お君さんとその弟の正ちゃんとが毎日午後時間を定めて習いに来た。正ちゃんは十二歳で、病身だけに、少し薄のろの方であった。
樹島は背戸畑の崩れた、この日当りの土手に腰を掛けて憩いつつ、——いま言う——その写真のぬしを正のもので見たのである。
“正”の意味
《名詞》
(セイ)正しいこと。
(セイ)良い状態。肯定的な状態。好ましい状態。
(セイ)実数で零より大きいこと。
(セイ)10,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000 = 1040を表す。澗の次で載の前の位。
(仏教)規則的な形。六境(十二処)の一つである色(「視覚の対象」のこと)を構成する20種類の属性の一つ(ウィキペディア「色 (仏教)」も参照)。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)