“雪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆき74.9%
そそ11.6%
すす5.8%
そゝ2.5%
すゝ1.7%
ユキ0.6%
いき0.6%
0.3%
ゆウき0.3%
スノウ0.3%
すゝが0.3%
すゝぐ0.3%
せつ0.3%
0.3%
スネエウ0.3%
ユギ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越前ゑちぜん武生たけふの、わびしい旅宿やどの、ゆきうもれたのきはなれて、二ちやうばかりもすゝんだとき吹雪ふゞき行惱ゆきなやみながら、わたしは——おもひました。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
第十五条 うらみを構へあだを報ずるは、野蛮の陋習にして卑劣の行為なり。恥辱をそそぎ名誉を全うするには、すべからく公明の手段をえらむべし。
修身要領 (新字旧仮名) / 福沢諭吉慶應義塾(著)
すすぐは臣下の本分、卑怯未練な蛆虫うじむしめらを、一泡吹かせて斬り死に致す覚悟でござる。お通し下されいッ。お止めだて下さるな
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昨日は英語で一番綴りの長いことばの事を言つたが、今日は林檎の冤罪をそゝいだおけに、世界中で一番長い名前をお知らせする。
尋ね出してをつと道十郎殿の惡名をすゝがせん者をと夫より心を定め赤坂あかさか傳馬町でんまちやうへと引取られ同町にておもてながらもいとせま孫店まごだな借受かりうけ爰に雨露うろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
例えば「ツキ」の「キ」には「紀」(またはこれと同類)の仮名を書き、ユキの「キ」には「伎」(またはこれと同類)の仮名を書く。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
わらべのあそびにいきだうといふ㕝あり、初編にいだせり。
「一つあんちゃんにええことがあるで。———仏蘭西語せてもらえるで」
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ゆウきはふるふる、ながし。
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
のみならず、アラスカのスノウは Snow は Snow でも本物のスノウでけっしてコカインではない。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
すゝがん物と思ふより庄兵衞に會ひ云々と申すに因て僥倖さいはひなれば只今よりして彼方へおもむあだを殺して身の明を立んと思へど我私しのうらみを以て他人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
吾儕わがみが先立てば誰とて後で父樣とゝさまの御介抱をば申し上ん夫を思へば捨兼すてかねる生命を捨ねば惡名をすゝぐに難き薄命ふしあはせお目覺されし其後に此遺書かきおき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いわんや北国のせつ世界はほとんど一年の三分の一を白き物の中に蟄居ちっきょせざるべからざるや。ことに時候を論ぜざる見世物と異なりて、渠の演芸はおのずから夏炉冬扇のきらいあり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いんえ、串戯じょうだんではない、嘘ではない。余所よそに面白いことが十分あると見えて、それ、たまたまで、顔を見せても、雪のの字も言いなさらぬ。な、あの児も、あんたには大きに苦労をしたもんじゃが。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大分ヒールスネエウが降っているな」
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ンヤデヤなア、ユギゲデセエ、ニシゴト日當ひあダりの屋根ヤネサ干すエネればタコエそがしグテ、オド晝間シルマまでタコ掻廻カマして、それガラ田畔タノクロサあがテせ、ママ
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)