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軍人
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ぐんじん
ふりがな文庫
“
軍人
(
ぐんじん
)” の例文
こうして
見
(
み
)
る
清作
(
せいさく
)
さんは、じつにりっぱな
軍人
(
ぐんじん
)
でした。だから
町
(
まち
)
を
通
(
とお
)
ると、
男
(
おとこ
)
も
女
(
おんな
)
も
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
いて、その
雄々
(
おお
)
しい
姿
(
すがた
)
をながめたのです。
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
貴樣達
(
きさまたち
)
はあの
時
(
とき
)
の
中根
(
なかね
)
の
行爲
(
かうゐ
)
を
笑
(
わら
)
つたかも
知
(
し
)
れん。
然
(
しか
)
し、
中根
(
なかね
)
は
正
(
まさ
)
しく
軍人
(
ぐんじん
)
の、
歩兵
(
ほへい
)
の
本分
(
ほんぶん
)
を
守
(
まも
)
つたものだ。
豪
(
えら
)
い、
豪
(
えら
)
い‥‥」
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
ひと月ほどもすぎますと、
丘
(
おか
)
の上には、ふしぎな
銅像
(
どうぞう
)
ができました。一ぴきの、小さな馬をまたいで立っている、わかい
軍人
(
ぐんじん
)
の銅像でした。
丘の銅像
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
して、
官吏
(
くわんり
)
または
軍人
(
ぐんじん
)
にして、身分の體面を
維持
(
いじ
)
し、家の
基礎
(
きそ
)
を動かさぬだけの人間に仕上げやうと期してゐたのであツた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
無論
(
むろん
)
、
妻
(
つま
)
は
大佐
(
たいさ
)
の
病氣
(
びやうき
)
次第
(
しだい
)
で
早
(
はや
)
かれ
遲
(
おそ
)
かれ
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
ますが、
兒
(
こ
)
は
永
(
なが
)
く/\——
日本帝國
(
につぽんていこく
)
の
天晴
(
あつぱ
)
れ
軍人
(
ぐんじん
)
として
世
(
よ
)
に
立
(
た
)
つまでは、
芙蓉
(
ふよう
)
の
峯
(
みね
)
の
麓
(
ふもと
)
を
去
(
さ
)
らせぬ
積
(
つもり
)
です。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
こうした
適塾
(
てきじゅく
)
の
生徒
(
せいと
)
の
中
(
なか
)
から、わかい
革命家
(
かくめいか
)
の
橋本左内
(
はしもとさない
)
、
軍人
(
ぐんじん
)
・
政治家
(
せいじか
)
の
村田蔵六
(
むらたぞうろく
)
(のちの
大村益次郎
(
おおむらますじろう
)
)、
医療
(
いりょう
)
の
制度
(
せいど
)
をあらためた
長与専斎
(
ながよせんさい
)
、
日本赤十字社
(
にほんせきじゅうじしゃ
)
をつくった
佐野常民
(
さのつねたみ
)
など
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
モスクワへ
行
(
い
)
つてから、ミハイル、アウエリヤヌヰチは
肩章
(
けんしやう
)
の
無
(
な
)
い
軍服
(
ぐんぷく
)
に、
赤線
(
あかすぢ
)
の
入
(
はひ
)
つたヅボンを
穿
(
は
)
いて
町
(
まち
)
を
歩
(
ある
)
くにも、
軍帽
(
ぐんばう
)
を
被
(
かぶ
)
り、
軍人
(
ぐんじん
)
の
外套
(
ぐわいたう
)
を
着
(
き
)
た。
兵卒
(
へいそつ
)
は
彼
(
かれ
)
を
見
(
み
)
て
敬禮
(
けいれい
)
をする。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
いさちゃんのお
婿
(
むこ
)
さんなども、日露戦争にも出て、
何処
(
どこ
)
やら
垢
(
あか
)
ぬけのした
在郷
(
ざいごう
)
軍人
(
ぐんじん
)
である。奉公に出た女にも、東京に
嫁入
(
よめい
)
る者もあるが、田舎に帰って
嫁
(
とつ
)
ぐ者が多い。何を云うても田舎は豊かである。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「
僕
(
ぼく
)
は、
軍人
(
ぐんじん
)
になりたい。」と
達吉
(
たつきち
)
は、
答
(
こた
)
えたのです。いつか
准尉
(
じゅんい
)
にあってから、
彼
(
かれ
)
はそう
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
で
思
(
おも
)
ったのでした。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
然
(
しか
)
るに、
中根
(
なかね
)
は
身
(
み
)
の
危急
(
ききふ
)
を
忘
(
わす
)
れて
銃
(
じう
)
を
離
(
はな
)
さず、
飽
(
あ
)
くまで
銃
(
じう
)
を
守
(
まも
)
らうとした。あの
行爲
(
かうゐ
)
、あの
精神
(
せいしん
)
は
正
(
まさ
)
に
軍人精神
(
ぐんじんせいしん
)
を
立派
(
りつぱ
)
に
發揚
(
はつやう
