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付近
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ふきん
ふりがな文庫
“
付近
(
ふきん
)” の例文
この
日
(
ひ
)
は、
町
(
まち
)
は、いつもと
異
(
こと
)
なって、いろいろの
夜店
(
よみせ
)
が、
大門
(
だいもん
)
の
付近
(
ふきん
)
から、
大通
(
おおどお
)
りにかけて、
両側
(
りょうがわ
)
にところ
狭
(
せま
)
いまで
並
(
なら
)
んでいました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もう一つの木は、南米およびその
付近
(
ふきん
)
の島だけに生ずる、アルガロッペと
称
(
しょう
)
するもので、これも酒をつくることができる、一同はゴルドンの
指揮
(
しき
)
に
従
(
したが
)
って、この二種の木の実を
採集
(
さいしゅう
)
した。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
父親
(
ちちおや
)
が、
街道
(
かいどう
)
を
歩
(
ある
)
いていますと、
電信柱
(
でんしんばしら
)
の
付近
(
ふきん
)
に
鳴
(
な
)
いているつばめは、「いま、お
帰
(
かえ
)
りですか。」と、いうように
聞
(
き
)
こえました。
山へ帰りゆく父
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
どことなくきざに
見
(
み
)
える、その
男
(
おとこ
)
はサングラスをかけ、
青地
(
あおじ
)
の
服
(
ふく
)
を
着
(
き
)
て、
毎日
(
まいにち
)
空気銃
(
くうきじゅう
)
を
持
(
も
)
ち、この
付近
(
ふきん
)
をぶらついていました。
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
町
(
まち
)
の
人
(
ひと
)
や、また
付近
(
ふきん
)
の
漁師
(
りょうし
)
がお
宮
(
みや
)
へおまいりをするときに、この
店
(
みせ
)
に
立
(
た
)
ち
寄
(
よ
)
って、ろうそくを
買
(
か
)
って
山
(
やま
)
へ
上
(
のぼ
)
りました。
赤いろうそくと人魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
すると、
焼
(
や
)
け
出
(
だ
)
された
人々
(
ひとびと
)
や、その
近所
(
きんじょ
)
の
人
(
ひと
)
たちが、
付近
(
ふきん
)
でうろうろしたり、
大騒
(
おおさわ
)
ぎをしたりしている
有
(
あ
)
り
様
(
さま
)
が、
目
(
め
)
に
見
(
み
)
えるような
気
(
き
)
がしました。
火事
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
甲
(
こう
)
は
日
(
ひ
)
の
暮
(
く
)
れるのを
待
(
ま
)
っていました。
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れると、
馬
(
うま
)
を
引
(
ひ
)
いて
清水
(
しみず
)
の
辺
(
ほとり
)
へゆきました。そして、たるの
中
(
なか
)
の
油
(
あぶら
)
をすっかり
清水
(
しみず
)
の
付近
(
ふきん
)
へ
流
(
なが
)
してしまいました。
神は弱いものを助けた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
子供
(
こども
)
は、このあたりのものではないことはよくわかっています。
前
(
まえ
)
には、こんな
子供
(
こども
)
がこの
付近
(
ふきん
)
で
遊
(
あそ
)
んでいたのを、だれも、
見
(
み
)
たものがないのでありましょう。
角笛吹く子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから、
正直
(
しょうじき
)
な「
鳥
(
とり
)
の
老人
(
ろうじん
)
」として、この
町
(
まち
)
の
付近
(
ふきん
)
には
評判
(
ひょうばん
)
されました。この
人
(
ひと
)
の、
鳥
(
とり
)
の
焼
(
や
)
き
画
(
え
)
や
象眼
(
ぞうがん
)
は、
急
(
きゅう
)
に、
名人
(
めいじん
)
の
技術
(
ぎじゅつ
)
だとうわさされるにいたりました。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
子供
(
こども
)
たちは
大
(
おお
)
きくなりました。
夏
(
なつ
)
のころには、もう、ひとりで
付近
(
ふきん
)
を
飛
(
と
)
び
歩
(
ある
)
けるようになりました。
平原の木と鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
きた
当座
(
とうざ
)
は、
自転車
(
じてんしゃ
)
に
乗
(
の
)
るけいこを
付近
(
ふきん
)
の
空
(
あ
)
き
地
(
ち
)
にいって、することにしました。また、
電話
(
でんわ
)
をかけることを
習
(
なら
)
いました。まだ
田舎
(
いなか
)
にいて、
経験
(
けいけん
)
がなかったからです。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
