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武
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ぶ
ふりがな文庫
“
武
(
ぶ
)” の例文
……さればこそ、おぬしらにも平常、野には住むとも、
武
(
ぶ
)
を怠るな、身を
戒
(
いまし
)
めよ、弱きを
扶
(
たす
)
けよと、
厳
(
やか
)
ましく沙汰してあるに……。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十九年前蘇武に従って
胡地
(
こち
)
に来た
常恵
(
じょうけい
)
という者が漢使に
遭
(
あ
)
って蘇武の生存を知らせ、この
嘘
(
うそ
)
をもって
武
(
ぶ
)
を
救出
(
すくいだ
)
すように教えたのであった。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
これが
報
(
むくい
)
を
一一三
虎狼
(
こらう
)
の心に
障化
(
しやうげ
)
して、
信頼
(
のぶより
)
が
隠謀
(
いんぼう
)
にかたらはせしかば、
一一四
地祇
(
くにつがみ
)
に
逆
(
さか
)
ふ罪、
武
(
ぶ
)
に
賢
(
さと
)
からぬ
清盛
(
きよもり
)
に
逐
(
お
)
ひ
討
(
う
)
たる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
晏嬰
(
あんえい
)
乃
(
すなは
)
ち
田穰苴
(
でんじやうしよ
)
を
薦
(
すす
)
めて
曰
(
いは
)
く、『
穰苴
(
じやうしよ
)
は
田氏
(
でんし
)
の
(四)
庶孽
(
しよげつ
)
なりと
雖
(
いへど
)
も、
然
(
しか
)
れども
其人
(
そのひと
)
、
文
(
ぶん
)
は
能
(
よ
)
く
衆
(
しう
)
を
附
(
つ
)
け、
武
(
ぶ
)
は
能
(
よ
)
く
敵
(
てき
)
を
威
(
おど
)
す。
願
(
ねが
)
はくは
君
(
きみ
)
之
(
これ
)
を
試
(
こころ
)
みよ』
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
人間においてもまたそうと思う。野蛮時代には
武
(
ぶ
)
ばる一方で、永久に続くことは出来ぬ。
喧嘩
(
けんか
)
して世を渡るものは喧嘩両
成敗
(
せいばい
)
で共倒れして後がつづかぬ。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
楽長の
摯
(
し
)
は斉に去った。
亜飯
(
あはん
)
の
干
(
かん
)
は
楚
(
そ
)
に去った。三飯の
繚
(
りょう
)
は
蔡
(
さい
)
に去った。四飯の
欠
(
けつ
)
は
秦
(
しん
)
に去った。
鼓師
(
つづみし
)
の
方叔
(
ほうしゅく
)
は河内に逃げた。
振
(
ふ
)
り
鼓師
(
つづみし
)
の
武
(
ぶ
)
は漢に逃げた。
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
今
(
いま
)
や
世界
(
せかい
)
の
各國
(
かくこく
)
は
互
(
たがひ
)
に
兵
(
へい
)
を
練
(
ね
)
り
武
(
ぶ
)
を
磨
(
みが
)
き、
特
(
こと
)
に
海軍力
(
かいぐんりよく
)
には
全力
(
ぜんりよく
)
を
盡
(
つく
)
して
英佛露獨
(
エイフツロドク
)
、
我
(
われ
)
劣
(
をと
)
らじと
權勢
(
けんせい
)
を
爭
(
あらそ
)
つて
居
(
を
)
る、
而
(
しか
)
して
目今
(
もくこん
)
其
(
その
)
權力
(
けんりよく
)
爭議
(
さふぎ
)
の
中心點
(
ちゆうしんてん
)
は
多
(
おほ
)
く
東洋
(
とうやう
)
の
天地
(
てんち
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
掴
(
つか
)
んで
息絶
(
いきたへ
)
たりお光はほつと
長息
(
といき
)
吐
(
つ
)
き
夜具
(
やぐ
)
かい
退
(
のけ
)
てよく/\見れば全く息は
絶果
(
たえはて
)
て四邊は
血汐
(
ちしほ
)
のから
紅
(
くれな
)
ゐ見るもいぶせき
景状
(
ありさま
)
なり
不題
(
こゝに
)
大藤
(
おほふぢ
)
武
(
