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小田
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おだ
ふりがな文庫
“
小田
(
おだ
)” の例文
そう
小田
(
おだ
)
は
悟
(
さと
)
ると、
自分
(
じぶん
)
の
行為
(
こうい
)
までが
顧
(
かえり
)
みられて、これから、
自分
(
じぶん
)
も、ほんとうの
正
(
ただ
)
しい、
強
(
つよ
)
い
人間
(
にんげん
)
になろうと
決心
(
けっしん
)
したのでした。
笑わなかった少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
国府
(
こう
)
を中心にして、
新川
(
にいかわ
)
や
頸城
(
くびき
)
あたりから、ある時は、赤石、
小田
(
おだ
)
の浜の地方まで、親鸞は、ひょうひょうと布教にあるいた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
うの花にはまだ早い、山田
小田
(
おだ
)
の
紫雲英
(
げんげ
)
、
残
(
のこん
)
の菜の花、並木の随処に相触れては、
狩野
(
かの
)
川が
綟子
(
もじ
)
を張って青く流れた。
雲雀
(
ひばり
)
は石山に高く
囀
(
さえず
)
って、
鼓草
(
たんぽぽ
)
の綿がタイヤの
煽
(
あおり
)
に散った。
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
願わくば一度は
此処
(
ここ
)
にしばらくの仮りの
庵
(
いおり
)
を結んで篁の虫の声
小田
(
おだ
)
の
蛙
(
かわず
)
の音にうき世の塵に
汚
(
けが
)
れたる
腸
(
はらわた
)
すゝがんなど思ううち汽車はいつしか上り坂にかゝりて両側の山迫り来る。
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
とつぜん、うしろで、係長の
小田
(
おだ
)
さんの声がした。
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
雲雀
(
ひばり
)
なく
小田
(
おだ
)
に土持つ
比
(
ころ
)
なれや 珍碩
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
蛙子
(
かえるご
)
や尾先ににごす
小田
(
おだ
)
の水 淵龍
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
山の裾辺の麦の
小田
(
おだ
)
十二神貝十郎手柄話
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「あっ、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
が!」と、
小田
(
おだ
)
が、
大空
(
おおぞら
)
を
指
(
さ
)
しました。はるかに、
空
(
そら
)
をたがいにいたわりながら、
遠
(
とお
)
く
旅
(
たび
)
をする
鳥
(
とり
)
の
影
(
かげ
)
が
見
(
み
)
られました。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正吉
(
しょうきち
)
くんは、はじめて
小田
(
おだ
)
くんの
家
(
うち
)
へあそびにいって、ちょうせんぶなを
見
(
み
)
せてもらったので、たいそうめずらしく
思
(
おも
)
いました。
ちょうせんぶなと美しい小箱
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「こんど、
小田
(
おだ
)
くんのおうちは、とおいところへおひっこしになるので、みなさんとおわかれですから、ごあいさつをなさい。」
片目のごあいさつ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「えっ、すずめの
巣
(
す
)
?」と、みんなは、
上
(
うえ
)
を
見
(
み
)
ていると
小田
(
おだ
)
は、さおを
伸
(
の
)
ばして、
頂
(
いただき
)
についている
丸
(
まる
)
いものを
突
(
つ
)
き
落
(
お
)
としました。
すずめの巣
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
学校
(
がっこう
)
で、
正吉
(
しょうきち
)
は、とりわけ
青木
(
あおき
)
、
小田
(
おだ
)
とは
仲
(
なか
)
よしでした。三
人
(
にん
)
は、
昼
(
ひる
)
の
休
(
やす
)
み
時間
(
じかん
)
に、
運動場
(
うんどうじょう
)
へ
出
(
で
)
て、
木
(
こ
)
かげのところで
話
(
はなし
)
をしていました。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小田
(
おだ
)
は、
自分
(
じぶん
)
の
帽子
(
ぼうし
)
の
中
(
なか
)
へすずめの
巣
(
す
)
を
入
(
い
)
れて、三
人
(
にん
)
は、
教室
(
きょうしつ
)
へ
入
(
はい
)
ると、
帰
(
かえ
)
るまで、どうしておくかということを
相談
(
そうだん
)
しました。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少年小使
(
しょうねんこづか
)
いの
小田
(
おだ
)
賢
(
けん
)
一は、いったのでした。
子供
(
こども
)
たちは、すべて
去
(
さ
)
ってしまって、
学校
(
がっこう
)
の
中
(
なか
)
は、
空
(
あ
)
き
家
(
や
)
にも
等
(
ひと
)
しかったのです。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
佐藤
(
さとう
)
の
答
(
こた
)
えは、ただそれだけでありました。
先生
(
せんせい
)
は、こんど、
小田
(
おだ
)
をおさしになりました。
彼
(
かれ
)
は、
組
(
くみ
)
じゅうでの
乱暴者
(
らんぼうもの
)
でした。
笑わなかった少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
先生
(
せんせい
)
、しかし、あらしになりそうです。また
暗
(
くら
)
くなって、お
帰
(
かえ
)
りにお
困
(
こま
)
りですから。」と、
小田
(
おだ
)
は、
遠慮
(
えんりょ
)
したのでした。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
僕
(
ぼく
)
たち、お
母
(
かあ
)
さんが、かぜをひいてねているので、
今日
(
きょう
)
は、
弁当
(
べんとう
)
を
持
(
も
)
ってこなかったんだ。」と、
北川
(
きたがわ
)
くんが、
小田
(
おだ
)
に
向
