ねことおしるこ
「お姉ちゃん、お姉ちゃん、たいへん。」と、まくらをならべている正ちゃんが、夜中にお姉さんを起こしました。よく眠入っていたお姉さんは、何事かと思って、おどろいて目をさまして、 「どうしたの、正ちゃん。」と、いまにも立ち上がろうとなさいました。 …