“ユキ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ゆき
語句割合
50.0%
悠紀50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えば「ツキ」の「キ」には「紀」(またはこれと同類)の仮名を書き、ユキの「キ」には「伎」(またはこれと同類)の仮名を書く。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
例えば「ユキ」のキには「伎」「企」「枳」などのどれを使ってもよく、「ツキ」のキには「紀」「奇」などどれを使ってもよい。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
しかし「ツキ」のキには「伎」「企」「枳」などは用いず、「ユキ」のキには「紀」「奇」などは用いないというように、きっぱり二つの類に分れている。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
キミ」「ユキ」「御酒ミキ」「ツキ」「オキ」「る」「カキ」「サキ」「オキナ」「昨日キノフ」「キヨ」「常盤トキハ」「アキラメ」「サキハヒ」「杜若カキツハタ」「行き」「き」「分き」「吹き」「
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
それまでは、郊外の北野の斎場サイヂヤウといふ処にあるその山を、大甞宮までひいて来るのです。片方を悠紀ユキの山、今一方が主基スキの山なのです。
日本美 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此等の東人の新嘗風習を踏み台にすれば、我々には垣間見をも許されて居らぬ悠紀ユキ主基スキの青柴垣に籠る神秘も、稍、窺はれる様な感じがする。
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)