付近
(
ふきん
)
には、
小
(
ちい
)
さな
商店
(
しょうてん
)
が、かたまっていましたが、
小西
(
こにし
)
の
家
(
うち
)
は、その
中
(
なか
)
の
青物屋
(
あおものや
)
でありました。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
今日
(
きょう
)
は、
公園
(
こうえん
)
に、なにかあるのでしょうか。」と、
花
(
はな
)
は、
先刻
(
さっき
)
から
風
(
かぜ
)
の
中
(
なか
)
を
人々
(
ひとびと
)
が、ぞろぞろと
花壇
(
かだん
)
のまわりを
歩
(
ある
)
いているので、なんでもこの
付近
(
ふきん
)
のできごとなら
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのうちに、つい
自分
(
じぶん
)
が、どこにどうしているということも
忘
(
わす
)
れて、あの
居心地
(
いごこち
)
のよかった
古巣
(
ふるす
)
が、この
付近
(
ふきん
)
にでもあると
思
(
おも
)
ったのか、
急
(
きゅう
)
に
恋
(
こい
)
しくなって
探
(
さが
)
しはじめました。
縛られたあひる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
霜
(
しも
)
の
降
(
ふ
)
った
朝
(
あさ
)
は、かえって
日
(
ひ
)
が
上
(
のぼ
)
ると
暖
(
あたた
)
かになるので、この
付近
(
ふきん
)
に
住
(
す
)
む
子供
(
こども
)
たちは、ここへ
集
(
あつ
)
まってきて、たこをあげるものもあれば、ボールを
投
(
な
)
げて
遊
(
あそ
)
ぶものもありました。
町はずれの空き地
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
付近
(
ふきん
)
では、この
原
(
はら
)
っぱへきてたこを
上
(
あ
)
げるよりほかにいい
場所
(
ばしょ
)
が、ありませんでした。だから
町
(
まち
)
の
子供
(
こども
)
も、そうでない
子供
(
こども
)
も、みんなここへきてたこを
上
(
あ
)
げたのであります。
西洋だこと六角だこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、その
秘密
(
ひみつ
)
の
箱
(
はこ
)
は、どこにうずもれているかわからなかった。
若者
(
わかもの
)
は、その
日
(
ひ
)
から、この
昔
(
むかし
)
の
城跡
(
しろあと
)
やこの
付近
(
ふきん
)
の
町
(
まち
)
をたずね
歩
(
ある
)
いて、
黄金
(
こがね
)
の
箱
(
はこ
)
の
話
(
はなし
)
を
聞
(
き
)
き
出
(
だ
)
そうとしました。
三つのかぎ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さびしいいなかながら、
駅
(
えき
)
の
付近
(
ふきん
)
は
町
(
まち
)
らしくなっていました。たばこを
売
(
う
)
る
店
(
みせ
)
があり、
金物
(
かなもの
)
をならべた
店
(
みせ
)
があり、また
青物
(
あおもの
)
や、
荒物
(
あらもの
)
などを
売
(
う
)
る
店
(
みせ
)
などが、ぼつり、ぼつりと
見
(
み
)
られました。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あちらに、
自動車
(
じどうしゃ
)
や、
自転車
(
じてんしゃ
)
の
走
(
はし
)
っているのが
見
(
み
)
える、
駅
(
えき
)
の
付近
(
ふきん
)
にきたとき
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ねずみは、この
家
(
うち
)
の
付近
(
ふきん
)
にすむことの
危険
(
きけん
)
をつくづくと
感
(
かん
)
じました。そして、やはり、
自分
(
じぶん
)
は、あの
溝
(
みぞ
)
の
淵
(
ふち
)
に
帰
(
かえ
)
るほうがいいと
思
(
おも
)
いました。ちょうど、
雨
(
あめ
)
は
晴
(
は
)
れて、
空
(
そら
)
には、
月
(
つき
)
が
出
(
で
)
ていました。
ねずみとバケツの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
行方
(
ゆくえ
)
は
光
(
ひか
)
った
草
(
くさ
)
の
葉
(
は
)
の
中
(
なか
)
に
没
(
ぼっ
)
していました。
工事場
(
こうじば
)
の
付近
(
ふきん
)
には、
石
(
いし
)
の
破片
(
はへん
)
や、
小砂利
(
こじゃり
)
や、
材木
(
ざいもく
)
などが
積
(
つ
)
んでありました。また、ほかの
工夫
(
こうふ
)
たちは、
重
(
おも
)
い
鉄槌
(
てっつい
)
で、
材木
(
ざいもく
)
を
川
(
かわ
)
の
中
(
なか
)
へ
打
(
う
)
ち
込
(
こ
)
んでいます。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“付近”の意味
《名詞》
付近(ふきん 附近)
ある地点に近接する一帯。
(出典:Wiktionary)
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
“付”で始まる語句
付
付人
付合
付添
付纏
付着
付木
付会
付根
付焼刃