“めうじたいたう”の漢字の書き方と例文
語句割合
苗字帶刀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素姓すじやうの良いせゐか、明日からでも大名にも大旗本にもなれさうな人品ですが、今の身分は苗字帶刀めうじたいたうを許されてゐるだけのこと、態度も身扮みなりも、町人風の慇懃いんぎんさです。
先代は苗字帶刀めうじたいたうを許されたほどの大百姓ですが、和助は養子で、早く女房に死に別れた上、何んの因果か子供運がなく、たつた一人の男の子で、二十三になる清次郎といふのを
町人の子でも、鍵屋は江戸一番の長者で、苗字帶刀めうじたいたうまで許され、日光山修覆しうふくの御用も勤める家柄、町方の御用聞平次では、これ丈けの證據があつても、その跡取りに齒が立ちません。