『仇討禁止令（あだうちきんしれい）』

鳥羽伏見の戦で、讃岐高松藩は、もろくも朝敵の汚名を取ってしまった。 祖先が、水戸黄門光圀の兄の頼重で、光圀が後年伯夷叔斉の伝を読み、兄を越えて家を継いだことを後悔し、頼重の子綱条を養って子とし、自分の子鶴松を高松に送って、嗣子たらしめた。 …

著者	菊池寛
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約35分（500文字/分）
朗読目安時間	約58分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

温（おだや） 固（モトヨリ） 詳（ツマビラカ） 讐（アダ） 加之（シカノミナラズ） 恐（お） 泥（ナヅ） 拘（こだわ） 出（いで） 堪（こた） 基（もとい） 屈（こご） 側（わき） 子（ね） 睨（ね） 秋（とき） 正（しょう） 刮（む） 挙（こぞ） 下手（しもて） 方々（かたがた） 龕灯（がんどう） 魁首（かいしゅ） 笄（こうがい） 結納（ゆいのう） 綱条（つなえだ） 腸（はらわた） 至嘱（ししょく） 蒲柳（ほりゅう） 許嫁（いいなずけ） 頼重（よりしげ） 既倒（きとう） 讃岐（さぬき） 頼該（よりかね） 退引（のっぴき） 頼聡（よりとし） 抉（えぐ） 仕（つかまつ） 佩刀（はいとう） 勿（なか） 向背（こうはい） 咎（とが） 夙（つと） 小夫（おぶ） 庇（かば） 廃（すた） 直径（さしわたし） 推参（すいさん） 擅殺（センサツ） 斟酌（しんしゃく） 曲者（くせもの） 枉（ま） 権妻（ごんさい） 正（まさ） 気色（けしき）