
ざれう
)
を
取
(
とつ
)
て
内職
(
ないしよく
)
にやつたら
面白
(
おもしろ
)
からう、事に
依
(
よつ
)
たら
片商売
(
かたしやうばい
)
になるかもしれない。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
依
(
よつ
)
て
此
(
かく
)
の如き獅子身中の虫を退治せんが為めに本組合
先
(
ま
)
づ
直
(
ただち
)
に彼を除名することの決議をして貰ひたい——緊急動議の要旨は
是
(
こ
)
れである
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
早々申上
御安堵
(
ごあんど
)
させ奉つらんと一※に存じ
込
(
こみ
)
君臣の
禮
(
れい
)
を失ひ候段恐入奉つり候
依
(
よつ
)
て兩人は是より
差控仕
(
さしひかへつかま
)
つる可と座を
退
(
しりぞ
)
かんとするを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
歳
(
とし
)
の
首
(
はじめ
)
といふので
有繋
(
さすが
)
に
彼
(
かれ
)
の
家
(
いへ
)
でも
相當
(
さうたう
)
に
餅
(
もち
)
や
饂飩
(
うどん
)
や
蕎麥
(
そば
)
が
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
/\の
例
(
れい
)
に
依
(
よつ
)
て
供
(
そな
)
へられた。
軟
(
やはら
)
かな
餅
(
もち
)
が
卯平
(
うへい
)
の
齒齦
(
はぐき
)
には一
番
(
ばん
)
適當
(
てきたう
)
して
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
と、その孔雀の笑ひ声と、同じやうに、恰も音楽は孔雀の指導に
依
(
よつ
)
て奏されてゐるかのやうに、その
調子
(
トーン
)
を低く落してコロコロと鳴り渡りました。
嘆きの孔雀
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
▼ もっと見る
子
(
こ
)
ども
達
(
たち
)
をおもひ
且
(
か
)
つ
愛
(
あい
)
することに
依
(
よつ
)
て、わたしはわたしの
此
(
こ
)
の
苦惱
(
くるしみ
)
にみちみてる
生涯
(
しやうがい
)
を
純
(
きよ
)
く、そして
美
(
うつく
)
しい
日々
(
ひゞ
)
として
過
(
すご
)
すでせう。これは
大
(
おほ
)
きな
感謝
(
かんしや
)
であります。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
をば
眞個
(
しんこ
)
の
海軍々人
(
かいぐんぐんじん
)
の
手
(
て
)
に
委
(
ゆだ
)
ねんとせし
彼
(
かれ
)
の
父
(
ちゝ
)
の
志
(
こゝろざし
)
が、
今
(
いま
)
や
意外
(
いぐわい
)
の
塲所
(
ばしよ
)
で、
意外
(
いぐわい
)
の
人
(
ひと
)
に
依
(
よつ
)
て
達
(
たつ
)
せらるゝ
此
(
この
)
嬉
(
うれ
)
しき
運命
(
うんめい
)
に、
思
(
おも
)
はず
感謝
(
かんしや
)
の
涙
(
なみだ
)
は
兩眼
(
りようがん
)
に
溢
(
あふ
)
れた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
子供
(
こども
)
の
兩足
(
りようあし
)
を
捕
(
とら
)
へて
倒
(
さか
)
さにつるし、
顏
(
かほ
)
を
外
(
そと
)
に
向
(
む
)
けて、
膝
(
ひざ
)
もて
背
(
せなか
)
を
撞
(
つ
)
くと
云
(
い
)
ふのですさうすれば、
曾
(
かつ
)
ての
實驗
(
じつけん
)
に
依
(
よつ
)
て
出
(
で
)
るから、
之
(
これ
)
を
遣
(
や
)
ツて
見
(
み
)
て
呉
(
く
)
れと
熱心
(
ねつしん
)
に
勸
(
すゝ
)
めました
手療法一則:(二月例会席上談話)
(旧字旧仮名)
/
荻野吟子
(著)
将に我頭を
睨
(
にら
)
む、一小蛇ありて之に
負
(
お
)
はる、
依
(
よつ
)
て
直
(
ただ
)
ちに杖を取りて
打落