ぶ
)
左衞門は娘が出しを
毫
(
すこし
)
も知ず
臥
(
ふし
)
てを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
相
(
そう
)
、
豆
(
ず
)
、
駿
(
すん
)
、
遠
(
えん
)
、
尾
(
び
)
、
濃
(
のう
)
の間に流行し、昨年中は西は京阪より山陽、南海、西国まで
蔓延
(
まんえん
)
し、東は
房
(
ぼう
)
、
総
(
そう
)
、
常
(
じょう
)
、
野
(
や
)
、
武
(
ぶ
)
、
信
(
しん
)
の諸州にも
伝播
(
でんぱ
)
し、当年に至りては
奥
(
おう
)
州に漸入するを見る。
妖怪玄談
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
眞田家
(
さなだけ
)
の
領地
(
りやうち
)
信州
(
しんしう
)
川中島
(
かはなかじま
)
は、
列國
(
れつこく
)
に
稀
(
まれ
)
なる
損場
(
そんば
)
にて、
年々
(
とし/″\
)
の
損毛
(
そんまう
)
大方
(
おほかた
)
ならざるに、
歴世
(
れきせい
)
武
(
ぶ
)
を
好
(
この
)
む
家柄
(
いへがら
)
とて、
殖産
(
しよくさん
)
の
道
(
みち
)
發達
(
はつたつ
)
せず、
貯藏
(
ちよざう
)
の
如何
(
いかん
)
を
顧
(
かへり
)
みざりしかば、
當時
(
たうじ
)
の
不如意
(
ふによい
)
謂
(
い
)
はむ
方
(
かた
)
無
(
な
)
かりし。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
桃太郎
(
もゝたらう
)
は、
河
(
かは
)
に
流
(
なが
)
れし
桃
(
もゝ
)
より
生
(
うま
)
れて
武
(
ぶ
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「
武
(
ぶ
)
都頭の名は、わが
輩
(
はい
)
、かねてから聞いておった。お互いは軍人、士は士を知るというものだぞ。どうだ再び軍に返るつもりで、わが輩の身辺に仕えてみんか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
反
(
かへ
)
つて
(四八)
浮淫
(
ふいん
)
の
蠧
(
と
)
を
擧
(
あ
)
げて・
之
(
これ
)
を
(四九)
功實
(
こうじつ
)
の
上
(
うへ
)
に
加
(
くは
)
ふるを
疾
(
うれ
)
へ、
以爲
(
おも
)
へらく、
(五〇)
儒者
(
じゆしや
)
は
文
(
ぶん
)
を
用
(
もつ
)
て
法
(
はふ
)
を
亂
(
みだ
)
し、
而
(
しかう
)
して
(五一)
侠者
(
けふしや
)
は
武
(
ぶ
)
を
以
(
もつ
)
て
禁
(
きん
)
を
犯
(
をか
)
す。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
更に楽曲
武
(
ぶ
)
を評していわれた。——
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
「——てまえは
清河県
(
せいかけん
)
の生れ、苗字を
武
(
ぶ
)
、名を
松
(
しょう
)
と申し、兄弟順では二番目の
武二郎
(
ぶじろう
)
でございまする」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
真
(
まこと
)
に、老公の唱える大義の
武
(
ぶ
)
を解するものはやはりおぬしだった。水戸士道もわれらの学問も、そこを泉として湧きあふるるものでなければならぬ。……いつぞやの夜の論議は、おぬしに上座を
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
武
(
ぶ
)
をもって
横行
(
おうこう
)
するやからの
顔色
(
がんしょく
)
をなくしてやろうぞ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「こちらに、虎退治の
武
(
ぶ
)
都頭がおいでなさいますか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
“武”を含む語句
武士
武家
武器
武者振
武夫
武者
武蔵
武生
若武士
猪武者
多武
武人
武具
武塔
日本武尊
文武
神武
老武者
武者震
武技
...