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明日
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みやうにち
ふりがな文庫
“
明日
(
みやうにち
)” の例文
沢庵より上る利益の計算のために必要な算盤や、コムパス達は、
今日
(
こんにち
)
の土曜と
明日
(
みやうにち
)
の日曜とを利用して、
魚釣
(
うをつ
)
りに出かけるのである。
工場の窓より
(新字旧仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
現に僕の耳学問によれば、フランス語のリエゾンさへ失はれつつある以上、ボオドレエルの詩の響もおのづから
明日
(
みやうにち
)
異るであらう。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
えゝ、
一寸
(
ちよいと
)
お
引合
(
ひきあ
)
はせ
申
(
まを
)
しまする。
此
(
この
)
男
(
をとこ
)
が
其
(
そ
)
の、
明日
(
みやうにち
)
双六谷
(
すごろくだに
)
の
途中
(
とちゆう
)
まで
御案内
(
ごあんない
)
しまするで。さあ、
主
(
ぬし
)
、お
知己
(
ちかづき
)
に
成
(
な
)
つて
置
(
お
)
けや。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
乘
(
のせ
)
明日
(
みやうにち
)
巳刻迄
(
よつどきまで
)
に當所の御
代官
(
だいくわん
)
簑
(
みの
)
笠
(
かさ
)
之助殿御
役宅
(
やくたく
)
へ召連て罷り出べしと
急度
(
きつと
)
申渡し村役人共より預り
書面
(
しよめん
)
を
請取
(
うけとり
)
小猿の中田甚太夫は我手の者共を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
位牌班
(
ゐはいまだら
)
といふので名が一
体
(
たい
)
に
訝
(
おか
)
しうございます、
私
(
わたし
)
もモウ
明日
(
みやうにち
)
役
(
やく
)
に立てば
宜
(
よ
)
うございますが、
今晩
(
こんばん
)
にもヒヨツと
生者必滅
(
しやうじやひつめつ
)
でございますから……。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
(四八)
齊
(
せい
)
の
軍
(
ぐん
)
をして
魏
(
ぎ
)
の
地
(
ち
)
に
入
(
い
)
り十
萬
(
まん
)
の
竈
(
かまど
)
を
爲
(
つく
)
らしめ、
明日
(
みやうにち
)
は五
萬
(
まん
)
の
竈
(
かまど
)
を
爲
(
つく
)
らしめ、
又
(
また
)
明日
(
みやうにち
)
は三
萬
(
まん
)
の
竈
(
かまど
)
を
爲
(
つく
)
らしむ。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
苦學生補助會の慈善音樂會はいよ/\
明日
(
みやうにち
)
の午後青年會館に開かれる。自分はピアノの演奏を依頼されて居るので、午前中は其の練習に餘念もなかつた。
新帰朝者日記
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「それから、はがきの文句ですが、これからは、用事これありに付き、
明日
(
みやうにち
)
出頭すべしと書いてどうでせう。」
どんぐりと山猫
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
其
(
それ
)
には
別
(
べつ
)
に
理由
(
りいう
)
も
何
(
なに
)
も無い、
究竟
(
つまり
)
学校が違つて
了
(
しま
)
つた所から、お
互
(
たがひ
)
に
今日
(
こんにち
)
あつて
昨日
(
さくじつ
)
も
明日
(
みやうにち
)
も無い
子供心
(
こどもごゝろ
)
に、
漠然
(
ぼうつ
)
と
忘
(
わす
)
れて
了
(
しま
)
つたのです、すると、
私
(
わたし
)
が二
級
(
きふ
)
に
成
(
な
)
つた
時
(
とき
)
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
医者はもう一度弟の方を向き、『ではまた
明日
(
みやうにち
)
。お静かにしていらつしやい。』
亡弟
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
今度は出て来て
明日
(
みやうにち
)
の午前十一時半に主人が
御
(
ご
)
面会すると申しますと言つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
お
詫
(
わび
)
は
明日
(
みやうにち
)
。
風
(
かぜ
)
もなき
軒端
(
のきば
)
の
桜
(
さくら
)
ほろ/\とこぼれて
夕
(
ゆふ
)
やみの
空
(
そら
)
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
かなし
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
罪の罪たるを知らざるより大なる罪はなし、とはカーライルに聞くところなり、
昨日
(
さくじつ
)
の非を知りて
明日
(
みやうにち
)
の
是
(
ぜ
)
を期するは、信仰に入るの
要緘
(
えうしん
)
にして、罪人の必らず自殺すべしとせざるは之をもてなり。
山庵雑記
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
潤すに止まらず人をして
知
(
しら
)
ず/\の間に
善
(
よき
)
に導き逢ふ所觸るゝところ皆な徳に
潤
(
うるほ
)
はざるなし學問もまた斯の如し
今日
(
こんにち
)
一事を知り
明日
(
みやうにち
)
また一事を知る集りて大知識大學者とはなるなり現に今ま此の水を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
それから
藥
(
くすり
)
で
其
(
その
)
穴
(
あな
)
を
埋
(
う
)
めて、
明日
(
みやうにち
)
又
(
また
)
入
(
い
)
