トップ
>
帶
>
たい
ふりがな文庫
“
帶
(
たい
)” の例文
新字:
帯
賣
(
うり
)
に參らんと
今
(
いま
)
質
(
しち
)
より受出して來たる
衣服
(
いふく
)
并
(
ならび
)
に
省愼
(
たしなみ
)
の大小を
帶
(
たい
)
し立派なる
出立
(
いでたち
)
に支度なして居たる處へ同じ長家に居る
彼張子
(
かのはりこ
)
の
釣鐘
(
つりがね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
遠
(
とほ
)
くから
南
(
みなみ
)
へ
廻
(
まは
)
らうとして
居
(
ゐ
)
る
日
(
ひ
)
は
思
(
おも
)
ひの
外
(
ほか
)
に
暖
(
あたゝ
)
かい
光
(
ひかり
)
で一
帶
(
たい
)
に
霜
(
しも
)
を
溶
(
と
)
かしたので、
何處
(
どこ
)
でも
水
(
みづ
)
を
打
(
う
)
つたやうな
濕
(
うるほ
)
ひを
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
今日
(
こんにち
)
、ひのき、すぎ
等
(
など
)
の
林
(
はやし
)
をこの
帶
(
たい
)
の
中
(
なか
)
に
見
(
み
)
るのは、
人
(
ひと
)
が
移
(
うつ
)
し
植
(
う
)
ゑたもので、もと/\ひのき、すぎ
等
(
など
)
は
温帶林
(
おんたいりん
)
に
生育
(
せいいく
)
してゐたものです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
何
(
いづ
)
れの社界にも魔毒あり。流星怪しく西に飛ばぬ世の来らば、浅間の岳の火烟全く絶ゆる世ともならば、社界の魔毒全く其
帶
(
たい
)
を絶つ事もあるべしや。
「油地獄」を読む:(〔斎藤〕緑雨著)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
のツホウホー、
人魂
(
ひとだま
)
が
息吹
(
いぶき
)
をするとかいふ
聲
(
こゑ
)
に、
藍暗
(
らんあん
)
、
紫色
(
ししよく
)
を
帶
(
たい
)
して、のりすれ、のりほせのないのは
木菟
(
みゝづく
)
で。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
甲板
(
かんぱん
)
へ
出
(
で
)
て
見
(
み
)
ると、
弦月丸
(
げんげつまる
)
は
昨夜
(
ゆふべ
)
の
間
(
あひだ
)
にカプリ
島
(
とう
)
の
沖
(
おき
)
を
※
(
す
)
ぎ、
今
(
いま
)
はリコシアの
岬
(
みさき
)
を
斜
(
なゝめ
)
に
見
(
み
)
て
進航
(
しんかう
)
して
居
(
を
)
る、
季節
(
せつ
)
は五
月
(
ぐわつ
)
の
中旬
(
なかば
)
、
暑
(
あつ
)
からず
寒
(
さむ
)
からぬ
時※
(
じこう
)
、
加
(
くは
)
ふるに
此邊
(
このへん
)
一
帶
(
たい
)
の
風光
(
ふうくわう
)
は
宛然
(
えんぜん
)
たる
畫中
(
ぐわちゆう
)
の
景
(
けい
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
垂直的
(
すいちよくてき
)
の
森林帶
(
しんりんたい
)
でいひますとこの
帶
(
たい
)
の
下部界
(
かぶかい
)
が、
暖帶林
(
だんたいりん
)
の
上部界
(
じようぶかい
)
にあたり、この
帶
(
たい
)
の
上部界
(
じようぶかい
)
は
臺灣
(
たいわん
)
では
中央
(
ちゆうおう
)
で
一萬尺
(
いちまんじやく
)
の
高山
(
こうざん
)
に
達
(
たつ
)
してゐます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
凡
(
すべ
)
てから
濕
(
しめ
)
つた
布
(
ぬの
)
を
