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『やるせなさ』
ふりがな文庫
『
やるせなさ
(
)
』
単の着物を羽織りたい ま夏の時季が訪れた けれども私の白い単は 恰も乞食の着物の様によごれている * やるせない心は、私の生立ちの 大切な、又、辛い負いめである 私は荷われた運命の様に 灯の下へも、川へも、丘へも ともなわねばならない これ …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「旭川新聞」1924(大正13)年8月14~15日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
下
(
もと
)
僕
(
しもべ
)
他人
(
ひと
)
単
(
ひとえ
)
恰
(
あたか
)