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しもべ
ふりがな文庫
“
僕
(
しもべ
)” の例文
「進歩なるものは神を信じてるはずです。善は不信の
僕
(
しもべ
)
を持つわけはありません。無神論者である人は、人類の悪い指導者です。」
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
されど汝らの中にてはしからず、かえって大ならんと思う者は、汝らの
役者
(
えきしゃ
)
となり、頭たらんと思う者は、すべての者の
僕
(
しもべ
)
となるべし。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
僕
(
しもべ
)
の僕によりてアルノよりバッキリオーネに遷され、惡の爲に竭せる身をかしこに殘せる者を見たりしなるべし 一一二—一一四
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
(唯円、筆を水につけてくちびるをうるおす。
弟子
(
でし
)
たちそれにならう)裁く心と誓う心は悪魔から出るのじゃ……人の
僕
(
しもべ
)
になれ。
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
番甲 これにをりまする
老僧
(
らうそう
)
、また
殺
(
ころ
)
されましたるロミオの
僕
(
しもべ
)
一
人
(
にん
)
、
何
(
いづ
)
れも
墓
(
はか
)
を
發
(
あば
)
きまするに
屈竟
(
くっきゃう
)
の
道具
(
だうぐ
)
をば
携
(
たづさ
)
へてをりまする。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
エホバよりまずサタンに向って、「
汝
(
なんじ
)
心を用いてわが
僕
(
しもべ
)
ヨブを見しや、彼の如く
完
(
まった
)
くかつ正しくて神を畏れ悪に遠ざかる
人
(
ひと
)
世
(
よ
)
に
非
(
あら
)
ざるなり」
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
やがて「ノア酒さめて其若き子の已に為したる事を知れり。是に於て彼言ひけるはカナン
詛
(
のろ
)
はれよ、彼は
僕
(
しもべ
)
等の僕となりて其兄弟に
事
(
つか
)
へん」
可愛い山
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
その中には、
大身
(
たいしん
)
から贈る祝い物であろう、これ見よがしに
僕
(
しもべ
)
に
担
(
にな
)
わせて、
月輪殿
(
つきのわどの
)
を訪れるらしい
幾荷
(
いくか
)
の
吊台
(
つりだい
)
も通って行った。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
心の水は
沸
(
に
)
え立ッた。それ
朝餉
(
あさがれい
)
の
竈
(
かまど
)
を跡に見て跡を追いに出る
庖廚
(
くりや
)
の
炊婢
(
みずしめ
)
。サア鋤を手に取ッたまま尋ねに飛び出す畑の
僕
(
しもべ
)
。家の中は大騒動。
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
神の如き此の女性を、汝は何が故にかくも虐待するのか、汝は此の女性の夫たる——否、否、
僕
(
しもべ
)
にすらなる資格はないのだ。
彼が殺したか
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
「お気の毒にもご老僧は未お体が悪いと見える」——斯う云い乍ら門の方を暫く純八は見送ったが、軈て
僕
(
しもべ
)
の八蔵を呼んで其穢物を掃除させた。
高島異誌
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
自分はこの意味に於いて
僕
(
しもべ
)
と奴隷とを區別する。我等は常に道の僕とならなければならない。併し同時に如何なる者の奴隷となつてもならない。
三太郎の日記 第三
(旧字旧仮名)
/
阿部次郎
(著)
給仕する
僕
(
しもべ
)
の黒き
上衣
(
うわぎ
)
に、白の前掛したるが、何事をかつぶやきつつも、卓に倒しかけたる椅子を、引起して
拭
(
ぬぐ
)
ひゐたり。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
例えば物理学を見ても、十九世紀の物理学は、力学を完成し、電気を人類の
僕
(
しもべ
)
とするところまでしか、到達しなかった。
未来の足音
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
五更
(
ごこう
)
(午前三時—五時)に至って、張はまた起きた。
僕
(
しもべ
)
を呼んで燈火をつけさせ、髪をくしけずり、衣服をととのえて、改めて同宿の孟に挨拶した。
中国怪奇小説集:05 酉陽雑爼(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ブラジルのサンパウロを旅行中その
僕
(
しもべ
)
大木の幹に腰掛くると動き出したから