火
(
ひ
)
に
翳
(
かざ
)
したやうに
凝
(
こ
)
つた
水蒸氣
(
すゐじようき
)
が
見渡
(
みわた
)
す
限
(
かぎ
)
り
白
(
しろ
)
くほか/\と
立
(
た
)
ち
騰
(
のぼ
)
つて
低
(
ひく
)
く一
帶
(
たい
)
に
地
(
ち
)
を
掩
(
おほ
)
ふことがあつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
母親お貞は
斯
(
かく
)
と見るより
夫
(
それ
)
切
(
きれ
)
よ
夫
(
それ
)
押
(
おさへ
)
よと
云
(
いふ
)
に太七は
慄
(
ふる
)
へ居て役に立ざれば母親は
衝
(
つ
)
と進みより
通
(
とほ
)
り
違
(
ちがひ
)
に太七が
帶
(
たい
)
したる脇差を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
七八人
(
しちはちにん
)
群
(
むらがり
)
飮
(
の
)
むに、
各
(
おの/\
)
妻
(
つま
)
を
帶
(
たい
)
して
並
(
なら
)
び
坐
(
ざ
)
して
睦
(
むつま
)
じきこと
限
(
かぎり
)
なし。
更
(
かう
)
闌
(
た
)
けて
皆
(
みな
)
分
(
わか
)
れ
散
(
ち
)
る
時
(
とき
)
、
令史
(
れいし
)
が
妻
(
つま
)
も
馬
(
うま
)
に
乘
(
の
)
る。
婢
(
こしもと
)
は
又
(
また
)
其
(
その
)
甕
(
かめ
)
に
乘
(
の
)
りけるが
心着
(
こゝろづ
)
いて
叫
(
さけ
)
んで
曰
(
いは
)
く、
甕
(
かめ
)
の
中
(
なか
)
に
人
(
ひと
)
あり。と。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
しかし
九州
(
きゆうしゆう
)
にはこの
帶
(
たい
)
にはひる
土地
(
とち
)
がなく、
四國
(
しこく
)
の
六千五百尺
(
ろくせんごひやくしやく
)
以上
(
いじよう
)
の
高山
(
こうざん
)
(
石槌山
(
いしづちやま
)
、
劍山
(
つるぎやま
)
)に、
僅
(
わづか
)
にこの
帶
(
たい
)
の
下部界
(
かぶかい
)
を
見
(
み
)
ることが
出來
(
でき
)
ます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
待
(
また
)
ず
夫々
(
それ/″\
)
へ奉公すべし
兩刀
(
りやうたう
)
を
帶
(
たい
)
する者は皆々
天子
(
てんし
)
の家來なるぞ必ず忠臣二君に仕へずとの
言葉
(
ことば
)
を用ゆるな
浪人
(
らうにん
)
を致して居て越前の
行末
(
ゆくすゑ
)
かと
後指
(
うしろゆび
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さういふ
村落
(
むら
)
を
包
(
つゝ
)
んで
其處
(
そこ
)
にも
雜木林
(
ざふきばやし
)
が一
帶
(
たい
)
に
赭
(
あか
)
くなつて
居
(
ゐ
)
る。
他
(
た
)
に
先立
(
さきだ
)
つて
際
(
きは
)
どく
燃
(
も
)
えるやうになつた
白膠木
(
ぬるで
)
の
葉
(
は
)
が
黒
(
くろ
)
い
土
(
つち
)
と
遠
(
とほ
)
く
相
(
あひ
)
映
(
えい
)
じて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“帶(
帯
)”の解説
帯(おび、帶)とは、着物の上から腰の上に巻いて結ぶことで着物を体に固定させる幅広で紐状の装身具。道具を装用する機能も持つ。
(出典:Wikipedia)
帶
部首:⼱
11画
“帶”を含む語句
帶刀
貧乏世帶
繃帶
世帶
下帶
熱帶地方
丸帶
帶劍
本帶
扱帶
兵兒帶
苗字帶刀
所帶
一帶
晝夜帶
世帶染
兼帶
帶廣
所帶持
帶揚
...