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苗字帶刀
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めうじたいたう
ふりがな文庫
“
苗字帶刀
(
めうじたいたう
)” の例文
新字:
苗字帯刀
町人乍ら諸大名の御用達を勤め、
苗字帶刀
(
めうじたいたう
)
まで許されてゐる玉屋金兵衞は、五十がらみの分別顏を心持
翳
(
かげ
)
らせて斯う切出しました。
銭形平次捕物控:060 蝉丸の香爐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それでも
苗字帶刀
(
めうじたいたう
)
の豪士の威勢に押されて、土地の御用聞大塚の友吉も、無理に掻き廻しもならず、持て餘し氣味に見張つて居ります。
銭形平次捕物控:173 若様の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
石井三右衞門といへば、諸大名方に出入りするお金御用達、何萬兩といふ大身代を
擁
(
よう
)
して、町人ながら
苗字帶刀
(
めうじたいたう
)
を許されて居る大商人です。
銭形平次捕物控:020 朱塗りの筐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
素姓
(
すじやう
)
の良いせゐか、明日からでも大名にも大旗本にもなれさうな人品ですが、今の身分は
苗字帶刀
(
めうじたいたう
)
を許されてゐるだけのこと、態度も
身扮
(
みなり
)
も、町人風の
慇懃
(
いんぎん
)
さです。
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
先代は
苗字帶刀
(
めうじたいたう
)
を許されたほどの大百姓ですが、和助は養子で、早く女房に死に別れた上、何んの因果か子供運がなく、たつた一人の男の子で、二十三になる清次郎といふのを
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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町人の子でも、鍵屋は江戸一番の長者で、
苗字帶刀
(
めうじたいたう
)
まで許され、日光山
修覆
(
しうふく
)
の御用も勤める家柄、町方の御用聞平次では、これ丈けの證據があつても、その跡取りに齒が立ちません。
銭形平次捕物控:295 万両息子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
苗字帶刀
(
めうじたいたう
)
まで許されてゐる嘉兵衞に對しては、岡つ引の平次も遠慮はありました。
銭形平次捕物控:079 十七の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
上野
東叡山
(
とうえいざん
)
の御用を勤めて巨萬の富を積み、町人ながら
苗字帶刀
(
めうじたいたう
)
を許され、特に當代の主人六右衞門は、頑固で正直で少し口やかましくはあるが、江戸中の
商人
(
あきんど
)
仲間にも立てられた人間です。
銭形平次捕物控:176 一番札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
苗
常用漢字
中学
部首:⾋
8画
字
常用漢字
小1
部首:⼦
6画
帶
部首:⼱
11画
刀
常用漢字
小2
部首:⼑
2画
“苗字”で始まる語句
苗字
苗字帯刀
苗字帯刀御免