)
したもので、
誠
(
まこと
)
に
軍人
(
ぐんじん
)
の
鑑
(
かがみ
)
である。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
幸
(
さいは
)
ひ
妻
(
つま
)
の
兄
(
あに
)
は
本國
(
ほんこく
)
で
相當
(
さうたう
)
の
軍人
(
ぐんじん
)
であれば、
其人
(
そのひと
)
の
手許
(
てもと
)
に
送
(
おく
)
つて、
教育
(
けういく
)
萬端
(
ばんたん
)
の
世話
(
せわ
)
を
頼
(
たの
)
まうと、
餘程
(
よほど
)
以前
(
いぜん
)
から
考
(
かんが
)
へて
居
(
を
)
つたのですが、どうも
然
(
しか
)
る
可
(
べ
)
き
機會
(
きくわい
)
を
得
(
え
)
なかつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
わかい
軍人
(
ぐんじん
)
は、ヘンデル先生から、いっぺんにかわってしまった、ペテロでした。ペテロにはあごひげがなかったので、ヘンデル先生のあごひげは、けずりとられてしまいました。
丘の銅像
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
モスクワへ
行
(
い
)
ってから、ミハイル、アウエリヤヌイチは
肩章
(
けんしょう
)
の
無
(
な
)
い
軍服
(
ぐんぷく
)
に、
赤線
(
あかすじ
)
の
入
(
はい
)
ったズボンを
穿
(
は
)
いて
町
(
まち
)
を
歩
(
ある
)
くにも、
軍帽
(
ぐんぼう
)
を
被
(
かぶ
)
り、
軍人
(
ぐんじん
)
の
外套
(
がいとう
)
を
着
(
き
)
た。
兵卒
(
へいそつ
)
は
彼
(
かれ
)
を
見
(
み
)
て
敬礼
(
けいれい
)
をする。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「
軍人
(
ぐんじん
)
にか、それはいい。おまえは、
脊
(
せ
)
は
低
(
ひく
)
いが、なかなか
強情
(
ごうじょう
)
だから、いい
軍人
(
ぐんじん
)
になれるだろう。」と
親方
(
おやかた
)
は、
達吉
(
たつきち
)
の
意見
(
いけん
)
に、
反対
(
はんたい
)
しませんでした。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
はじめ、
詩人
(
しじん
)
ハンスであった
銅像
(
どうぞう
)
は、医者のヘンデル先生にかわり、つぎは
軍人
(
ぐんじん
)
のペテロにかわり、つぎには、おそろしい
強盗
(
ごうとう
)
にかわり、ついには、とけて七つの
鐘
(
かね
)
になりました。
丘の銅像
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
此
(
この
)
話
(
はなし
)
で
何事
(
なにごと
)
も
分明
(
ぶんめい
)
になつた。それに
就
(
つ
)
けても
濱島武文
(
はまじまたけぶみ
)
は
昔
(
むかし
)
ながら
壯快
(
おもしろ
)
い
氣象
(
きしやう
)
だ、たゞ
一人
(
ひとり
)
の
兒
(
こ
)
を
帝國
(
ていこく
)
の
軍人
(
ぐんじん
)
に
養成
(
ようせい
)
せんが
爲
(
た
)
めに
恩愛
(
おんあい
)
の
覊
(
きづな
)
を
斷切
(
たちき
)
つて、
本國
(
ほんごく
)
へ
送
(
おく
)
つてやるとは
隨分
(
ずゐぶん
)
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つた
事
(
こと
)
だ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
おお、
己
(
おれ
)
は、
生
(
い
)
きているぞ!
己
(
おれ
)
は、
助
(
たす
)
かったのだ。お
父
(
とう
)
さんに
誓
(
ちか
)
います。
僕
(
ぼく
)
は、
軍人
(
ぐんじん
)
になります。
神
(
かみ
)
さまに
誓
(
ちか
)
います。
僕
(
ぼく
)
は、かならず
飛行兵
(
ひこうへい
)
になります。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
狭
(
せま
)
いけれど、
清潔
(
せいけつ
)
だよ。あのおじさんは、
怖
(
こわ
)
い
顔
(
かお
)
をしているけれど、やさしいよ。
若
(
わか
)
いときは、
軍人
(
ぐんじん
)
で、
満洲
(
まんしゅう
)
へいったんだって、いろいろ
戦争
(
せんそう
)
の
話
(
はなし
)
をしてきかせたよ。
子供の床屋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なぜなら、
世間
(
せけん
)
は、
戦争
(
せんそう
)
にたいして
無関心
(
むかんしん
)
なのか、それとも
軍人
(
ぐんじん
)
が
戦争
(
せんそう
)
にいって
負傷
(
ふしょう
)
をするのをあたりまえとでも
思
(
おも
)
っているのか、どちらかのようにしか
考
(
かんが
)
えられなかったからでした。
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“軍人”の解説
軍人(ぐんじん、en: Military Personnel、la: miles、ミーレス)は、軍隊の構成員。
(出典:Wikipedia)
軍
常用漢字
小4
部首:⾞
9画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“軍人”で始まる語句
軍人風
軍人精神
軍人樣
軍人的
軍人等
軍人足