“北川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きたがわ81.8%
きたがは18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結城氏、同夫人、弘一君、志摩子さん、私の外に退役将校の北川きたがわと云う老人、志摩子さんの友達の琴野ことのさんという娘の七人であった。
何者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
いよいよおひるになって、みんながお弁当べんとうべるときとなったのです。ひとり、北川きたがわだけはつくえかって、宿題しゅくだいをしていました。
笑わなかった少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
瀬戸と大泉のほかに、北川きたがはといふ建築家、津留つるといふ婦人科医、ごうといふ騎兵大尉である。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「うそオつけエ!」と、ぞうきんをさげて来た一番小さい北川きたがは君が、だしぬけに叫びました。それと一しよに、ぞうきんからタラ/\と水が流れました。覚えずぞうきんを握りしめたからです。
掃除当番 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)