(
む
)
かって、
話
(
はな
)
しました。
笑わなかった少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「まあ、こちらへいらして、ごらんください。」と、
助手
(
じょしゅ
)
の
小田
(
おだ
)
さんは、
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
って、
博士
(
はかせ
)
を、しんとした、うすぐらい
研究室
(
けんきゅうしつ
)
へ
案内
(
あんない
)
しました。
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
博士
(
はかせ
)
は、へやへはいってきた
小田
(
おだ
)
さんに、こんどの
旅行
(
りょこう
)
で
見
(
み
)
た
北国
(
ほっこく
)
や、いろいろ
経験
(
けいけん
)
したことを、くわしく
話
(
はな
)
しました。
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
先生
(
せんせい
)
、するとこの
女
(
おんな
)
は、
貞操
(
ていそう
)
をまもりたいばかりに、だまって
死
(
し
)
をえらんだのですね。」と、
小田
(
おだ
)
さんが
聞
(
き
)
きました。
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「よし、
僕
(
ぼく
)
、
登
(
のぼ
)
っていって
取
(
と
)
ろうや。」と、
勇敢
(
ゆうかん
)
で、
元気
(
げんき
)
で、
木登
(
きのぼ
)
りの
上手
(
じょうず
)
な
小田
(
おだ
)
がかしの
木
(
き
)
に
上
(
のぼ
)
りはじめました。
小田
(
おだ
)
は、
下
(
した
)
の
太
(
ふと
)
い
枝
(
えだ
)
に
乗
(
の
)
ったとき
すずめの巣
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「もう、あす、
学校
(
がっこう
)
へいっても
小田
(
おだ
)
くんはこないな。」といって、
目
(
め
)
の
中
(
なか
)
にいっぱいなみだをためていました。
片目のごあいさつ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
小田
(
おだ
)
くん、すこし、
漢文
(
かんぶん
)
を
見
(
み
)
てあげよう。
用
(
よう
)
がすんだら、ここにきたまえ。」と、
老先生
(
ろうせんせい
)
は、いわれた。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そうさ、
小田
(
おだ
)
くんは、それはうまいから。」と、
新
(
しん
)
ちゃんはなにを
思
(
おも
)
いだしたのか、
感心
(
かんしん
)
をしています。
片目のごあいさつ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
僕
(
ぼく
)
たちも、いっしょに、ペスをさがしにゆこう。そして、はやく
見
(
み
)
つかったら、みんなで
釣
(
つ
)
りに
出
(
で
)
かけよう。」と、
小田
(
おだ
)
がいいますと、
高橋
(
たかはし
)
も
賛成
(
さんせい
)
しました。
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
小田
(
おだ
)
のいうことはよくわかる。
頭
(
あたま
)
がいいからだ。そして、いつまでもお
湯
(
ゆ
)
が、あついと
思
(
おも
)
ったり、やまがらに、お
湯
(
ゆ
)
をやるようなものは、
頭
(
あたま
)
がよくないからだ。」
ある日の先生と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ちょうど、そのとき、
小田
(
おだ
)
と
高橋
(
たかはし
)
が、
釣
(
つ
)
りざおとバケツを
下
(
さ
)
げて
達
(
たっ
)
ちゃん
兄弟
(
きょうだい
)
を
誘
(
さそ
)
いにきました。
日曜日
(
にちようび
)
に、
川
(
かわ
)
へ
寒
(
かん
)
ぶなを
釣
(
つ
)
りにゆく、
約束
(
やくそく
)
がしてあったからです。
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
吉雄
(
よしお
)
は
不安
(
ふあん
)
のうちに、
修身
(
しゅうしん
)
の
時間
(
じかん
)
を、一
時間
(
じかん
)
過
(
す
)
ごしました。そして、
休
(
やす
)
み
時間
(
じかん
)
になったときに、
彼
(
かれ
)
は、いつも、はっきりと
先生
(
せんせい
)
に、
問
(
と
)
われたことを
答
(
こた
)
える、
小田
(
おだ
)
に
向
(
む
)
かって
ある日の先生と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「やまがらが、お
湯
(
ゆ
)
を
飲
(
の
)
んだら、
舌
(
した
)
を
焼
(
や
)
くだろうかね。」と、
吉雄
(
よしお
)
は、
小田
(
おだ
)
にたずねました。
ある日の先生と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「このあいだ、おじいさんが
売
(
う
)
りにきたのを
買
(
か
)
ったのだよ。」と、
小田
(
おだ
)
くんはいいました。
ちょうせんぶなと美しい小箱
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小田
(
おだ
)
も、
高橋
(
たかはし
)
も、よくペスのことを
知
(
し
)
っていました。
達
(
たっ
)
ちゃんと
正
(
しょう
)
ちゃんの
話
(
はなし
)
をきくと
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「それよか
君
(
きみ
)
、あしたいっしょに
魚
(
さかな
)
つりにいこうね。」と、
小田
(
おだ
)
くんはいいました。
ちょうせんぶなと美しい小箱
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おい、だれか、
棒
(
ぼう
)
を
持
(
も
)
ってきてくれよ。」と、
叫
(
さけ
)
びました。
孝吉
(
こうきち
)
はすぐ
走
(
はし
)
っていって、
小使
(
こづか
)
い
室
(
しつ
)
のそばに
立
(
た
)
てかけてあった
竹
(
たけ
)
ざおを
持
(
も
)
ってくると、
小田
(
おだ
)
は、それを
木
(
き
)
の
上
(
うえ
)
から
受
(
う
)
け
取
(
と
)
って
すずめの巣
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
“小田”で始まる語句
小田原
小田井
小田原提灯
小田原町
小田島伝蔵
小田巻
小田原城
小田中
小田城
小田切