らつしやいと
注意
(
ちゆうい
)
を
與
(
あた
)
へた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
すると
明日
(
みやうにち
)
の詩人たちは有田ドラツグや愛聖館にも彼等自身の「悪の花」を——或は又「善の花」を歌ひ上げることになるかも知れない。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
然
(
そ
)
んな気の弱い事をいつちやア
行
(
い
)
けません、お
加減
(
かげん
)
が悪ければ、
明日
(
みやうにち
)
は
御大役
(
ごたいやく
)
の事ですから早く牛の
角文字
(
つのもじ
)
にでも見せたら宜しうございませう…。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
人
(
ひと
)
の
心
(
こゝろ
)
の
變
(
かは
)
り
易
(
やす
)
き、
今
(
いま
)
しかく
賢
(
さかしら
)
ぶりて、
飼鳥
(
かひどり
)
の
非
(
ひ
)
を
謂
(
い
)
ひつれど、
明日
(
みやうにち
)
を
知
(
し
)
らず
重
(
かさ
)
ねて
勸
(
すゝ
)
むる
者
(
もの
)
ある
時
(
とき
)
は、
我
(
われ
)
また
小鳥
(
ことり
)
を
養
(
やしな
)
ふ
心
(
こゝろ
)
になるまじきものにあらず
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蒙り又天一坊吟味中越前が申
詞
(
ことば
)
は小石川御館樣の御
言葉
(
ことば
)
と心得よとの御意なり
然
(
され
)
ば次右衞門其方は只今より八山へ到り
明日
(
みやうにち
)
辰
(
たつ
)
の
上刻
(
じやうこく
)
天一坊に越前が役宅へ參り候樣申參べし必ず町奉行の威光を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
僕の尊敬する所は鹿島さんの「人となり」なり。鹿島さんの如く、熟して
敗
(
やぶ
)
れざる
底
(
てい
)
の東京人は
今日
(
こんにち
)
既に見るべからず。
明日
(
みやうにち
)
は
更
(
さら
)
に
稀
(
まれ
)
なるべし。
田端人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
此通
(
このとほり
)
の
獻立
(
こんだて
)
二人前
(
ににんまへ
)
、
明日
(
みやうにち
)
の
晝食
(
ちうじき
)
に
拵
(
こしら
)
ふるやう、
料理番
(
れうりばん
)
に
申置
(
まをしお
)
くべし、
何
(
なに
)
かと
心遣
(
こゝろづか
)
ひいたさせたり、
休息
(
きうそく
)
せよ
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
熱
(
ねつ
)
がモウ少し
浮
(
う
)
かないでは直りますまいよ。「御心配なさいますな、
明日
(
みやうにち
)
はキツと御発カンでございます。 ...
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此伊賀が
閉口
(
へいこう
)
させて見すべければ呉々も大膳殿
明日
(
みやうにち
)
は怒を發し給ふなと戒め夫より
翌日
(
よくじつ
)
の支度にぞ掛りける
早
(
はや
)
其夜も明て卯の上刻となれば赤川大膳
先驅
(
さきども
)
として徒士四人先箱二ツ
鳥毛
(
とりげ
)
の一本道具を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
既に
今日
(
こんにち
)
及び
昨日
(
さくじつ
)
の公衆にして
斯
(
か
)
くの如くんば、
明日
(
みやうにち
)
の公衆の批判と
雖
(
いへど
)
も
亦
(
また
)
推して知るべきものがありはしないだらうか。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
抛下
(
はうか
)
す、
吾家
(
ごか
)
の骨董羹。
今日
(
こんにち
)
喫
(
きつ
)
し得て
珍重
(
ちんちよう
)
ならば、
明日
(
みやうにち
)
厠上
(
しじやう
)
に瑞光あらん。糞中の
舎利
(
しやり
)
、
大家
(
たいか
)
看
(
み
)
よ。(五月三十日)
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「どうか
明日
(
みやうにち
)
まで、何事もおたづね下さいますな。明日になれば
私
(
わたくし
)
は私の親戚やこの町の
重
(
おも
)
な方々に来て頂いて、その前で、
一切
(
いつさい
)
の事情を申し上げます。」
日本の女
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
今日
(
こんにち
)
の私の眼は、唯今日の私の眼であつて、決して
明日
(
みやうにち
)
の私の眼ではない。と同時に又私の眼が結局日本人の眼であつて、西洋人の眼でない事も
確
(
たしか
)
である。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
府史の蔵本
甚
(
はなはだ
)
真
(
しん
)
、
明日
(
みやうにち
)
借り来つて示すべしと。翌日
即
(
すなはち
)
之を見れば、
風枝抹疎
(
ふうしまつそ
)
として
塞煙
(
さいえん
)
を払ひ、
露葉蕭索
(
ろえふせうさく
)
として清霜を帯ぶ、
恰
(
あたか
)
も
渭川
(
ゐせん
)
淇水
(
きすゐ
)
の
間
(
かん
)
に坐するが如し。
※
(
かん
)
感歎
措
(
お
)
く
能
(
あた
)
はず。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“明日”の意味
《名詞》
明 日(みょうにち、常用漢字付表:あす、常用外:あした)
(みょうにち、あす、あした)今日の次の日であり、明後日の前の日。
(あす、あした) (比喩的に)未来、将来。
(出典:Wiktionary)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“明日”で始まる語句
明日香
明日中
明日今日
明日如何
明日帰洛
明日待酒
明日香風
明日香清御原