熟
(
よく
)
視
(
み
)
ると木でなくて大蛇だったと記した。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
僕の前に事業が、そして後ろにあなたがあれば、僕は神の最も小さい
僕
(
しもべ
)
として人類の祝福のために一生をささげます。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「おおわが神よ、何を下さるのか」神の老いたる
僕
(
しもべ
)
は歓びに満ちてささやいた「今、わたくしに、何を下さるのか」
海豹
(新字新仮名)
/
フィオナ・マクラウド
(著)
そして、私の忠実な
僕
(
しもべ
)
の芸術家達は、巫女のような洞察で天と人類とのゆきさつを感じ、様々な形で生存の真髄を書きとめ刻みつけ彩って行くのです。
対話
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
または悪魔悪鬼にまれ、若しこの事を
叶
(
かな
)
えてくれたら、永劫未来後の世はお
主
(
ぬし
)
の
僕
(
しもべ
)
となって暮そう、火の山、針の林へもよろこんではいるであろう——
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
僕
(
しもべ
)
の手から、がんりきの手へ、がんりきの手からいま改めて主膳に返されてみると、主膳はそれを持扱いの
体
(
てい
)
です。
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
今より後われ
爾曹
(
なんじら
)
を
僕
(
しもべ
)
と
称
(
いわ
)
ず。そは僕は其の主の
行
(
なす
)
ことを知らざれば也。我さきに爾曹を友と呼べり。我爾曹に我が父より聞きし所のことを尽く
告
(
つげ
)
しに
縁
(
よ
)
る。
イエスキリストの友誼
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
万寿寺に往って寺の中を見ていると、
彼
(
か
)
の女が出て来て奥の方へ
伴
(
つ
)
れて往ったので、荻原の
僕
(
しもべ
)
は
肝
(
きも
)
を
潰
(
つぶ
)
して逃げ帰り、家の者に知らしたので皆で往ってみると
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
亜米利加の政治家は、形式的には労働者の
僕
(
しもべ
)
なれども、実質的においては労働者の指導的精神である。
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
さればこの時の
風采
(
ふうさい
)
は、悪魔の手に捕えられた、一体の
善女
(
ぜんにょ
)
を救うべく、ここに
天降
(
あまくだ
)
った
菩薩
(
ぼさつ
)
に似ず、仙家の
僕
(
しもべ
)
の誤って
廬
(
ろ
)
を破って、下界に追い
下
(
おろ
)
された哀れな趣。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
われは進みて此
僕
(
しもべ
)
の耳に附き、アヌンチヤタの宿はいづくぞと問ひしに、僕は
首
(
かうべ
)
を𢌞して我顏を
打目
(
うちま
)
もり、アヌンチヤタと
宣給
(
のたま
)
ふか、そはアウレリアの誤なるべし
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
僕
(
しもべ
)
たる身を貴しと思い、御身を讃めたたえまつりて、その大いさを説き示し、み保護のもと歓び行いて、御宿りのいかばかり美しきかを人に教えまつらんことを希う。
旅愁
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
又慈悲深く、
寛厚
(
かんこう
)
にして、常に救いの手をさしのべんとする、仁者の心を
以
(
もっ
)
て心とせよ。更に又為すべき事を為して、報酬を求めざる神の
僕
(
しもべ
)
の克己心をこれに加えよ。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
酒肴
(
しゅこう
)
を携えてここに遊び、終日歓を尽くし、帰るに臨んで
僕
(
しもべ
)
に一包みを与え、借料の礼なりといい
おばけの正体
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
そこで、神の
僕
(
しもべ
)
なる我がコペイキンは、その伝令兵と一緒に馬車へ乗せられてしまったのです。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
それですから、英語では官吏のことをパブリック・サーヴァント即ち
公
(
おおやけ
)
の
僕
(
しもべ
)
というくらいです
心のアンテナ
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
ただ神の正義を伝えんが為に
茲
(
ここ
)
に来た。諸君、諸君は神を信ずる。何が
故
(
ゆえ
)
に神に従わないか。何故に神の
恩恵
(
おんけい
)
を
拒
(
こば
)
むのであるか。
速
(
すみやか
)