(
うちをと
)
し、一
撃
(
げき
)
其
脳
(
のう
)
を
砕
(
くだ
)
けば忽ち死す、其
妙機
(
めうき
)
恰
(
あたか
)
も
死
(
し
)
せる蛇を
落
(
おと
)
したるが如くなりし、小なる者は
憐
(
あは
)
れにも之を生かし
置
(
お
)
けり
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
依
(
よつ
)
て
明人
(
みんひと
)
黄元立
(
くわうげんりつ
)
が〔
字考正誤
(
じかうせいご
)
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
余が去れる後数分、警吏は令状を
携
(
たづさ
)
へて平民社を
叩
(
たゝ
)
けり、厳達して曰く「
嗚呼
(
あゝ
)
増税」の一文、社会の秩序を壊乱するものあり
依
(
よつ
)
て之を
押収
(
あふしふ
)
すと
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
斯
(
かく
)
の如く遊されて
本門寺
(
ほんもんじ
)
へ渡し是を御門へ
張置
(
はりおく
)
べしと
仰渡
(
おほせわた
)
されけり
依
(
よつ
)
て右の
狂歌
(
きやうか
)
を
張置
(
はりおき
)
ければ是に
恥
(
はぢ
)
て
重
(
かさ
)
ねてさやうないたづらをばせざりしとかや
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
恁
(
かゝ
)
る事は
円朝
(
わたくし
)
も
薩張
(
さつぱり
)
存
(
ぞん
)
ぜずに
居
(
を
)
りましたが、
彼
(
か
)
の
談洲楼焉馬
(
だんしゆうろうえんば
)
が
認
(
したゝ
)
めた文に
依
(
よつ
)
て
承知
(
しようち
)
いたしました。
其文
(
そのぶん
)
に
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
依
(
よつ
)
て
明人
(
みんひと
)
黄元立
(
くわうげんりつ
)
が〔
字考正誤
(
じかうせいご
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
曰
(
いは
)
く社会党は祖国に取つて
不倶戴天
(
ふぐたいてん
)
の仇敵なり、一挙にして之れを全滅せざるべからずと、多謝す、アヽ独逸皇帝よ、汝の努力に
依
(
よつ
)
て我独逸の社会党は
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
右の通り
出役
(
しゆつやく
)
の者
取調
(
とりしら
)
べし上書付二通大岡越前守殿へ差出しけるに
依
(
よつ
)
て越州殿には
扨
(
さて
)
こそ
推量
(
すゐりやう
)
に
違
(
たが
)
はず外に
惡賊
(
あくぞく
)
有ことと是より
專
(
もつぱ
)
ら其本人を
種々
(
いろ/\
)
詮議
(
せんぎ
)
されけるとなん
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
槍先
(
やりさき
)
の
功名
(
こうみやう
)
に
依
(
よつ
)
て
長年
(
ながねん
)
大禄
(
たいろく
)
を
頂戴
(
ちやうだい
)
して
居
(
を
)
つたが、
是
(
これ
)
から
追々
(
おひ/\
)
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
が
開
(
ひら
)
けて
来
(
く
)
るに
従
(
したが
)
つて
時勢
(
じせい
)
も
段々
(
だん/\
)
変化
(
へんくわ
)
して
参
(
まゐ
)
るから、
何
(
なに
)
か
身
(
み
)
に一
能
(
のう
)
を
具
(
そな
)
へたいと考へて、
予
(
よ
)
は
人知
(
ひとし
)
れず
医学
(
いがく
)
を研究したよ。
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
依
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
“依”を含む語句
依頼
依怙地
依然
依怙
憑依
依嘱
依而
御依頼
依之
依旧
依羅
帰依
依怙贔屓
歸依
依田学海
帰依者
玉依姫
依附
依々
依網
...