“苗字帶刀”の読み方と例文
新字:苗字帯刀
読み方割合
めうじたいたう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町人乍ら諸大名の御用達を勤め、苗字帶刀めうじたいたうまで許されてゐる玉屋金兵衞は、五十がらみの分別顏を心持かげらせて斯う切出しました。
それでも苗字帶刀めうじたいたうの豪士の威勢に押されて、土地の御用聞大塚の友吉も、無理に掻き廻しもならず、持て餘し氣味に見張つて居ります。
石井三右衞門といへば、諸大名方に出入りするお金御用達、何萬兩といふ大身代をようして、町人ながら苗字帶刀めうじたいたうを許されて居る大商人です。