にこれを
悔悟
(
かいご
)
して従順なる神の
僕
(
しもべ
)
となれ。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
しかし後半生においては忠実な神の
僕
(
しもべ
)
であった。ストリンドベルヒは自然主義の精神を最も明らかに体現した人である。しかし晩年には神と神の正義との熱心な信者であった。
『偶像再興』序言
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
車を二台持って来たのであって、例の東国の荒武者が、七、八人、多くの
僕
(
しもべ
)
を従えていた。
源氏物語:53 浮舟
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
終に臨んで予は切に卿等が幸福と健在とを祈る。卿等に常に忠実なる
僕
(
しもべ
)
、北畠義一郎拝。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
石磴
(
せきとう
)
を登らむとする時その麓なる井のほとりに老婆の石像あるを見、これは何かと
僕
(
しもべ
)
に問へば
咳嗽
(
せき
)
のばばさまとて、せきを病むもの
願
(
がん
)
を掛け病
癒
(
いゆ
)
れば甘酒を供ふるなりといへり。
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
さう、其處に僕の光榮と
喜悦
(
きえつ
)
があります。僕は全能の
主
(
しゆ
)
の
僕
(
しもべ
)
です。僕は人間の導きで——僕と同じ被造物の缺點だらけな法則と間違ひだらけな統御を受けて行くんぢやありません。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
彼、キム・ヲ・チパスクマ(山の教義)の徒、チクニ・アコシラツキ・オルシユペ(樹の守護の教義)の徒、地上の者、聖シランパの子、黙想者、聖トボチの
僕
(
しもべ
)
。彼はかく念ずらし。
篁
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
主より派手に着飾ろうとする
僕
(
しもべ
)
があろうか。いつも身支度は簡素である。着過ごすなら働きにくい。生活は素朴の風を求める。よき器を見られよ、かつて華美に過ぎたものがあろうか。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
夜話の帰りに
僕
(
しもべ
)
の云ふには、南の路より御帰りなさるべし。それは道遠し。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
主
(
しゅ
)
よ、汝の
僕
(
しもべ
)
にたいしてあまりに不満を感じたもうな。わがなせしところははなはだわずかであった。されどわれはそれ以上をなし得なかった……。われは戦い、苦しみ、さ迷い、創造した。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
一茶の句に、『椋鳥と呼ばるゝ今日の寒さかな』といふのがあるが、その椋鳥の一人になつて、父親は江戸に出て、質屋だの、金貸だのゝ
僕
(
しもべ
)
となつて、そして若い時を勇ましく働いたのであつた。
田舎からの手紙
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
われこそ真は大神でいゆすが
僕
(
しもべ
)
、
伊留満
(
いるまん
)
あんとにゆすでおぢやるぞ。
南蛮寺門前
(新字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
セエラのうしろには、『最後の人形』の箱を持った
僕
(
しもべ
)
が続きました。
小公女
(新字新仮名)
/
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット
(著)
やはり、芸術につかえる一人の
僕
(
しもべ
)
として、私一個人の願いなのですが
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
私は偽られた自分に鞭打って忠実の
僕
(
しもべ
)
であった筈だ
やるせなさ
(新字新仮名)
/
今野大力
(著)
「主よ、ここにあなたの小さな
僕
(
しもべ
)
が居ります」
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
万人のために
僕
(
しもべ
)
とならん意思である。
地上:地に潜むもの
(新字新仮名)
/
島田清次郎
(著)
信一郎は、従順な
僕
(
しもべ
)
のやうに答へた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
榮光いんよくの主とその
僕
(
しもべ
)
にあれ。
初夏の祈祷
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
僕
常用漢字
中学
部首:⼈
14画
“僕”を含む語句
下僕
老僕
奴僕
僮僕
小僕
従僕
使僕
僕婢
童僕
寺僕
婢僕
家僕
僕達
從僕
侍僕
僕隷
僕使
僕等
忠僕
学僕
...